
梅雨が明けたとたんに、猛烈な暑さとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
毎日猛暑が続く中、撮影の実習に行ってまいりました。
「白鷺公園」という大阪北部の人間には耳馴染みのない公園。調べると菖蒲の花で有名みたいですが、蓮の花はそんなに売りにしているようではないみたいです。
当日は学校側の都合で、朝10時から13時という、太陽が真上にあがり蓮の花が開ききっている時間で撮影にはあまり期待が持てない日程でしたので、終わってからの先生や他のお友達とのランチを楽しみに電車で行くことにしました。
撮影前に先生から教えていただいた蓮の撮影のポイントはこちらです。
・大雨で傷んでいる蕾が多く、猛暑なので12時までに短縮します。
・どこまで水辺かわからないすり鉢状になっているので、三脚は谷側を長く山側を短くする。
・太陽の陽射しの反射で葉っぱが白くなっているので、PLフイルターを使う。
・咲いてる花が少ないので、影とか枯れた葉っぱ、蕾などを撮る。
・咲いている花には近づいて最短撮影距離を利用して撮る。
・太陽の反対側に向かって下側から見上げて撮る。
・葉っぱを裏側から撮るとキレイな模様が撮れる。
・前ぼかし、後ろぼかし、望遠レンズを使って葉っぱの向こうに花があるのも撮ってみる。
・奥にある木にたくさんあるセミの抜け殻の写真も撮ってみてもいい。
・カメラの設定は絞り優先でF値を小さくする。ISOは200程度で十分。
・空の面積を大きくしたり葉っぱを裏から撮る場合は露出はプラス補正。
・緑の面積、影の面積、枯れた葉っぱを狙う場合は露出はマイナス補正。
・三脚の位置を高くして見下ろしたり、低くして見上げたりして撮る。
・ホワイトバランスは基本太陽光、RAWで撮って後で微調整する。
・花ばかりにこだわらず、蕾が葉っぱの下に隠れているのなんかも撮ってみる。
ということで撮り始めます。
蓮の葉っぱの鉢に花が生けられている感じ。
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手前ボケにしようとしたけど、この黄色い雌しべの黄色が何となくよかった。
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左にある蕾は水に浸かって黒く腐ってしまってる。この前の大雨の影響だって。
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蓮の枯れたのって奥の咲いてる花から想像つかない姿だよね。
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咲いている花の背景を葉っぱにする時は濃い色の葉っぱの位置を探す。
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撮ってる場所がわかる写真を入れておきたいといつも思ってる。
この公園は団地の住宅街の中にあるので背景に気をつけないと団地が写っちゃうw
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蓮の花を作品にする時は花びらや葉脈ができるだけ繊細で柔らかく表現できるようつとめています。
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置いてませんよ~の写真です。
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点光源の背景を探して丸ボケを配置してみます。
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ほぼほとんど全面ピントの合ってない写真。
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何だかまるで宇宙映画のエイリアンみたい
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咲く前に枯れちゃった蕾。可哀想だよね。
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蝉の抜け殻がいっぱいある木の下で、もうこの時間でみんなグロッキー状態。タフな先生も座ってますね。
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私も熱中症になる前にこちらのあずまやに逃げ込んで撮影を終了しました(^_^;)
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太陽が空高く影ができない状態の撮影だと、平板な写真になりやすいです。そのため一眼レフカメラの設定の自動モード、コンデジやスマホで撮影すると、コントラストや彩度を強調します。ところが蓮の花や葉っぱの場合、拡大してみるとなんとなくプラスチックの造花みたいな硬い雰囲気になってしまいます。
今回は撮影設定を「忠実設定」にして構図内のコントラストがあるように撮っておき、現像時にコントラストをかなり下げて、花びらの柔らかさ繊細さを残すようにしています。ホワイトバランスも太陽光の5200Kだと若干黄みがかってみえたので、4500~4800K間で調整してみました。好天時の基本かも知れませんが、参考になる方がおられたらと思います。
撮影後は、先生やお友達と反省会という名のランチタイム。皆さんビールが美味しそうでした。(^^)
そういえば今回から新しく参加された方がたくさんおられました。また次回の教室での講評でどんな作品をつくっておられるか拝見するのが楽しみです。
最後までご覧いただき有難うございます。
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Posted at
2018/07/21 15:59:58