
昨日は久しぶりのTLVの納車でした。
棒茄子を貰った後なので、強気に2台もお買い上げです(^^;
これでTLVの7thスカイライン(R31)はカラバリ、グレード違いを含め、前期、後期全て揃いました。
前期GT系
後期GT系
今回はまさかの1800の"パサゲ"ことPASAGEです。
中低級グレードをモデル化するなど、さすがトミーテック。
次はワゴンのモデル化を期待しております。
LVN-351a 日産 スカイライン 4ドアHT 1800 パサージュ(白)85年式
ちょうど今年はR31登場40周年。
8月のお盆明けデビューだったと何となく覚えています。
というのも、その頃、和歌山に住む祖父がジャパンの前期(GT-EX)に乗ってまして、当時で既に8年落ちぐらいでした。
小学校3年生の夏休み、1~2週間ほど和歌山まで遊びに行っていました。行きは横浜まで来ていた爺さんに連れられて新幹線で、帰りは出張で大阪まで来ていた親父と一緒に寝台急行「銀河」で横浜まで戻ってきたのですが、ちょうどその頃に起きたのが日航機墜落事故でした。
もし飛行機で行っていたらと思うと、子供ながらゾッとしたのでした。
毎日ワイドショーで事故現場の様子を爺さん婆さんと見ていたのですが、そんな中で前述のジャパンのエアコンが故障し、日産プリンス和歌山の本社営業所まで持ち込むことに。和歌山に行くとジャパンに乗るのが楽しみだった自分には、毎日くらいニュースの中でスカイラインに乗って、それもディーラーに行くとなるとテンションマックスです。
ショールームにはR30がまだ飾っていましたが、地下の駐車場には間もなくデビューのR31がちょうど搬入され、これを見て更に大興奮。
ちなみに代車は
ケンメリのバンで、これには超がっかりでした(笑)
ジャパンが修理から戻ってきて、ついでにR31のカタログを爺さんが貰って、そろそろ買い替えるかなと期待したものの、それから4年ほどジャパンに乗り、スカイラインではなく、AE90のスプリンターになっていまいました。
既にR32にモデルチェンジしていたので、当時で70歳を過ぎた爺さんにはスカイラインという選択肢はそもそもなかったかもしれませんが、ジャパンが最上級グレードだっただけに、タコメーターのない、4速MTのMXサルーンというお買い得グレードだっただけに、何だかなぁという感じでした。
90スプリンターはまとめて買ったのか、グレード違いで叔父2人も乗ってました。
スカイラインの伝統の"GT"エンブレムがフェンダーに付いていないのが1800の証。4気筒のCA18S(Sなのでキャブレター)を搭載。先代のR30にあったインジェクション仕様(CA18E)はR31では廃止に。
グロス100馬力(ネット換算だど85馬力)なので、6気筒の一番安いRB20Eと比べて、グロス値で30馬力ほどの差がありました。
"GT"ではないのでテールランプは◎◎ ◎◎ではなく□□ □□。
ジャパンからR30まで、4気筒モデルはツーリングインターナショナルの略で、"TI"というグレード名でしたが、R31からハードトップは上級仕様が"PASAGE"、ベーシック仕様が"EXCEL"になりました。
今でこそスポーツセダンの代名詞であるスカイラインですが、R31ぐらいまではファミリーセダンとしての需要もありました。
当時の日産のミドルクラス(ブルーバード、オースター、スタンザ)の扱いのないプリンス店、モーター店はスカイラインやローレルの1800がミドルクラスをカバーしており、1800の展開はR32(GXi)まで続きます。
上級グレード(GTパサージュ ツインカム24V)と並べてみました。
GTパサージュの方も内装はラグジュアリー仕様を再現しています。
マフラーのテールパイプの位置がGTパサージュとパサージュでは逆。
後ほど詳しく見ていきます。
パサージュは14インチのホイールキャップ、GTパサージュは15インチのアルミホイールを再現していますが、ミニカーだとあまり違いが分かりません・・・
手前の方には6気筒の証である"GT"エンブレムが付いています。
LV-N352a 日産 スカイライン 4ドアHT 1800 パサージュ(赤)87年式
87年というと、この頃ボーイスカウトなどに入団させられて、半ばイヤイヤ通っていたのですが、ちょうどこの頃、1歳下の後輩の家が、R30から真っ赤なR31後期に買い替えました。グレードはパサージュではなく、最上級のGTパサージュ ツインカム24Vターボでしたが、これがカッコ良かった。
純正アルミにサンルーフ、リヤスポイラー付のフルオプションだったような記憶が・・・
4気筒なので、フェンダーのGTエンブレムは後期型でも無し。
今でこそエントリーグレードに萌えるますが、当時は1800など見向きもしなかったです。
尤も未だに、エントリーグレードを買うぐらいなら、車格を下げて上級グレードにするのが自分の流儀で、このあたりはうちの親父とは異なり、親父は廉価グレードでも上級車種に乗りたい派でした。
GT系同様、後期型ではテールランプの形状が変わります。
カバー付が先代のR30後期っぽいデザインです。
6気筒(GT系)のリアサスが独立懸架のセミトレーリングアームに対して、4気筒1800は5リンクリジッドを採用。
このあたりはローレルやマークⅡ3兄弟も同様で、1800になると"電車トレッド"と揶揄されるように後輪のトレッドが極端に狭くなります。
前期型と並べてみました。改めてフロントマスクを比べると、たった2年の差なのに、前期型が1世代前ぐらい、古く見えます。
ナンバー灯のガーニッシュが後期型(ブラック)では追加されます。
上級グレード(GTパサージュ ツインカム24V)と並べてみました。
GTパサージュはスポーティ内装を再現しています。
プロジェクターヘッドライトとGTオートスポイラーは当然1800には設定なしでした。
GTパサージュは15インチのホイールキャップ仕様。
2ドアのGTSも同じようなデザインだったと思います。
後期型になり、GT系は2ドアのGTSに寄せています(トランクの"SKYLINE”ステッカーはたぶん2ドアと共通)
パサージュのシャーシですが、リアサスは5リンクリジッドを再現。
マフラーのタイコからテールパイプまでストレートではなく、反対側に取り回しています。
GTパサージュの方はセミトレーリングアームを再現。
テールパイプはタイコからストレートで出ています。
前にも書きましたが、もしかしたら初愛車になっていたかもしれないR31スカイライン、今思えば1800でも良いから乗っておくべきでした。
日産⇒SUBARUと結構ベタなクルマ好きとしては、レガシィ、インプレッサWRXと乗ってきて、車歴にスカイラインがないのは心残りであります。
現行のV37スカイライン、今更感もありますが、今の日産の様子では次期型は厳しそうですので(あってもものすごい価格のクルマになりそうですが・・・)、最終型を記念に買うというのもありかもしれません。
ということで、サマージャンボを買うのを忘れていました(-_-;)