自民党総裁選で再選を期する菅義偉首相が「政権延命」に躍起になっている。苦戦が予想される総裁選の回避を狙い、今月中旬にも解散に踏み切るとの観測が打ち上がると、党内から批判が噴出。早々に打ち消す事態となった。6日にも党役員人事に着手し、起死回生を図りたいところだが、その思惑が見透かされ、政権浮揚の効果には疑問符が付く。自らの延命に執心する姿に党内では反発が強まっている。
首相は8月31日、二階俊博幹事長と東京都内の衆院議員宿舎でひそかに会談。自民党関係者によると、首相が9月中旬に解散に踏み切る可能性を示唆したところ、二階氏は「首相の判断ですから」と話したという。衆院選は「10月5日公示、17日投開票」との情報が駆け巡った。
だが、一夜にして首相の「延命解散」には待ったが掛かった。関係者によると、安倍晋三前首相は8月31日夜、「総裁選はやるべきだ」と首相に電話で伝えたという。小泉進次郎環境相も「解散をして総裁選を先送りすれば、首相も自民党も終わる」と直接首相に進言したという。
首相が解散にこだわるのは、内閣支持率が低迷する中、総裁選の苦戦が予想されているからだ。前回と一変して主要派閥の様子見が続く一方、首相に近い無派閥議員グループ内からも「首相では厳しい」との声が上がり、首相は周囲にいらだちをぶつけたという。過去に現職首相が総裁選で敗れたのは1978年の福田赳夫氏のみ。立候補を表明している岸田文雄前政調会長は2日、総裁選の政策を発表する。着々と支持固めを進めており、党内には「首相は岸田氏との一騎打ちになれば不利だ」との見方も。政府関係者は「首相の本音は総裁選を戦いたくない」と明かす。
反転攻勢に出ようと打ち上げたのは、二階氏の交代を含む党役員の刷新。「岸田氏の目玉政策つぶし」(岸田派幹部)と批判を浴びるが、首相周辺からは「打つべき手は何でもやればいい。選挙に向けて局面が変わるはずだ」と期待をかける。だが、解散シナリオも人事も、首相の権力維持だけを考えた“愚策”と受け止められている。中谷元・元防衛相は1日、グループの会合で「党員や国民がどう見るか、恐らくへきえきするのではないか」と苦言を呈した。官邸関係者も「コロナ最優先と言いながら、結局は自らが権力にしがみついているように見える」と嘆いた。
12日には福岡や東京などが緊急事態宣言の期限を迎える。政権内には全面解除に否定的な見方が根強く、「総裁選、総選挙どころではない」との声も。首相に対抗する岸田氏は周囲にこう皮肉った。「政情がめちゃくちゃ不安定だな。日本のリーダーなんだから、ふらふらしてないでしっかりやってほしいよ」(古川幸太郎、河合仁志、大坪拓也)
菅さんはもう無理だろう。大体、自分の思うところをはっきりと国民に伝えられないような人が一国の総理大臣などやってはいけない。本来は総理ではなく幹事長など党内の要職が似合う人だった。経験が長いし、裏技にも通じているし、権力志向も強いようだから適任だろう。官房長官など要職の経験が長いので結構手堅くやるかと思ったが、これほど発信力もパフォーマンス力もなく、はったりをかます度胸もなく、有事の感覚にかけているとは思わなかった。それでも新型コロナウィルスが相手と言う不測の事態もあったが、これももう少し有事という感覚と国民に対する説明力があれば状況は変わっていたかもしれない。オリパラも支持を上げるに至らず、最後は党内人事の刷新と自民党総裁選前の解散総選挙と言う奇手に打って出ようとしたが、こうなるともう保身以外の何物でもない。平井のバカ大臣は早々に「岸田支持」を打ち出して泥船脱出を図っている。まあセコい人間のやりそうなことだ。この際、潔く総裁選の前に退陣を表明して次に譲るべきだろう。岸田氏がいいとも思わないが、このままでまた恐怖の立憲民主党政権などになった日には日本が崩壊する。最後の奇手として緑のタヌキを担ぎ出すか。あれなら選挙は勝てる。ただその後はどうなるか分からんけど、‥(^。^)y-.。o○。
Posted at 2021/09/02 11:39:16 | |
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