2012年04月29日
もう一つの失業率・・・
【転載開始】
日本の失業率(8.2%)
日本の完全失業率は4.2%前後となっていますが、
実はこの2倍近い数字の失業率があります。
8.2%
これは2011年の15歳から24歳までの若者の完全失業率です。
スペイン・ギリシャの若者の失業率は50%を超えていますので、
8%台なら上出来ではないかとの見方もあるでしょうが、
一般的に報じられる犯罪者を見れば、「無職」となっており、
仕事がない=犯罪者になりやすいという傾向があり、
失業は社会の安定を脅かす要因となっているのです。
では若者が仕事ができる社会になっているでしょうか?
過去5年間で製造業は社員を100万人削減しており、
これに従い事務系スタッフも減らしており、
更に最近では企業は海外採用を増やしており、
日本人だからと言って無差別に採用するということがなくなってきているのです。
では増やしている職場はどうかと言いますと介護等の現場であり、
こちらは100万人増やしていますが、ここには若者の姿はありません。
仕事がきつい割には低賃金という職場が介護の現場であり、
ぬるま湯で育ってきた若者にはあわない職場となっているのです。
実際、介護職員の年収は残業手当も入れて200万円から300万円が
多いと言われており若者の中にはこれでは結婚もできないと逃げ出す者も
多いと言われており、勢い、退職したサラリーマンや一般主婦が
アルバイト的に勤めていると言われています。
今後、日本企業はますます海外に出ていき、
高卒や三流大大学(今や一流大学卒でもですが)を卒業した若者が
働ける場所が減っていきます。
世界中の大学を見て、競馬研究会があるような大学はありません。
コンパと称して夜な夜な遊びまわる大学生は世界にはいません。
海外の大学生は朝は6時に起きて勉強し、夜は遅くまで勉強しています。
そのように勉強しませんとついていけないからです。
今の日本の大学生と海外の大学生を比べれば企業はこうなります。
日本人より外国人を採用したい。
大会社では社内の会話を英語にし始めている会社も出てきており、
このような会社では日本人だから優先的に採用するということはなくなって
きているのです。
中国では大学を卒業し、日本語検定1級を取り、
英語も完璧にできる若者が失業している実態があり、
企業からすれば、日本語はできるもののろくに勉強してこなかった若者を
採用する意味がない時代になってきているのです。
勿論、三流大学でも一生懸命勉強してきた若者もおり、
反対に一流大学でもろくに勉強してこなかった若者もおり、
一概には言えませんが、今や日本の大学卒業者=無条件就職、
という時代ではないということを、大学生はわかる必要があります。
今や、日本では、今発売中の【プレジデント】という雑誌が、
年収300万円で幸せに暮らす、という特集をくむ時代になっているのです。
プレジデント=年収300万円特集、となっている日本は、
もはやうえに上がる社会ではなく今後猛烈な勢いで貧困化が進みます。
若者の失業率は、日本の財政破たんとなれば、
スペイン・ギリシャ並みに50%を超えてくるはずです。
そして今、安泰と思っています大会社のサラリーマンも一夜にして
失業する時代に直面していることを真剣に考える必要があります。
【転載終了】
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やはり、という感じですが、深刻な事態でね!
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Posted at
2012/04/29 12:11:23
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