
新車の納期が読めない昨今、クルマを買いたいけど納期で妥協はしなくない…という心情の人は少なくないだろう。心情の日本車を見つめ続けて45年のベストカー編集部が厳選した、今だから再評価したいスポーツモデル4台をご紹介!
※本稿は2022年9月のものです。各「値引き額」はひと声値引きで、遠藤 徹氏調べ。店舗 や時期などにより、この金額を引き出せない場合もあります
文/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年10月10日号
■追加の6MTもいいが、2LターボのSZが推し!「トヨタ GRスープラ」
スープラというと、直6、3Lターボエンジンを搭載するRZに6速MTが新設定されたというニュースが目新しく、たしかにこれがやっぱり魅力的!という話になるのだが、直4、2LターボのSZの存在を忘れてはならない。2Lターボでもハイパワー仕様、258ps/40.8kgmのSZ-Rではなく、197ps/32.7kgmのSZだ。このBMW製のエンジン、とにかく低中回転からトルクの出方が気持ちいい。どこから踏んでもアクセルに敏感に反応するトルクレスポンスなので、スペックでイメージするより「速い」印象で、8速ATの出来もいいのでキビキビ走る。そして何よりも、直6エンジンよりもフロントが圧倒的に軽く、操縦性が軽快でヒラリヒラリと向きを変える。タイヤもF:225/50R17、R:255/45R17と、他グレードよりも小さく軽いので、これもフットワークのよさに寄与する。499万5000円という価格も嬉しい。
●トヨタ スープラ
・価格:499万5000円
・納期:約10カ月
・値引き:25万円
●トヨタ スープラ(SZ)主要諸元
・ボディサイズ:全長4380×全幅1865×全高1295mm
・車重:1460kg
・最小回転半径:5.2m
・エンジン:2L、直4ターボ(197ps/32.7kgm)
・燃費(WLTCモード):14.5km/L
・価格:499万5000円
■軽さを忘れ、トルクフルなロードスターを楽しむ「マツダ ロードスターRF」
ロードスターの本質は軽さで、これは紛れもない事実。だから『990S』という、軽量化に焦点を絞ったモデルが特別仕様として投入され、それがまた、乗ったらとても楽しくて、やっぱりロードスターは軽さが命!と再認識したりするわけだ。エンジンはあの1.5Lのパワー感がちょうどいい、という理屈もむべなるかな、なのだ。そんな"本質"の逆張りのような存在がRF。電動ルーフを採用するため車重は100kgほど重くなるし、重心は幌のロードスターよりも高くなる。エンジンは2Lで車重増に対応するのだが、なんか"本質"から外れた印象は否めない。でも乗ってみれば20.9kgmの最大トルクを発揮する2Lエンジンはトルクフルで気持ちいい。重さがネガかというと、まったくそんなことはない。先入観を持たずに評価すれば、RFはFRスポーツの走りを満喫できる貴重な存在なのだ。
●マツダ ロードスターRF
・価格:346万1700~392万2600円
・納期:5カ月
・値引き額:15万円
●マツダ ロードスターRF(RS)主要諸元
・ボディサイズ:全長3915×全幅1735×全高1245mm
・車重:1100kg
・最小回転半径:4.7m
・エンジン:2L、直4(184ps/20.9kgm)
・燃費(WLTCモード):15.8km/L
・価格:392万2600円
■風を感じる軽やかさ。やっぱ楽しいクルマです!「ダイハツ コペン」
2代目となる現行型のデビューは2014年6月。新開発「D-Frame」を軸に、主要外板を樹脂製として容易に着脱可能とすることで、さまざまなエクステリアデザインに変身できる、というコンセプトが新鮮だった。実際、ローブ、セロ、エクスプレイという3タイプのエクステリアが設定され、変更させることも可能である。
オープン2シーター軽自動車というコンセプトは、ちょうど同時期にホンダS660が存在した。車体剛性の高さをアピールするミドシップのS660に対し、FFのコペンは、着せ替え可能なボディというコンセプトも手伝い、ややファッション性を重視したようなイメージで対比されてきた。しかし、改めて乗ってみると低いヒップポイント、タイトなコックピット、そしてオープンエアの爽快感!コンパクトな車体でキビキビ走る気持ちよさはまぎれもなくスポーツカーだ。トヨタでも買えるGRスポーツも設定され、さらにスポーティさを味わえるのもうれしい。
●ダイハツ コペン Cero
・価格:188万8700円~243万7200円
・納期:6カ月
・値引き:15万円
●ダイハツ コペン Cero(5MT)主要諸元
・ボディサイズ:全長3395×全幅1475×全高1280mm
・車重:850kg
・最小回転半径:4.6m
・エンジン:0.66L、直3ターボ(64ps/9.4kgm)
・燃費(WLTCモード):18.6km/L
・価格:196万5700円
■「2年前に熟成度を深めた、これぞFRスポーツ」レクサス IS
現行E30系レクサスISがデビューしたのは2013年5月なので、すでに9年以上が経過。この間、大きな変更が2回あり、幾度にもわたる細部の改良が施されている。息の長いモデルなので、シャシーの基本設計が古くなってしまっている、という懸念がある一方、2016年10月のマイナーチェンジではフロントサスロアアームをアルミ化するなどの改良を施し、さらに2020年11月のマイナーチェンジではフロントサスサイドメンバーのスポット打点を増し、ボディ構造にも手を入れて剛性アップ。さらにはショックアブソーバーのチューニングを最適化するなど、大掛かりな改良で熟成度を深め、基本設計の古さを補っている。実際に乗ると、ミッドサイズの後輪駆動スポーツサルーンの魅力を存分に感じさせる操縦性を味わえる。販売の中心となる2.5Lハイブリッドは最新エンジンではないが、モーターとのパワーバランスが最適にチューニングされて伸びのよさを感じるなど、仕上がりのよさを感じるのだ。
●レクサスIS
・価格:480万~650万円
・納期:約6カ月
・値引き:15万円
●レクサスIS300(バージョンL)主要諸元
・ボディサイズ:全長4710×全幅1840×全高1435mm
・車重:1640kg
・最小回転半径:5.2m
・エンジン:2L、直4ターボ(245ps/35.7kgm)
・燃費(WLTCモード):12.2km/L
・価格:555万円
この4車種で最もコスパがいいのはコペンだろう。実際3年半コペンに乗っていたが、なかなか面白い車だった。エンジンは3気筒660㏄なので過給しているとは言ってもパワーはそれなりだが、決して非力と言う感じはしなかった。過給が始まるとタイヤが空転するほどのパワーが出た。高速でもあっという間に140キロになるのでもたつくという感じはなかった。足回りは昭和のスポーツカーでガチガチに固めてあってロールはほとんどしなかった。その分路面の凹凸はすべて伝えてきたが、まあそれはそれで悪い気はしなかった。車内も何とか乗車定員分の快適スペースは確保されているので慣れれば窮屈と言うことはなかった。屋根をたたまなければトランクはそれなりのスペースがあったし、屋根をたたんでもデイパック2個分くらいは入りそうなスペースがあった。価格はビルシュタインのショックにモモのステアリング、レカロのシート装備のSでオプション付けても300万弱でコスパがいい。2016年の時点で納期は4カ月だった。当時としては結構長い納期だったが、半分手作りのようなものなので仕方がないと思っていた。スープラは86GRを買うときに検討したが、来年分の予約に入るかどうかとか言うし、ATしかなかったのでやめた。でかいので車庫に入れ辛いかも知れないしねえ。SZは馬力は大したことはないけどトルクがあるので普通に乗るには乗りやすいだろう。ただ500万という価格ならほかにも候補がありそうだ。そう言ったら86GRも一緒か。ISは大規模マイナー後のやつはいいというが、セダンだからねえ。一人しか乗らない人間にはドア4枚も必要ない。やっぱりスポーツカーというなら2ドア2シーターか2by2じゃないとねえ。コペンピッタリじゃないか。マツダのロードスターはいい車らしい。コペンを買ったときに候補にして見に行ったが、ディーラーさんがあまり熱心じゃないのでやめた。トヨタが86を開発する前にマツダにスポーツカーの作り方のノウハウを聞きに行ったら、「スポーツカーは儲かっても儲からなくても作り続けないとダメですよ」とか言われたとか言われなかったとか。まさしくそのとおりでもしも本当にそう言われたのならいいスポーツカーを何車種も持っていたけど儲からないとか言ってすべてやめてしまったトヨタは一言もなかっただろう。その後スバルと共同で86を作りBMWと共同でスープラを作りWRCで勝つためにやっと独自にGRヤリスを作った。2025年にはBMWとの契約が切れるのでトヨタはスープラを継続するなら独自車両を開発するのだろう。もう様々いろいろな情報が飛び交っているが、それなりの車を出してくるだろう。GRヤリスの次はそれを買うか。ここに掲示されている4台ならコペンが1番、2番目がロードスターかな。スープラとISはパスだな。でもトヨタファンでトヨタの株主だからトヨタを買ってやらないといけないな。でも車として見たらコペン、ロードスターだろう、・・(^_-)-☆。
Posted at 2022/11/13 00:40:15 | |
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