2013年01月25日
円安でも日本経済は復活しない理由・・・
すみません、ちょっと長いです!
【転載開始】
円安で日本経済復活が言われていますが、
これは日本経済が輸出で生きていると誤った事実に基づいています。
日本経済が悪化してきたのは、円高だけが理由ではないからです。
日本には働かない日本人、
労働コストの高さ(休日の多さ、諸々の労働者への優遇策)、
税金の高さ、電気料金の高さ、原発問題、等々、
数え上げればきりがないほどの弱点があり、
円高はその一つの要因にしか過ぎないのです。
そして何より日本の輸出が減少していることにあります。
いくら円安になっても、輸出が減少しれいけば、企業は増益どころか、
円安で輸入物価が上がり減益ないしは赤字に転落します。
以下、過去にどれだけ輸出が減ったかご覧にいれます。
財務省発表貿易統計より
<総輸出> <総輸入>
2006年 75兆2461億円 67兆3442億円
2007年 83兆9314億円*ピーク 73兆1359億円
2008年 81兆0180億円 78兆9547億円*ピーク
2009年 54兆1706億円 51兆4993億円
2010年 67兆3996億円 60兆7649億円
2011年 65兆5461億円 68兆1111億円
日本の輸出は2007年にピークを迎え現在は65兆円余りですから、
ピークから18兆円余り減少していることがわかります。
輸入は2008円の79兆円余りがピークで今が68兆円ですから
ピークから11兆円余りしか減っていません。
ピークから見れば輸出は18兆円減少し輸入が11兆円減少であり
差引7兆円余りとなっています。
日本経済は今や半導体部品や繊維製品、家電製品等、
海外生産に依存しており、輸出主導型経済ではなく、
輸入主導型経済に変わってきているのが上記の貿易統計を見ればわかります。
そこで、円安が襲ってきたら、どうなるでしょうか?
総輸入代金が膨れ上がるだけです。
2010年・2011年の変化を見ればそれがよくわかります。
輸出が67兆3996億円から65兆5461億円へ1兆8535億円減少している中、
輸入は7兆3462億円増加しているのです。
2012年はこの傾向がより顕著に出てきており、
詳しい点はワールドレポートにて解説させて頂きますが、
今、日本に求められているのは円安ではなく、円高なのです。
円安で喜ぶのは自動車産業位なもので、
輸入国になりつつある日本に円安が襲えば、輸入物価が跳ね上がり、
大方の企業や国民の負担が増え、業績の悪化や生活苦に陥ります。
また、円安は、日本の富を小さく見せることであり、
即ち、対外的には日本のGDPを小さく見せることになり、
国際社会で一層日本の地位の低下を招きます。
500兆円で1ドル80円ならGDPは6兆2500億ドルになりますが、
1ドル100円であればドルベースで5兆ドル余りになり、
一気に1兆ドル以上減少してしまいます。
以前の一ドル120円に戻れば4兆1600億ドル余りになり
80円時に比べなんと2兆ドルも日本経済が縮小することになるのです。
それだけ日本の地位が「堕ちる」ということになるのです。
日本が財政破たんとなれば一ドル1000円~2000円になるはずであり、
そうなれば日本のGDP規模は海外から見れば途上国並みになり
誰も相手にしてくれなくなります。
日本にとり必要な政策と反対の政策を取り続ける安倍政権は
日本を最終破壊に追い込むことになりますが、
結果としてそれも良いことであり、反対する理由はありません。
積極的な破たんに持ち込むことに進む安倍政権は、
むしろ歓迎するべき政権ですが、一つだけ前提があります。
破たんの前に「準備」だけは進めておくことです。
円資産だけを保有して破たんとなればどのような状況になるか
火を見るより明らかであり、
それがわかる国民は一人一人が準備しておけば良いことになります。
【転載終了】
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いやいや、一ドル1000~2000円はないでしょうが、
150~200はありえるかも・・・そうなったらヤバイ?
自民政権は、現在エコポイントは失敗だったといわれているのに、
消費税8%になる14年にまたもや自動車エコカー減税をやろうとしています。
全く成長しない政党だとあきれます。
要するに、当時のロートル議員たち(消えろと言いたい)がやっているからであり、
若い世代の議員が主導することを望みます。
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Posted at
2013/01/25 21:05:07
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