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ntkd29のブログ一覧

2017年08月17日 イイね!

来年度防衛予算の最重点は弾道弾対策とステルス対策か、・・(^。^)y-.。o○




防衛省がミサイル防衛(MD)強化に向け、イージス艦の迎撃システムの地上配備型である「イージス・アショア」を中心とした新装備の取得を平成30年度予算案の概算要求に盛り込む方針を固めたことが17日、分かった。ステルス機や弾道ミサイルの早期発見のため、国産の次期警戒管制レーダー「MIMO(マイモ)」の試作費約196億円も計上する。政府関係者が明らかにした。

 
MD新装備の導入や新型レーダー整備は、核・ミサイル開発を進める北朝鮮の脅威に対し、抑止・対処能力を向上させる狙いがある。

 
イージス・アショアの概算要求は、開発した米政府の協力が必要なため、額を明示しない「事項要求」とする。ワシントンを訪問中の小野寺五(いつ)典(のり)防衛相は17日午後(日本時間18日未明)にマティス米国防長官と会談する予定で、取得に向けた協力を要請する方針。これとは別に、「あたご」型イージス艦にMD能力を付与する改修を今年度末から前倒しして年内にも完了させることを目指す。

 
MIMOは複数の小型アンテナを分散配置し、それぞれのアンテナが受信した情報を統合処理するもので、現行レーダーよりも早期のステルス機発見を可能にする。弾道ミサイル探知能力も備え、航空自衛隊が運用する地上レーダー「FPS5」と比べて性能が向上するという。

 
35年度までに開発を完了し、36年度からの実戦配備を目指す。従来のレーダーよりもコンパクトになることで低コスト、省エネを実現する。また、分散配置することで1カ所のレーダーが破壊されても早期復旧を図ることができ、抗堪性も高くなる。

 
一方、中国の衛星破壊兵器や宇宙ごみ(スペースデブリ)を念頭に、空自に宇宙状況監視(SSA)運用部隊を設置する。自衛隊では初の宇宙専門部隊となる。30年度に米軍主催の宇宙作戦に関する多国間演習「シュリーバー演習」に初めて参加する方針で、関連経費を概算要求に盛り込む。また、同年度内に宇宙監視レーダーの設置場所の選定も行う。

 
政府は米政府とのSSA協力を進めており、34年度までに宇宙航空研究開発機構(JAXA)と米軍の間でシステムの連携を完成させる計画だ。35年度からは空自部隊が宇宙監視レーダーの運用を開始することを目指す。




太平洋戦争で苦杯をなめた日本のレーダー技術はその後恐るべき発達を遂げているようでうわさでは日本に飛来したF22をたびたび捉えているとか、・・。ステルス機とは言っても見えないわけではなくレーダー波を反射する度合いが低いということなのでレーダーの出力なり解像度を上げるとか、複数のレーダーで追尾して判定するとか方法はあるようだ。日本のことだからAESAレーダーの各素子の送受信精度を上げて各素子が捉えた目標の微細な位置のずれを検出してステルスを破ろうなんてことを考えているんじゃないだろうか。X-2もその試験で使用されるのかな。弾道弾迎撃に関しては陸上版イージス導入が目玉だろう。イージス艦も建造時に弾道弾迎撃能力を付与できないんだろうか。建造してから改修っていかにも不合理な気がするが、・・。防衛も当面は弾道弾対策が最重点になるそうではある、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2017/08/17 11:32:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治 | 日記
2017年08月17日 イイね!

インドとも国境紛争を続ける中国様、・・(^。^)y-.。o○。




インドと中国の国境地帯で緊張状態が続く中、カシミール地方ラダック付近で15日、両軍の兵士らによる小競り合いが発生した。インド治安筋が16日、産経新聞に明らかにした。インド側ではこれまで、中国製品の不買運動が起きており、中国への反発がいっそう強まりそうだ。

 
治安筋によれば、小競り合いは、両国の実効支配線で仕切られているパンゴン湖の北岸土手で起きた。中国兵らが2度にわたりインド領へ入り込もうとしたため、インド兵らが阻止したところ、中国側が投石を始め、インド側も投石と「人間の鎖」で対抗した。両軍兵士が軽傷を負った。15日はインドの独立記念日だった。

 
現場周辺のカシミール地方では、中印双方が領有権を主張している。中印両軍はインドに隣接する中国とブータンの境界付近で、6月17日以降、領有権問題をめぐる対峙(たいじ)を続けている。

 
インディアン・エクスプレス紙がインド軍筋の話として伝えたところでは、8月15日には2005年以来毎年、実効支配線の5地点で両軍の儀礼的な会合が行われてきたが、今年は初めて、中国側がインド側の招きに応じなかったという。

 
印与党、インド人民党(BJP)に近い「世界ヒンズー協会」は6月28日以来、中国製品の不買運動を訴えており、7月4日にはニューデリーの中国大使館前で中国への抗議デモを行っている。




中国と言う国はかくも超覇権主義、国家膨張主義の国ではあります。何しろ九段線とか言って海を埋め立てて島を作って「俺の島だ」という信じられないことをする国だからこの先も何をするか分からない。北のバカ大将も脅威だが、もっと大きな脅威が日本のお隣さんの中にいることをしっかりと認識しておかないといけない。
Posted at 2017/08/17 11:30:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 軍事 | 日記
2017年08月17日 イイね!

中国漁船団、尖閣諸島海域に出港、・・(^。^)y-.。o○




沖縄県の尖閣諸島周辺へ向けて出港する、中国の大漁船団。武装した漁師が乗っている可能性もあり、尖閣の海が、再び緊迫している。爆竹を鳴らしながら、次々と港を出て行く船。


ここは、中国・福建省の漁港。漁が解禁される日を迎え、港からは多くの漁船が出港している。中には、尖閣諸島周辺に行く船もあるという。副市長は「休漁期は終わりです。漁は全面解禁です」と話した。日本時間の16日午後1時、中国政府は東シナ海での漁を解禁。この港を拠点としている、およそ600隻の漁船のうち、およそ半分が、沖縄県の尖閣諸島周辺に向かうという。


港にいた人は「釣魚(尖閣諸島)とフィリピンへ行くよ」、「(釣魚島など)遠いところへ行くと思います。最近は、近海の資源が減っているので」などと話した。漁の解禁に合わせて行われたセレモニー。黒い服を着た男女が、板のようなものを持ち、頭を下げる。漁に向かう漁師たちの無事を祈って行われるものだという。


尖閣諸島周辺は、日本の領海の外なら、中国漁船による操業が認められている。ところが、2016年は、200隻から300隻の中国漁船が押し寄せ、漁船とともに、中国海警局の船も領海侵犯を繰り返す事態となり、当時の岸田外相が駐日中国大使を呼び、抗議した。


あれから、およそ1年。2017年も、尖閣諸島周辺に向け出港した、中国漁船。この映像を見た、東海大学の山田吉彦教授は「この船団はしっかりコントロールされた、統率した動きをとるものである。後ろに見える指示船と思われる船には、日本製のかなり高精度のレーダーが積まれていることがわかる。大きな規模の船団なので、滞在期間が長くとれる。中国の海域なんだということを定着させる思惑がある」と話した。
漁民によれば、距離や船の大きさに応じて、中国政府から補助金が出ていて、福建省から遠い尖閣諸島にも行きやすいという。


また漁船には、「海上民兵」と呼ばれる武装した漁師が乗っていることがあるという。漁民は「民兵か? いるよ。釣魚島(尖閣諸島)に行けば、あちこちにいるよ」と話した。2017年も、民兵が乗った中国漁船や海警局の船が、日本の領海に侵入する可能性もある。


しかし、山田教授によれば、2017年は、中国側に日本への配慮も見られるという。山田教授は「ことしは、日本の動向を見ながら、日本がいったん落ち着く『終戦の日』以降、解禁になってきた。北朝鮮情勢もあり、今、日中関係で必要以上に問題を起こそうという意図は感じられない」と話した。


7月にドイツで行われた日中首脳会談では、安倍首相は「上野動物園で生まれたパンダも、元気に育っています」と述べた。安倍首相が、中国が唱える現代のシルクロード構想「一帯一路」への協力を表明するなど、冷え込んだ日中関係に雪解けのムードも出ている。


そんな中、解禁された尖閣諸島周辺での中国漁船による漁。2017年も、領海侵犯が繰り返されることになるのか。政府は、海上保安庁の巡視船などで警戒を続けている。




基本的には魚を取りたいという中国漁民を政府がうまく利用しているのだろう。最初から政治的意味合いで船団を組織しているわけではなく漁船団に政治的な役割を負わせているのだろう。そして統率の要となる船に民兵を配置しているんだろう。日本にとって尖閣は唯一実効支配している地域だからそれだけは手放してはいけない。頑張れ、海保。良い時期だから神風にでも少し暴れてもらおうか、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2017/08/17 11:29:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 政治 | 日記
2017年08月17日 イイね!

宇宙航空自衛隊誕生か、・・(^。^)y-.。o○




防衛省が、人工衛星の活用を妨げる宇宙ごみ(スペースデブリ)や衛星破壊兵器を監視する専用の地上レーダーを開発することが16日、分かった。レーダーを運用する専門部隊を航空自衛隊に新設することに向け、準備要員の配置も始めた。北朝鮮の弾道ミサイル警戒など人工衛星は安全保障上の重要性が高まっており、防衛省・自衛隊として独自に宇宙監視に取り組むことが不可欠と判断した。

 
宇宙監視レーダーはシステム設計の最終段階で、防衛省は今月末に締め切られる平成30年度予算案概算要求にレーダーの整備費を盛り込みたい考えだ。35年度からの運用を目指す。

 
防衛省が宇宙監視レーダーの開発・運用に乗り出すのは宇宙ごみが増加しているためだ。各国の人工衛星の打ち上げが増え、活用を終えた衛星やロケット部品が地球を周回する宇宙ごみも増加し続け、その数は1億個以上と指摘される。

 
19年に衛星破壊実験で約3千個の宇宙ごみを発生させた中国は衛星破壊兵器の開発を進めており、攻撃される恐れも強まっている。

 
一方、日本の安全保障上、衛星の活用は欠かせず、北朝鮮のミサイルを監視する情報収集衛星が代表的。自衛隊の部隊運用で重要となる指揮・統制は通信衛星に支えられ、衛星利用測位システム(GPS)もミサイルの精密誘導に使われている。

 
1センチ程度の宇宙ごみが衝突しただけで衛星の機能は失われるとされ、情報収集と自衛隊の運用・装備に壊滅的な被害が生じる。そのため宇宙ごみや衛星破壊を狙う不審な物体の接近を監視し、衝突する危険性があれば軌道を変更して回避させなければならない。

 
防衛省は当初、弾道ミサイル探知用の空自の地上レーダー「FPS-5」の能力を向上させることを検討したが、高度3万6千キロの静止軌道帯の宇宙ごみを監視するには専用レーダーを開発する必要があると結論づけた。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が先行してレーダーと光学望遠鏡の観測データを基に宇宙監視を行っており、防衛省は情報を共有する方針。




うーん、今は衛星がないと組織の機能が失われる時代か。まあ、現実的には他国の衛星軌道の監視や弾道ミサイル監視など他の目的もあるのだろうが、現実にスターウオーズの世界になってきたようだ。そのうちに衛星破壊衛星迎撃ミサイルなどを装備した衛星が打ち上げられるんだろうか。それとも戦闘衛星とか言って危険な衛星があればミサイルや高エネルギー兵器で破壊してしまう衛星とか、・・。宇宙も平和利用では済まない時代になってきたようだ、・・(^。^)y-.。o○。

Posted at 2017/08/17 11:27:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 軍事 | 日記
2017年08月16日 イイね!

翼の向こうに(81)




高瀬は私に語りかけるというよりも自分に言い聞かせるように長い間話し続けていた。戦闘に臨む時の高瀬は抜き放った白刃のように刺すような光を放っていた。しかし今高瀬は絹のように滑らかに優しく輝いていた。


「うん、楽しかった。今まで考えていたことを、全部ではないにしても大筋は話すことができた。まだまだ未熟な考えだがな。これからまた行ったり来たりして纏め上げていかなくては理論にもならんな。まあそれもその時間を与えられたらの話だが。しかし楽しかった。

 
それからな、神のこと、あれから色々考えてみたんだが、正直なところを言えば、俺はこの世に神様がいるとは思っていない。もしも敢えて神の存在を問うのなら、それは人間一人一人の心の中に問うべきなんだろうと思う。我々が神と言おうとしているものは人間が望み得る最高の良心であり、そして優しさなんだろう。どんなに力を尽くしてみても人がその領域に達することは絶対に不可能なんだが、常にその良心や優しさに向き合って自分を律していくことが信仰なんだと思う。

 
それとな、無力な神と智枝さんがそう言っていた例の話、俺はな、色々考えてみたが、神は無力なんじゃない。神を無力と言うことは、それは俺達自身が何も出来ない無力な、そしておろかな生き物だということになってしまう。だから神は、俺たち人間に自分で力を尽くせとそう言っているんだ。自分で自分が抱えている問題と向き合って、力を尽くして答えを出してみろときっとそう言っているんだよ。彼女もそれが理解できたからこそ、今ここでこうしているんだと思う。」

 
高瀬は穏やかに笑った。そして湯飲みを取ってゆっくりと口に運んだ。その時玄関の開く音が聞こえて小桜が入って来た。


「負傷された方が多くて遅くなりました。今すぐに何か支度しますから。」


小桜は土間で私たちに声をかけた。


「ああ、それから高瀬中尉、佐山飛行長から伝言です。『翌朝、○七○○に指揮所に出頭せよ。』」


「高瀬中尉、翌朝○七○○、指揮所に出頭します。」

 
高瀬は弾かれたように立ち上がると命令を復唱した。その大げさな様子に小桜が笑い出した。
ささやかな夕食が終わると小桜が薬を取り出して渡してくれた。それを飲み込むとむやみと眠気が差してきた。


「眠い。少し目を瞑っているから適当にやっていてくれ。」


私は高瀬に断わって体を横たえて目を瞑った。


「どうしたんだ、急に。」


高瀬が小桜に尋ねる声が聞こえた。


「市川軍医が『よく休めるように。』と睡眠薬を処方してくれました。」


「そうか、命を投げ出す覚悟をしたんだ。きっと疲れているんだろうから、それも良いのかも知れない。」


それからしばらく器の触れ合う音や小桜が居間と土間を往復する足音が聞こえた。


「武田がこれではここにいるのはどうも具合が悪い。智恵さん、ぼくは部隊に戻るよ。」

 
高瀬の声が聞こえたがその辺りから私は急速に眠りに落ちていった。朦朧とする意識の中で高瀬を留めようとする小桜の声が聞こえたような気がするが、それから先は深い眠りへと落ちていった。

 
翌朝、目が覚めたときは高瀬も小桜もすでに出かけたようで姿がなかった。独り残された私は手持ち無沙汰を持て余していたところに軍電が鳴り響いた。電話を取ると司令部からだった。敵の機動部隊が接近している。大規模な空襲をかけてくる恐れがあるので非常呼集に応じられるよう待機せよということだった。空襲をかけられても反撃はおろか、これを撃退して守りきる戦力もなかったが、戦闘が継続されている以上見敵必戦は海軍の信条だった。

 
私自身も午後には自主的に部隊に戻ろうと思っていたので渡りに船とばかり司令部差し回しの側車に乗り込んで部隊へ戻った。基地は一見静かだったが各部隊は搭乗員が集合し、そこここの掩体では出撃に備えて機体の整備が行われていた。


「機動部隊を発見したら機先を制して乾坤一擲の特攻攻撃をかける。今偵察機が捜索中だ。」

 
司令部は力んでいたが相変わらず夢物語のような敵機動部隊撃滅に力瘤を入れている司令部には反感を通り越した白々しさを感じた。結局その日は一日中厳戒態勢が続いたが、午後に沖縄から飛来した陸軍機の散発的な攻撃があっただけで敵機動部隊接近の兆候はなく、早朝からの努力は空振りに終わった。高瀬がヒントを与えた防空部隊は来襲する敵機に果敢に反撃して一機を撃墜、他にも数機に白煙を吐かせて撃退して気勢を上げていた。私自身はさすがに搭乗割には入れてもらえず指揮所の雑用や対空見張りの指揮で一日を終えた。

 
夕方遅くになって索敵に出ていた偵察機が戻り始めたが、哨戒の敵戦闘機に遭遇して未帰還になったものもあり、日没とともに警戒態勢解除になった基地にも安堵の中に一抹の寂しさが漂っていた。この後も沖縄海域の敵艦隊に対する散発的な特攻攻撃は終戦まで続けられたが、二度と大規模な海空戦が生起することはなかった。本土決戦に備えてなけなしの航空戦力は温存され、日本の空はほとんど敵のしたい放題という状態になってしまった。我々の部隊は西日本に展開する海軍航空隊の中でも唯一と言ってもいい制空隊であったことから、敵機来襲の報があれば迎撃には飛び立ったが、その活動は燃料や機材の不足から低調にならざるを得なかった。

 
私たちは自嘲的な意味もこめて自分たちの攻撃方法を『落穂拾い』と呼んだが、それは押し寄せる敵の一梯団を選んで急襲的な一撃をかけ、後は数に勝る敵に取り込まれないように一目散に逃げる戦法だった。私は戦闘空域に留まるのは五分、長くても十分を限度として、その間敵の侵攻能力減殺のため、できるだけ多くの敵機に損傷を与えることを目標とし、あえて撃墜には拘らなかった。そうして戦力の温存を図っても戦えば損害は当然のように発生したし、それはほとんど補給の途絶えかかった我々には決して小さなものではなかった。

 
7月の末には搭乗員の総数は最盛期の半分以下に減り、開隊以来の搭乗員は山下隊長、高瀬、島田一飛曹や私などほんの一握りになってしまっていた。それでも山下隊長の戦意は少しの衰えも見せなかった。攻撃最優先を公言して常に部隊の先頭に立って戦っていた、死神も尻込みして近づかないように思えたこの戦闘機乗りにも最期の時がやって来た。

 
その日は沖縄から飛来したB二四の攻撃に向かったが、攻撃の半ばで護衛のP五一の急襲を受けて味方はばらばらに分断されてしまった。高瀬は空から降ってくるように攻撃をかけてくるP五一をうまくかわすと上昇しようと反転する敵機を捉えて撃墜していたが、私は後から後から降って来る敵の攻撃をかわすのが精一杯だった。

 
基地に戻ると他の小隊はまだ誰も戻っていなかった。高瀬が直卒した第三小隊は上空掩護だったので七機とも無事に帰ってきたが、攻撃を受け持った第一、第二小隊はかなりの損害を出していたようだった。第二小隊は七機が出て三機が未帰還、第一小隊は半数の四機が未帰還だった。その中に山下隊長が含まれていた。


「隊長はP五一の奇襲を受けて煙を吐きながら降下して行きました。隊長機には藤田上飛曹が付き添っていましたが、P公の襲撃が激しくて思うように掩護できず、隊長機を見失ってしまいました。」

 
直卒の三番機だった木下上飛曹が涙を流しながら悔しそうに報告した。九州の各基地に山下隊長機と藤田上飛曹機の不時着の有無について確認の電報が打たれ、部隊の全員が指揮所に集まって双眼鏡で四方の空を見張ったが、二機の行方は確認できないまま日が暮れようとしていた。誰もが暗くなって見通しの利かない空に双眼鏡を向けていたが、夕暮れの空は静まり返ったまま味方機帰還の爆音は聞こえなかった。二機はそれから三日間行方不明として扱われた後に戦死と認定され、山下隊長は功績抜群として二階級特進して中佐に昇進したことが全軍に布告された。


Posted at 2017/08/16 15:06:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小説2 | 日記

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ntkd29です。CB1300スーパーボルドールに乗って11年、スーパーボルドールも2代目になりました。CB1300スーパーボルドール、切っても切れない相棒にな...
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