
前回の
「京都・貴船神社に行ってきました♪」の続きです。
貴船から同じ洛北の
「岩倉実相院」に移動しました。道中北東にそびえる比叡山の姿が美しかったです。実相院は若い頃に訪れたことがありますが、当時は本当にさびしいところで田んぼくらいしか無かったのを覚えています。今は住宅地に囲まれていて、普通の感じになってました。
2. 実相院(じっそういん)は、京都市左京区岩倉にある天台宗系単立の寺院。山号は岩倉山。本尊は不動明王(鎌倉時代作の木像)。開山は静基(じょうき)。門跡寺院の1つである。岩倉実相院門跡とも呼ばれる。かつては天台宗寺門派(天台寺門宗)三門跡の一つであった。(Wikipediaより引用)
老朽化が進み、つっかえ棒で支えられています。
ここで有名なのが「床もみじ」屋内の写真撮影は禁止でしたので、公式サイトの写真を引用させていただきます。当日は雪は無かったですけど、枯れ枝の雰囲気はこんな感じでした。秋は真っ赤なもみじが写ってきれいでしょうね。

(引用元
https://www.jissoin.com/)
冬の特別拝観の「虎の襖絵」も公式サイトから引用。狩野派によるものだそうです。ガラス越しではなく直に見られるのが感動です。

(引用元
https://www.jissoin.com/)
杉戸絵 「竹に虎」は京都文化博物館のサイトから引用。平成28年に展示された際の写真。こちらもなかなかの迫力。

(引用元
https://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/jissoin/)
3. 実相院のお庭。真冬はこのあたりは京都市内より3~4度気温が低いんだそうです。この日はお日様が出てたので少し暖かでした。

4. 私恒例のつくばいの写真(笑)
5. 雪が残ってていい雰囲気でした。
6. 色のないモノトーンに近い木々の景色で厳しい冬らしさを表現してみました。
7. 続いて訪れたのが
「国指定史跡 岩倉具視幽棲旧宅」。ここもたいへん久しぶりの訪問で、周りの雰囲気は様変わりしていました。昔は田んぼの中に寂しく建っていたイメージでしたが、今は完全に周りは住宅街です。
岩倉具視といえばこの人。画像は国立国会図書館から引用。先のNHK大河ドラマ「晴天を衝け」では、「お上~!」のセリフで、俳優の山内圭哉さんがコミカルに演じておられました。

(引用元
https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/23.html)
8. 岩倉 具視を一言でいうと明治維新の影のフィクサー。
この建物は展示・収蔵施設である対岳文庫(国登録文化財)です。中は撮影禁止。
9. こちらが岩倉具視幽棲旧宅の主屋。ここで幕末に坂本竜馬・中岡慎太郎・大久保利通などと密議をしたところです。明治維新はここで計画されていたわけで、とても重要な史跡です。
10. 台所です。補修はされてるでしょうけど当時の姿がそのまま残っているのはすごいです。
11. おそらく当時は元は農家の屋敷か何かだったんだと思いますが、太いいい柱使ってますね。
12. 岩倉は当時40~43歳。働き盛りのときにここで蟄居しているのは辛かったでしょうね。司馬遼太郎氏の小説「竜馬がゆく」でも岩倉具視がいかに寂しい暮らしをしていたかを創作を交えて描写されてました。
13. 当時はこんな窓ガラスも無かったでしょうし、今よりずっと寒くて寂れた場所なんだったんだろうなと思います。
14. ここで住んだのは約3年だったそうですが、蟄居の身で一人幕府倒壊のクーデターを仕掛けたわけですから、すごい革命家です。一般的には500円札でしか知られていませんけど、もっと英雄視されてもいいと思います。
15. 岩倉公が手植えした松がまだ立派に健在です。
16. ネットで紹介されてた「岩倉カフェ」。本来室内ですが施設側の事情でお外の縁台で抹茶とお菓子をいただくことになりました。でもこの日は暖かくてお外で旧宅を見ながらのほうが話が弾んで、これまた最高のしつらえでした。
17. 日が傾いてきて、どこかのカフェで…と探して決めたのがこちら
「マックさんの家」。バイク乗り(走り屋)なら知らないとモグリの京都のバイク好きの聖地です。私が若い頃からあったお店で、バイクに乗ってた頃来てみたかったんですけどね。今回が初訪問となりました。
18. アメリカンを頼んだけどけっこう濃い目のブレンド。ここに日本各地からこの一杯のコーヒーを飲むために集まってきたんだろうなぁ。この日は真冬の夕方ということでバイク乗りはいませんでしたが…。
19. ガラスウインドウの中にはオーナーが乗ってたであろうレーサーが展示されています。
20. この「マックさんの家」のステッカーを切文字にしてバイクに貼ってると、「おっこいつはなかなかの通の走り屋だな」と当時は思われたものです。関西だと河内長野のカフェ「タイムボカン」なんかも有名でしたがもう無いらしいですね。今でもこうして営業してくれてるのはうれしいです。
晩ごはんはいつものサイゼ。いつものペンネアラビアータ。これ一度無くなって復活したらしいです。NEW AGEさんとの話は尽きず、閉店まで語り尽くしました。

Galaxyで撮影
ある程度、年齢が上がると「ここに来れるのはもうこれで最後かな」などと感傷的になったりしますね。この日は私が長年行きたくて行けなかったところ、若い頃に行ってその後行ってなかったところに、行くことが出来て、とても思い入れを感じるいい1日になりました。ご一緒いただいたNEW AGEさん有難うございました。
長いブログを最後までご覧いただいて有難うございます!
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Posted at
2022/01/10 12:49:52