
お盆休みを利用して、8月11日、12日の1泊2日で
福島(裏磐梯・会津)へ出かけてきました。
今回娘は爺ちゃん、婆ちゃんとお留守番ということもあり、
あまり遠くへ行くことができず、何箇所かの候補の中から
震災復興に少しでもお役に立てれればということで、福島へ行くことに。
もう1泊できれば山形や仙台にも足が伸ばせたのですが、それは次の機会にでも行こうと思います。
自宅を6時半過ぎに出発し、途中実家に寄ってから首都高湾岸線に入り、西にクルマを
進めていきます。
通勤時間帯ということもあり、大井の料金所で渋滞。ここでロスをしてしまいましたが、
その後は大きな渋滞に捕まることなく、中央環状線、川口線と経由して東北道の
浦和料金所に到着。この時点で9時を過ぎていました。
普段よりも交通量は多かったのですが、お盆の渋滞予想では翌日の12日が下りの
ピークということもあり、混むことはないだろうと高を括っていたのですが、那須を
過ぎたあたりから様子が変わり、 一気に流れが悪くなってきました。
その後は流れたと思ったら渋滞とそれの繰り返しで、福島西ICには13時過ぎの
到着と予定よりも2時間ほど遅れることに。
福島西ICから「磐梯吾妻スカイライン」を目指します。
お友達のブログで知ったのですが、福島県が管理している有料道路3区間(磐梯吾妻スカイライン、
磐梯吾妻レークライン、磐梯山ゴールドライン)が11月15日まで
無料開放となっております。
これが呼び水になって、多くの観光客が訪れると良いのですが・・・
吾妻側からスカイラインに入るクルマはあまり多くなく、対向車はそこそこ走っていました。
その大半は関東ナンバーでしたので、無料開放の効果が出ているのかもしれません。
「
吾妻八景」と呼ばれるビューポイントの内、手前のつばくろ谷と、浄土平に立ち寄ることにしました。
標高が上がるにつれて雲が厚くなり、山頂部はガスっていたりと何だか微妙な天候です。
浄土平のビジターセンターで遅めの昼食(14時を過ぎていました)を済ませ、その後、吾妻小富士の
山頂付近へ歩いて登りました。
10分ほどで山頂(火口)に到着。浄土平の駐車場付近でも気温が20度を下回って
いましたので、真夏の格好ではとても肌寒かったです。
おまけに山頂部は風が強く、しっかり踏ん張っていないと何処かに吹き飛ばされて
いたかもしれません。
山頂までのちょっとしたハイキングの後は、宿のチェックイン(17時半)まであまり時間が
ないということもあり、寄り道せずに宿のある磐梯高原へ向かうことに。
当初は五色沼に寄る予定だったのですが、間に合いそうもなかったのでパスすることに
しました。東北道の渋滞が無ければ余裕だったのになぁ~
微妙な天気だったということもあり、残念ながら磐梯山を拝むことはできず(T_T)
天気が良ければ奥に猪苗代が見えるそうですが、磐梯山同様、こちらもダメでした(-_-;)
磐梯吾妻レークライン、磐梯山ゴールドラインを経由して17時前に今晩泊まる
「
ゆらぎの宿SHUBOU」に到着。七ツ森というペンション村の中にあります。
一見ペンション風の造りに見えますが、中はアジアンテイストのプチホテルといった感じで、
3部屋しかありません。
夫婦二人で旅行に出る機会などしばらく無さそうなので、今回は贅沢させていただきました(^・^)
こんなご馳走をいただくのも実に久しぶり。
美味しくいただくことができました。
白身魚のサフランソース
結婚式以来!?のフォアグラ
普段は福島牛が出るそうですが・・・
翌日は喜多方、会津若松、猪苗代湖周辺の観光の予定でしたが、パスした五色沼に
未練があり、予定を変更し裏磐梯方面へと行くことにしました。
途中の磐梯山ゴールドラインから磐梯山を撮ってみたのですが、前日同様雲がかかっており、
はっきりとは見えません。
次に訪れるときは、是非立派な雄姿にお目にかかりたいものです。
宿から30分ほどで
五色沼に到着。
ゆっくり散策したかったのですが、時間の関係で毘沙門沼のみの散策となりました。
沼の畔も避暑にはもってこいの場所で、涼むことができます。
エメラルドグリーンの水面が印象的でした。
水は透き通っていますので、沼に生息している鯉がよく見えます。
五色沼の後は、自分の中では今回の旅の主目的である喜多方へ。
喜多方といえば、「
喜多方ラーメン」で、その中でも一番人気のある「
坂内食堂」を訪れることにしました。
大学生の頃は友達と日帰り(それも下道オンリー)でよく食べに行きました。
あの頃の行動力は今では考えられないぐらい凄かったなぁ。。。
ちょうど昼時ということもあり、お店の前には長蛇の列ができていましたが、いつも並んでますし、
ここまで来て他店で妥協したくないという思いからか、炎天下の中1時間ほど頑張って待つことに
しました。
そして、6年ぶりの「肉そば」に対面。
初めて食べてから15年が経過しましたが、今でもこの肉そばが自分にとっては
ベストオブラーメンだったりします。
わざわざ喜多方まで行かなくても、最近では都内でも食べれるようになりましたが、
この味は本場ならではだと思います。
画像を見ていたらまた食べたくなってきた(^。^)
こちらは福島の銘菓「
ままどおる」です。実家への土産に買いました。
喜多方を14時過ぎに出発。21時までには横浜に戻りたいということで、会津若松周辺の
観光は中止とし、最後の目的地である「
大内宿」へと向かいます。
途中コンビニで休憩を挿みながら喜多方から2時間弱で到着。
既に16時を過ぎており、そろそろ店じまいという時間ではありましたが、そこそこの数の
観光客が訪れておりました。
江戸時代の宿場町の風情を味わうことができます。
お店も食べ物だけではなく、雑貨等もあるので、ちょっとしたショッピングを楽しむことが
できます。
大内宿の後は、帰路に着くことに。
国道121号を会津田島方面へ南下し、鬼怒川を抜けて帰ろうとしましたが、これでは
到着が夜中になると判断し、新しくできた「甲子トンネル」を使って国道289号で白河へ
出るルートを取りました。
これが正解で大内宿から1時間ほどで東北道の白河ICに到着。
交通量が少なく、一部は片側2車線になっていますので、このルートはおすすめです。
帰りは特に大きな渋滞はなく、被災地からの帰りだと思われる警視庁の特殊車両の
車列に遭遇したりしながら(1台だけパンダカラーのクラウンのPCがいたため、取締りと
勘違いして追い越すときは皆ペースが落ちてました)予定通り21時過ぎに実家へ到着。
2日間で870キロほど走りました。
山道はそこそこのペースで元気よく走ったということもあり、燃費は10.9Km/Lと
先月の帰省時に比べると若干劣る結果となりましたが、これだけ走れば十分かと。
会津の方は震災での被害はほとんど無く、ライフラインが止まることも無かったそうです。
しかし、風評被害の営業は甚大ではなく、観光客が激減しているとのこと。
お盆に入って多少巻き返してきたみたいではありますが、自分達が泊まった宿も
キャンセルが続いたということもあり、何度も「こんな時にいらしていただきありがとうございます」と
ご主人から感謝の言葉をいただきました。
ちょうど泊まった日に福島沖を震源とする震度5程度の地震がありましたが、会津はそれほど
大きな揺れではなく、震度3程度だったと思います。
観光地には少しずつ人が戻りつつありますが、子供の姿は少なく感じました。
実際の放射能による被害と、それに伴う風評被害。落ち着くまでには共にまだまだ
時間がかかりそうではありますが、観光という形でこれから先も力になれればと
思っております。
フォトギャラリーも更新しましたので、宜しければ見てやってください。
その1
その2