
セリカに続いて、インテグラも生産中止になるそうです。
まあ、売れていないから仕方ないのですが、嫌いなクルマではなかったので、寂しい限りです。
インテグラ=TYPE-Rという体育会系走り命という構図ができてしまいましたが、元々はシビックよりちょっと上級な、お洒落なクーペとしてデビューしました。どちらかというとプレリュードの弟分という感じでしょうか。
2代目のシビック(スーパーシビック)の姉妹車であったクイントの後継車という事で、初代は「クイントインテグラ」という名前でした。姉妹車のワンダーシビックやバラスポCR-Xより上級ということで、エンジンは全グレード1.6リッターDOHCのみ。3ドアHBから始まり、5ドアHB、4ドアセダンとバリエーションを増やし、エンジンも最終的にはシビック同様、1.5リッターのSOHCも追加され、ファミリカー需要にも対応していました。
2代目はクイントが取れ、車名はインテグラに。ホンダ初のVTECエンジンを搭載したのは、シビック、CR-Xではなく、インテグラでした。
マイケル・J・フォックスが出演していた「カッコインテグラ」のCMは今でも印象に残っています。
そういえば、所ジョージがこの頃、左ハンドルの「アキュラ・インテグラ」に乗っていました。国内仕様と車幅が若干異なる程度だったと思いますが、妙にかっこ良かったことを覚えております。
3代目は賛否両論のあった、丸目4灯ライトでデビュー。この頃からインテグラの凋落が始まったような気がします。正直このインテグラには好意は持てませんでした。メインマーケットである北米を意識して、思い切ったデザインで勝負したのかもしれませんが、日本での反応は今ひとつだったと思います。
結局マイナーチェンジで丸目から2代目のような横長ライトになり、何となく無難な感じのフロントマスクに大整形をしました。
そして、この時にTYPE-Rが追加され、走りのクルマへと飛躍しました。
そういえば、4ドアのTYPE-Rの購入を考えたことがありましたが、ディーラーのやる気(売る気)の無さと、1.8リッターのクルマとは思えない高額な価格設定が気に入らず、やめてしまいました。
そして4代目は完全にTYPE-Rありきのバリエーション設定で、3ドアのみ。この時点で量販は諦めていたのかもしれません。世の連れでボディサイズが拡大し、インテグラも気がつけば3ナンバーサイズに。乗ればきっと楽しいクルマだと思いますが、見た目のわくわく感が先代のTYPE-Rと比べると、著しく減ったと思います。
インプの次はホンダ車でも乗ろうかと漠然と考えているのですが、ミニバンは興味ないですし、走りの良いクルマとなると、S2000とアコードのユーロRだけになってしまいました。
シビックのTYPE-Rも出なさそうですし。。。
Posted at 2006/05/24 20:21:30 | |
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