
プリウスPHVのバッテリーをテ○ラ並に温度管理すると性能はどうなるのか!?
たまたま、無料急速充電に出向くと先客が!! 同じプリウスPHVだった。
恐らく、バッテリーを使い切り、ここの無料急速充電でチャージしているようだった。
何故か toro_555側に充電器の液晶があり、ノーマルと改(加温装備)の比較が出来るチャンスがやってきた。結果は以下の通りなる。
○気温5℃でノーマルor改 高速充電20kWh 最大30分
ノーマル バッテリー無加温 30分 65%充電(充電器表示70%)
改(実測)バッテリー10℃ 26分30秒程 80%充電(充電器表示85%)
改(仮定)バッテリー15℃ 22分00秒程 80%充電
改(仮定)バッテリー18℃ 20分00秒程 80%充電
○加温速度
温まりが早ければ結露が起こり、バッテリーに致命的な問題を起こす可能性もある。
現状の性能は、1時間走行で+6℃程度、2時間走行で+12℃程度の加温性能。安定温度(冬)は、18℃ー20℃未満で温度が維持されている。
○暖房制限
除湿のためにユニットを作ったりもしたが、最適な方法は、低い温度で暖房しながら除湿するという事だ。(設定温度18℃ 外気温+12℃程度がベストか!? 暖房側のパイプに断熱対策を行っている)
問題があるとすれば、プリウスのエアコンは設計が古く、温度が安定しても送風を止めない、_| ̄|○仕様である事だ。そのため、温度が上げ止まると送風が寒く仕方がない。
○冬気温と電費
凍結や積雪がない路面では、気温が6℃以上10℃以下でも、HVバッテリーが18℃まで加温出来ていれば、電費 9km/kWh も不可能ではないようだ。
(気温5℃、エアコン常用 暖房18℃ では、A/C負荷率 7%程度に抑えられる)
しかし、以前HV利用で気づいた通りに気温が13℃以上にならなければ、タイヤが転がらないという問題がある。(トレッド面よりサイドウォールの柔軟性)
◎まとめ
HVバッテリーが適切に温度管理できれば、低温でも走行電費は高め?に維持出来る。また、急速充電も夏場より少長めの時間で充電できる。問題はエアコンで、電力消費を低く抑えるには設定温度を外気温+12℃位に止める必要がある。
本来、バッテリー温調機能が標準で装備されていれば、冬でもPHVの快適さは失われにくい。
(冬場、バッテリー加温での急速充電速度になれると元には戻れない BESTで20分前後で充電終了)
◎補足
なぜ、春先の帰路がもっとも長いEV距離を実現し易いのか!! それは、気温が18℃程度(地温も高め!?)でタイヤの転がりも良く、HVバッテリーは走行を重ねて適温(20℃程度)となっているからだろう。また、季節的にエアコン無しで快適な走行が出来る事も要因だろう。
Posted at 2022/03/05 08:39:23 | |
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