
デビューからずいぶん時間が経ちましたが、やっと新型インプレッサに試乗することができました。
以前はスバルの新型車が出る毎に試乗していたのですが、最近は声もかからず、そしてV系しか興味がないと担当営業さんから思われているのかも(-_-;)
とはいえ、2代目(GD)を自己所有していましたし、4代目(GJ)は実家で乗っていたこともあって、G系も実は結構気になっていたりします。
<感想>
・正直それほど期待していなかったが、良い意味で裏切られた出来の良さ。足がしなやかで、また遮音性は抜群。サイズの折り合いさえつけば、レヴォーグ(非STI Sport)を買うならこっちの方が良いんじゃないという思えるぐらい上質。
・内装はオートサロンでプロトタイプを見た時に、ずいぶんとがっかりしたが、今回実車に触れてみると、まあこんなもんかと。ドアトリムがハードプラスチックの一体成型だが、3代目のGHや当時のレガシィ(BR)、エクシーガもこんなもんだったと。先代のGTから比べると質感の低下は否めないが、プリウスなんかも同じような感じだし、個人的には我慢できるレベル。
・2ピニオン式のパワステは、先行のレヴォーグよりもステアリングフィールが良い。電動ブレーキブースターは、ちょっと効きが強いのが気になったが、ハイブリッド車にありがちな"カックンブレーキ"は抑えられていた。
・ドアの開閉音はドイツ車っぽく、以前試乗したGOLF8と街乗りは大差ないというか遜色ないレベル。
・e-BOXERは10年の熟成の成果か、エンジンとの切り替わりのところの振動が抑えられ、そしてモーター単体での走行領域が増えてこともあり、電動車感が増した印象。絶対的なパワーを考えるとターボに軍配が上がるが、FB20エンジンの高回転の吹き上がりが気持ちよく、NAエンジンをそこそこ楽しめる。
試乗車はST-GのAWD(GEU)
STIエアロパッケージ(チェリーレッド)を装着していましたが、最近のスバル車はSTIエアロがある意味デフォルト状態で、付けないと寂しいですね。
オートサロンで初めて実車を見た時は、「マイナーチェンジですか?」とあまり変わり映えのしないデザインにある意味がっかりしましたが、しかし先代のGTと見比べると、新型の方がよりマッチョになっているのが分かります。特にリアフェンダーあたりは迫力があって、嫌いではありません。
クロストレックがメインになっているので、インプレッサはどうしても地味な印象は拭えないですが、しかし、乗ってみると"良いクルマ"感がしっかり伝わってきます。ゴルフを超えたとまでは言えないまでも、価格差を考えると、ゴルフのアドバンテージはあまりないと思いました。
良いクルマ感はあっても、インパクトが弱いというか、敢えてインプレッサを選択する「何か」が足りない。ちょっと惜しい1台に感じました。
Posted at 2023/11/11 23:11:00 | |
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