
コロナ禍で加速したミニカー収集もそろそろ打ち止めかというタイミングで、大好物の"7th"ことR31スカイラインが
TLVでデビュー。それも前期型の4ドアということで仕様違いを大人買い(笑)
R30よりR31、R32よりもR33と「じゃない方」のスカイライン好きには、まさに琴線に触れる1台、いや2台であります。
日産スカイライン 4ドアHT GTパサージュ ツインカム24V(白/ベージュ)86年式
スカイライン史上、失敗作と酷評された7代目のR31型。ちょうどバブル期の
1985年のデビューということもあり、世間はソアラやマークⅡ3兄弟といったハイソカーブーム真っ只中。スカイラインに関してもこれまでのスポーツ路線から高級路線に舵を切る必要があり、前モデルのR30で途中で追加されたラグジュアリーグレードの"パサージュ"を全面に出して、先ずは4ドア(HT、セダン)からモデルチェンジしました。
R31デビュー時の顛末については、
こちらを参照のこと。
スカイラインなのにワインレッド内装、そしてシートはルーズクッションの"ニュークラシックセレクション"を再現。
ちなみに"アドバンスセレクション"を選ぶと、内装が変わり、シートもスポーツタイプになります。
メーカーオプションの15インチのアルミホイールを再現。
80年代流行のディッシュタイプですが、同じ15インチでもホイールキャップ仕様の方が個人的には好みでした。
まるで定規で書いたようなこの角張ったデザインが、今見てもたまりません(笑)
日産スカイライン 4ドアHT GTS ツインカム24V(黒/銀)86年式
同じ前期モデルでもこちらは2ドアクーペの登場後に、セダンにも展開された"GTS"です。GTパサージュのラグジュアリー仕様に対して、こちらはGTSの通り、スポーティ仕様になりますが、当時街中でよく見たのはGTパサージュの方でした。
スポーツなら2ドアの方を買いますよね・・・
そして、黒銀のツートンのR31といえば、このドラマを外すわけにはいきません。
オープニングで芹沢刑事(中村雅俊)がサイドターンするシーンがカッコ良かったです。「誇りの報酬」で使われたのはGTSではなく、GTパサージュ ツインカム24Vの方でした。
見づらいですが、リアウインドウには「HICAS」ステッカーが貼ってあります。
R31でデビューした電子制御4輪操舵システムのHICAS(ハイキャス)ですが、S13シルビアではHICAS-Ⅱ、そしてR32スカラインではSUPER HICASと進化していきました。
ホイールはGTパサージュ同様にオプションですが、こちらはBBSのメッシュタイプを再現しております。
GTSなので、内装はアドバンスセレクションがベースとなります。
実は、もう1台購入。
奇しくも3台共にRB20DE、つまりDOHCのNAなのですが、R31でもスカイライン=ターボという中で、敢えてNAを採用してくるところが、さすがトミーテックです(笑)
日産スカイライン 4ドアHT GTパサージュ ツインカム24V
所謂"港305"というヤツです。
この後期型のR31は1987年デビューなので、ドラマでは2作目の「もっとあぶない刑事」から登場してきたと記憶しております。
映画版の1作目にもたしか出ていたような。
後期型では国産車初のプロジェクターヘッドライトを採用。
丸型4灯のテールライトはカバーで覆われているのが後期型の特徴です。
こちらもHICASステッカーを再現。
ホイールはアルミではなく、スチール+ホイールキャップ仕様ですが、後期型で意匠が変更となりました。
アルミ(ディッシュタイプ)は前期・後期で同じデザインだったような。
前期型、後期型で並べてみました。
改めて比べると、後期型が従来のスポーツ路線に戻ったのが分かります。
多分、次期型のR32に繋げるためだったのかもしれません。
わずか2年でここまで変わってしまうと、当時前期型を買った人は、内心穏やかではなかったのではと思えてしまいます。
そういえば、もしかしたら自分の初マイカーがこのR31だったかもということを思い出しました。
初めてクルマを買うときに、R31の4ドアを譲ってくれるという話がありました。たぶん後期型のGTパサージュ、エンジンはスタンダードのSOHCのNA(RB20E)だったと記憶しております。実車を見ることもなく、話は流れてしまったのですが、もしあの時、マーチではなくR31からクルマ人生がスタートしていれば、今頃はどうなっていたのか・・・
そして、自分の車歴にスカイラインが未だにない状態が続いております。。。
Posted at 2023/05/24 22:58:40 | |
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