似て非なる「都市高速」の走り方とは?
首都圏・中京圏・関西圏などの大都市圏には「都市高速」と呼ばれる高速道路が通っている。首都高などがその例で、日々の交通量は群を抜く。NEXCOが管轄している通常の高速道路と接続して都市高速に直接つながっている箇所も多く、連続して走行した経験のあるドライバーも多いだろう。首都高をはじめとした都市高速を運転するのが苦手という声はしばしば聞くが、それは東名高速道路や東北自動車道のような、NEXCO管轄の高速道路と同じように走行してしまうからではないだろうか。都市高速は、実際にはNEXCO管轄の高速道路とは似て非なるものだ。都市高速ならではの特徴をつかむことが、スムーズに走るコツといなる。都市高速ならではの特徴を四つ紹介する。運転するに活用し、よりよい走行に役立ててもらえればと思う。
1. インターやJCTの間隔が短い
都市高速はいくつもの路線が組み合わせって通っている。そして、大都市圏内を移動する目的の人も多い。つまり、近距離での利用が多分に想定されているのだ。そのため、インターやジャンクション(JCT)の間隔は、通常の高速道路よりも短い。ひとつインターを過ぎたと思ったら、次のインターまで2~3kmしかないという場所はさらにある。連続でインターやJCTが現れると、自分が降りる予定のインターや分岐する方向を間違えやすくなる。ナビに目的地を入れていても、ナビの表示の切り替わりに自分が付いていけず、結果、道を間違えることになってしまう。適切なルートを行くためには、事前に下調べをある程度しておく必要がある。地図やインターネットなどで路線図を確認するなどして、正しいルートをいけるようにしておこう。
2. 片側方面のインターやJCTが多い
冒頭でも触れた通り、都市高速は、いくつかの路線が組み合わせって通っている高速道路だ。そのため、かなり複雑な造りをしているうえに、インターやJCTも狭いスペースを利用して設計されている。そんな都市高速では、片側方面しか利用することのできないインターやJCTが多く存在する。たとえば、首都高4号新宿線の「初台ランプ」は、下り方面への入り口と上り方面での出口のみの設置だ。また近郊の「西新宿JCT」は、首都高4号新宿線上り線―首都高中央環状線内回り・外回りと、首都高中央環状線内回り・外回り―首都高4号新宿線下り線のみ利用できる。こちらについても、やはり路線図をしっかり確認して、間違えないようにすることが肝心だ。また、仮に間違っても近くに次のインターがあることが多いため、慌てずに迂回(うかし)するといいだろう。
3. 車線の幅が狭く、急カーブが多い
都市高速は、通常の高速道路よりも車線の幅が狭く造られている。さらに、路肩も無いところも多く窮屈感が否めない。通常の高速道路が車幅3.5mなのに対して、首都高や阪神高速などでは3.25mが基本の幅員だ。そのため、制限速度も都市高速では時速60kmのところが多く、通常の高速道路に比べると低めの設定になっている。制限速度がさらに低下する区間も多いため、こまめに標識を確認することが大事だ。加えて都市高速は、都市部のビル群の間をすり抜けるように通っている区間や、構造上かなり大胆に設計されている箇所も少なくない。そのため、急カーブになっているポイントも多いのが特徴だ。急カーブの手前では、普段に増してしっかり減速したうえで進入し、カーブの終盤に速度を回復させることで、スムーズかつ安全な走行を心掛けたい。
4. 右出口や右合流がある
都市高速とNEXCOが管轄する高速道路との、一番の違いと言ってよいのが、都市高速の特徴でもある右出口や右合流の存在だ。これを認識しているかしていないかだけでも、都市高速を走行する難易度はかなり変わってくる。都市高速の場合、インターやJCTを単体で見ると簡易的なところも多く、構造の関係で右側から合流するところや右側へ流出するところが多くなっている。そのため、通常なら流れが速い右車線でも、出口や合流の兼ね合いで車の流れが悪くなることや、それに伴い急な減速を要するといったことも、間々起きる。さらに、出口渋滞やJCT渋滞などで詰まることもあるため、ある程度想定して走行することが求めらるのだ。都市高速を走行する際は、急な変化にも対応できるよう速度を控えめに、前の車との車間距離を保って走ることを心掛けたい。また、車線変更の回数も増えるので、常に周囲をしっかり確認することも大事だ。
慣れないルートは細心の注意を
都市高速では、都市高速ならではの特徴をつかんで走行することがポイントだ。同じ高速道路でも、NEXCO管轄の高速道路とは別物だと考えて走行するのがいいだろう。年末年始などに遠出や外出をする際には、都市高速をはじめ、普段使わないルートやエリアを運転する機会が増えるかもしれない。慣れない道を運転するのは、誰でも不安や心配がつきまとう。決して気を抜かず、普段以上に周囲への注意を向けてほしい。都市高速の走行も、慣れてくるとだんだん楽しくなってくる。走行するポイントを心にとめつつ、快適なドライブを満喫してもらいたい。(都野塚也(ドライブライター))
首都高は名前は高速道路だが、実際は自動車専用道路で設計は昭和30年代なので今のような高速走行は考慮されていない。設計安全速度は60キロ部分が80%以上で湾岸道が制限速度80キロ、中央環状道が制限速度60キロでその他は50キロとなっているようだ。昔免許取り立てのころ、知人と交代で運転して新潟に行った帰りに首都高に入る前に運転を知人と交代するつもりだったが、何となく交代しそびれて夜間にそのまま首都高に突入してしまった。夜間の首都高は概ね80キロから100キロで流れていて当時はナビなどあるはずもなく表示を見ながら知人に「右だ、左だ」と言われながら車線変更して何とか東京を抜けたが、本当に恐ろしかった。今はナビもあるし、運転にも慣れているのでどうということもないが、免許取り立ての夜の首都高ドライブは死ぬ思いだった。ローリング族などと言ってあんなところを時速150キロ以上で走っている輩がいるそうだが、自爆テロ以外の何物でもない。首都高も流れがあるのであまり低速だと煽られるが、基本、曲がりくねっているし、道幅は狭いし、出口は左右に点在するし、無暗と車線変更するのであまり飛ばさない方がいいだろう。出口を間違っても入り口がたくさんあるのでした道をちょっと走ればまた首都高に乗れる。そう言えば以前の職場では首都高でオービスに引っかかるのが多かった。そう言えば仕事で埼玉に行った帰りに首都高が大渋滞でそんなときに一人がトイレが我慢の限界に達して青い顔をして「もうダメだ、もうダメだ」と悲鳴を上げていた。「どうせ動かないのだからちょっと降りてその辺の何かの制御装置の陰でも行ってやってこい」と言ったらしばらく躊躇っていたが、意を決して車を降りて用を足して戻ってきたが、その間、10メートルも動かなかった。戻ってきた彼氏、精魂尽き果てたといった様子でがっくりとうなだれてしばらく動かなかった。女性だったらどうするんだろうと思ったが、ある女性が夜の東名の渋滞でどうにも我慢ができなくなって車を路側帯一杯に停めてその陰で用を足したとか言っていた。そうした悲劇に対応するために今の車には携帯トイレを置いてあるが、あれもなかなか使いにくそうだ。一人ならいいけどねえ、同乗者がいるとねえ。首都高はオリンピックに間に合わせるためにできるだけ工事がやり易いようビルの間を縫って通したり川や掘割の上を通すなど走り易さより用地買収や工事のやり易さを主眼に作られているし、70年近く前の話なので当時の車の性能も今とは比較にならないほど低かったので高速で走行するようには作られていない。一時期制限速度40キロなんて時代もあったから首都高はあまり飛ばさないでおとなしく走った方がいいだろう。バイクのライダーなんか側壁に衝突して下に落っこちたりするし、山手トンネルなんてあんな長いトンネルで事故でも起こしたら救われない。首都高は高速道路ではなくて自動車専用道路、しかも設計が古いので高速で走行することを考慮していない。気をつけて事故のないようゆっくり走ろう、・・(^_-)-☆。
Posted at 2022/12/25 22:40:59 | |
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