日産車に乗っている頃はニスモよりも憧れのブランドであった"AUTECH"
「大手を喰う」などというダジャレな社名の由来は別として、初代の社長にはスカイラインの父である櫻井眞一郎さんが就任。
日産の特装車部門として手掛けたカスタムカーに中には当然スカイラインもあり、「オーテックバージョン」と称して、7代目のR31から9代目のR33まで展開されました。
8代目のR32のオーテックバージョン(1/64)です。
今はブルーがアイコニックカラーですが、この頃はオーテックバージョンといえばグリーンを纏っていました。
クオリティの高いTLVではありますが、イエロイッシュグリーンのボディ色の再現は難しかったのか、ちょっとグレーっぽく見えてしまいます。
R32の基準車(GTS-4)にGT-RのRB26を搭載。
ただ、ツインターボを外した自然吸気仕様(RB26DE)で、ミッションは4速ATのみという組み合わせ。
レース(Gr.A)で勝つことを目的としたGT-Rとは違い、スカイライン本来のGTカーとしての本質をオーテックがチューニングすることによって磨いたモデルでした。
NA化によりエキマニ、ピストン、カムシャフト、ピストン等エンジン回りはオーテックのスペシャルメイドで、足回りもオーテックがチューン。そしてブレーキはGT-Rと共通の対向4ピストンキャリパー(フロント)を採用。
スペックは最高出力は220ps/6800rpm、最大トルクは25.0kgm/5200rpmでした。
小さいボディに大排気量NAエンジンを積むというのは、BMWが得意としていましたが、スカイライン=ターボ、ましてやGT-Rの4ドアとなれば日本では分かり辛かったようで、残念ながらスカイライン史上の迷車の1台になってしまったのでした・・・
その反省なのか、次のR33ではGT-Rの4ドア版として、エンジン、ミッションはGT-Rと共通になります。
オーテックのエンブレムも再現されています。
デカールタイプでしたが、最初の愛車であるマーチ(K11)に同じようにオーテックエンブレムを貼って乗っていました。
RB25DE搭載のGTS25 Type X・Gと並べてみました。
大井さんが若い(笑)
今ではこんなインプレッションなど絶対無理ですね・・・(-_-;)
90年代ももう30年前・・・
でも今でも古さはあまり感じません。
F31レパードが妙に古臭く見えます。
901活動と呼ばれたこの頃(87年~92年ぐらい)が、日産にとって一番輝いていた時代でもあり、暗黒へと向かうきっかけにもなりました。
TLVさん、今度は是非、P10プリメーラのオーテックバージョンのモデル化をお願いしますm(__)m
Posted at 2020/11/23 13:06:28 | |
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