北欧製「AMV XP」とトライアル中の国産装甲車
2022年9月下旬、陸上自衛隊が導入を検討中の新たな戦闘車両「共通戦術装輪車」2両が九州北部の港や東名高速の御殿場ICなどで確認されました。
「共通戦術装輪車」とは陸上自衛隊が導入を計画している次世代の車両装備です。ベースとなる車両から様々な派生型を開発し、ファミリー化するため「共通戦術総輪車」という名はいわば総称で、今回確認されたのはそのなかの歩兵戦闘型と機動迫撃砲(自走迫撃砲)型でした。ベースに用いられているのは、陸上自衛隊が導入を進めている、いわゆる「装輪戦車」と呼ばれる16式機動戦闘車。同車は三菱重工が開発・生産を請け負っており、その技術を応用して開発しているようです。
なお、2022年9月現在、陸上自衛隊には一般に歩兵戦闘車(IFV)と呼ばれる装備として「89式装甲戦闘車」、自走迫撃砲として「96式自走120mm迫撃砲」があります。前出の「共通戦術装輪車」の歩兵戦闘型と機動迫撃砲型はこれらの後継になると推察されます。
陸上自衛隊が2022年4月に出した「令和4年度役務等契約(技術援助)募集要項」によると、同年8月から9月の期間で「『共通戦術装輪車』(第2次試験)射撃試験に関する技術援助」が、さらに10月には「『共通戦術装輪車』(第3次試験)射撃試験に関する技術援助」の実施が盛り込まれていました。時期的にはこれに合致することから、恐らく九州の演習場や富士山近傍の演習場などで各種試験を実施するために移動していたものと思われます。(乗りものニュース編集部)
共通戦術装輪車はコマツが開発に失敗した装輪装甲歩兵輸送車の代替として三菱重工が装輪装甲戦闘車の車体を利用して開発していたものだが、現在はフィンランドのAMV装輪装甲車と採用に向けたトライアル中である。これまでの例からしても共通化と言う点からしても多分三菱重工のものが採用されるだろう。採用されれば装甲兵員輸送車、自走迫撃砲、歩兵戦闘車などが量産されるだろう。コマツが装甲車の生産から手を引いてしまったので今後装甲戦闘車両は三菱重工が一手に生産を引き受けることになるだろう。三菱重工にそれだけの生産能力があるのかと言う意見もあるようだが、共通の台車で生産をするなら十分可能だろう。基本兵器は国産でないと万が一の場合に運用や保守点検修理などで問題が生じる場合があるので多少割高でも国産がいいだろう。ずいぶん長い間話題になっていた次期装甲車も正式決定が近いようだ、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2022/10/02 18:31:20 | |
トラックバック(0) |
軍事 | 日記