「だあぁあ~何やってんだよ~アロンソー!!…これで今年のチャンピオンはハミルトンに決まりぢゃんよ~」
と写真のアロンソ巻き込みクラッシュぷりを激写したヘヤピン自由席観戦の僕の心の声…。
1994年以降、vsシューマッハとも言える時代を築いてF1に君臨してきたM.シューマッハが去った2007シーズン。
フジの総集編があるこの週末に、今だから振り返る初物「富士」日本GP観戦記をupしてみようかと思い立ってみますた。
仕事的に丁度忙しい時期であったのと、初物の富士スピードウェイでの運営が不安だったこともあって、自由席を直前に購入して慌しく日本GPに備えました。
そもそもチケットを先行抽選予約で申し込んだのに第3希望まで全部外れて行けないかと思いましたよ…トヨタカードで応募した同僚の人は第3希望まで全部当選…ナニそのトヨタ万歳システム?
それはさておき金曜までは快晴で楽しげな雰囲気だったのに、予選決勝と雨予報。金曜の夜に飲み会があったために、のん気に7時発で且つ後輩に運転をお願いして富士に到着。…鈴鹿より断然近くて素敵!
一緒に飲み会参加した同期は後部座席で爆睡。なんてヒドイ先輩達ぢゃ!
シャトルバスの列に並んでサーキットイン、土曜の時点では列も30分程度、バス乗り入れも1時間弱と割と予想通りでまぁまぁです。
フリー走行の時間に間に合ったものの、濃霧のためにほぼ中止同然。とりあえず日曜の観戦ポイントを決めるためにサーキットの自由席を一通り回ってみます。
サーキットビジョンの設置具合はさておき、自由席でも結構いいポイントで観れる印象。予選は最終セクションイン側で各車のトラコンの掛かり具合を聴きながら観ました。
雨は止まないながらもステージイベント(写真はHONDAブースでのSAFトークショー)や買い物を満喫(食べ物はショボイ上に高かったけど!)してシャトルバスの列に並びます。
この時点では1時間少々の行列でしたが、この調子で決勝後は大丈夫なのか…とそこはかとなく不安に感じつつ駐車場に戻り、近場の健康ランドで風呂に入って軽く仮眠。
とここまでは割と快適な車中泊旅行を敢行できている模様。初日はまずまず皆で楽しく過ごせました。
さて決勝当日、自由席の場所確保のため6時過ぎに起きてシャトルバスの列に並びます。バスの中でぐーすか寝て気がつけば9時前に狙っていたヘヤピン横の自由席に到着。
寒い中、自由席であるためあまり席を空けることもできずにサポートレース観戦や入れ替わりで買い物などでメインイベントを待ちます。
雨はますます激しくなり、国家斉唱になってもフラッグがトヨタ以外殆ど無かったり場内アナウンスが低調だったりで、もひとつ盛り上がりに欠けます。
さぁ決勝スタート…となっても土砂降りのためセーフティカー先導のパレードランが延々続きます…2003年のブラジルGPの大荒れレースが思い起こされます。
それ以前にこれ本当にレースするのかなぁ??といい加減眠くなってきた頃(20周目?)にようやくスタート!!
雨のために各チームのマシンとドライバーの差がヘヤピンのライン取りで如実に現れます。始まってしまえば攻防激しく目の離せない内容!
…と楽しんでいたところに
「ゴシャッ!!?」と鈍い音をさせて何かが目の前に転がってきました…あぁ~アロンソ~!?!!! と冒頭の心の声…。
今シーズン色々言われていましたが、ミナルディ在籍時に予選でBARを喰ったりとずっと注目してきたドライバー且つチャンピオンシップでハミルトンに迫っていたこともあって超ガッカリ…。
まアロンソは残念だったものの、その後もヘイキvsキミ、マッサvsクビサ、何故か(笑)琢磨vsバトンと目の前で様々な攻防がチェッカーまで繰り広げられて、楽しく観戦できました。
さぁ問題はこれからです。
そう!方々で話題になった大混乱のシャトルバス行列。チェッカーと同時に席を立って乗り場についてみれば写真の通りの大行列。先のほうは霞んで見えません。
まず東富士駐車場行きのシャトルバス待ちの列の最後尾の案内が無くてどこに並んでいいのかわかりません。係員に聞いても「わからない」の一点張り。
ヲイヲイそりゃないでしょーと詰め寄ろうかと思いましたが、バイト君と思しきその係員は他の客からもかなりヒドイ言葉で扱き下ろされていたので何だかかわいそうになり、自分で乗り場から逆に辿って並ぶ場所を探します。
雨でぬかるんだ足場に苦労しながらバス駐車場をぐるっと一周してようやく最後尾に並ぶまで1時間。その後、ぐちゃぐちゃの地面を牛歩戦術で乗り場までたどり着くまで3時間。計4時間!!?
なんか道路陥没したためにバス待ち時間長くなってすみませんでしたみたいなアナウンスが流れていましたが、そんな言い訳、大嘘です。
バスは山ほど待機していながらボトルネックは出入り口で1台ずつしか通行できません。係員も不慣れで客を捌ききれずに大混乱。おそらくは何人か放棄したと思しき痕跡が…(最後尾案内板がいくつか転がっていたり…)。
寒いのでトイレに行きたがる子連れの家族や、日本語での案内すらなくなった状態で「Oh my god!!」とつぶやきながら項垂れている外国人客など…悲惨な光景が目の前で延々展開されています。
誇張ではなく、阿鼻叫喚の地獄絵図といったところでしょうか?
我々は並んでいる間3人でお菓子たべながらだべったりして時間潰したので、まだそれほど悲惨な気分にはならずに済みました。そんなわけでバス待ちを除けばそこそこ楽しい思い出にはなりましたが…。
特に外国からの観戦客達はどういう思い出で日本を後にしたのでしょうか?彼らに対しては何だか申し訳ない気持ちで一杯です。
元々富士はGTでもお馴染でインフラが貧弱すぎるので、この混乱は予想通りといったところでした。ただそれでもF1を誘致したからには大分改善されるのかと淡い期待を持っていたのですが、現実はやっぱりな結果でしたね。
今年行った観客の内どの程度また来年も行きたいと思っているのでしょうか?またこの混乱はどの程度主催側が把握しているのでしょうか…??
来年の観戦形態やインフラはどのようになるのか、「カイゼン」で今年の反省が活かされた日本GPにどうなっていくのか、興味深いところです!
Posted at 2007/12/16 00:36:46 | |
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