2013年11月22日
モーターショ―!
【転載開始】
<朝日新聞報道>
中国のモーターショーが回を重ねるごとに規模を拡大する一方、
東京は参加する会社の数や会場に並ぶ車の数が減る傾向だ。
ピークの1995年には361だった参加社数は今年は178と(半減し)、
広州の5分の1以下になった。
部品メーカーの参加は、東日本大震災直後だった前回と比べても10社減り、
中国勢は姿を消した。
このような惨状を示していますが、
GMの関係者は以下のような発言をしていると報じられています。
「東京にも出したら良いと思うけど、選ぶなら迷わず広州だよ」。
米最大手ゼネラル・モーターズ(GM)傘下のブランド、
キャデラックの(広州での)展示会場で男性社員は話す。
「市場規模が桁違い」
日本のマスコミでは東京モーターショーを持ち上げていますが、世界から見れば、
もはや日本のモーターショーはアジアのローカルという位置づけとなっているのです。
日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ社長)は、
「規模を追うのではなく、多くの自動車メーカーが研究、
開発を競う日本らしいユニークなショーにしたい」と話しているようですが、
世界は規模を追っており、この発言の真意は、負け惜しみというレベルではなく、
もはは「あきらめた」となっていると言えます。
日本のTVコマーシャルを見ればわかりますが、セダンタイプのCMは殆ど見ません。
殆どが軽自動車の宣伝となっており、世界の基準からすれば、
日本市場はもはやまともな市場ではなくなってきているのです。
勿論、軽自動車はそれなりに性能も良く独自に進化を遂げた車ですが、
それは日本だけに限ったものであり、
世界からすれば、日本市場は台数だけ稼ぐ安価な車が売られる市場となっているのです。
中国のモーターショーと日本のモーターショーの参加者が<5対1>という事実を
もっと我々は認識する必要があります。
【転載終了】
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先んじて行われた家電ショーでも日本は後塵を拝したようです。
市場の規模が桁違いと言いますが、
全て失政のつけがいま来ているのです。(小泉政権以降安倍政権まで)
日本は内需型なのに、円安誘導は逆効果のような気がします?
一部の大手企業(自動車など)は円安効果で増収増益なのでしょうが、
輸出も減少しているなか、円安効果だけで収益を上げているだけなのではないでしょうか?
今回の家電ショーやモーターショーを見る限り、
日本の景気が上がっているようには見えません。
非正規の拡大が日本の競争力を落としていることに気づかない経営者・・・
我々の子供世代は「悟り世代」といわれるのだそうですが、
いい車がほしいとか、家を持ちたいとか贅沢をしようという考えがないのだそうです。
ですから、モーレツ社員時代の仕事のやり方などしません。
要するに、実体経済など全く良くなっていないのです。
官庁が出す数字のマジックを信じてしまう方がいるのでしょうが、
地域格差を全くわかっていないのでは?
平均的な数字を見ているのでしょうが、格差が拡大いる底辺を見ないからでしょう。
地方は疲弊し、収入も激減しているのです。
私の職場の派遣さんに、「この仕事年内までだけど、後はどうなるの」と聞いたら、
「わかりません」という答えでした。
そうですよね、リードタイムの厳しい大量受注の対応のための派遣さんですから・・・
これが現実です・・・
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Posted at
2013/11/22 21:01:22
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