立花孝志はなぜ選挙モンスターになったのか
【転載開始】
■スキャンダラスな下半身ネタに味を占め、
選挙ではSNSで「下の層」を取り込む
公開日:2025/02/18

「2馬力選挙」を展開した兵庫県知事選
でも全開(提供)筆者
参院に2議席を有する「NHKから国民を守る党」
(N国党)は、名誉毀損を繰り返すことで成長し
てきた。
党首・立花孝志は2019年の参院選の政見放送で、
NHKの女性アナウンサーを揶揄して
「不倫、路上、カーセックス」と連呼。
世間を仰天させた。
22年の参院選は、ガーシーこと東谷義和を擁立
し、政見放送で俳優やタレントのスキャンダルを
イニシャルで暴露。
当選の暁には実名を明かすと公約した。
立候補した昨年の兵庫県知事選では、
「自殺した渦中の元県民局長には不同意性交等罪
に問われるようなスキャンダルがある」と触れ
回った。
ところが、どこからか聞きつけたデマを垂れ
流していたようだ。
常識ではあり得ない。
そうやって立花は選挙に「下半身の話」を持ち
込み、下衆な人々の心をつかんできた。
■「セックス」を語ることでタブーなしとばか
りに振る舞う
どうして政治や選挙がつまらないかといえば、
経済や福祉の話題はどうしても堅くなりがちで、
学校の授業だったら寝てしまいそうだからだ。
そこへきて立花は「セックス」について話す。
本来、政治と最も遠く離れた
「誰と誰がセックスした」という話をドヤ顔で
語ることで、自分たちにタブーなしとばかりに
振る舞う。
こうした言動にえらく感動してしまう人たちが
一定数存在するのだ。
つまりN国党は、これまで「右」とか「左」
で表現されてきた横軸のイデオロギーではなく、
知性を縦軸とした「下」の層を開拓してきた
政党だと言える。
N国党の台頭により、SNSを中心に「下」を
取り込む動きが加速している。
兵庫県知事選で顕著になったのは、
「オールドメディアに騙されるな」という言説
だ。
オールドメディアとは主にテレビや新聞を指す。
ネットにこそ真実があり、オールドメディアは
それを隠し、既得権益を守る存在だという
陰謀論が「下」の層にウケている。
長い文章を読むのが不得手なこの層は、
もともと新聞を読まず、ネットに渦巻くデマを
信じ、自分たちこそ正義だと思い込んでいる
からだ。
(敬称略=つづく)
▽選挙ウォッチャー ちだい
全国の選挙現場を取材、「note」などで報道。
「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか
?」を上梓。N国党から名誉毀損で提訴されたが、
昨年11月に1審勝訴。
【転載終了】
**************************
トランプ支持者と立花孝志氏に先導される
国民はよく似ていると言われました。
国際社会で″日本国民は政治意識レベルが低い″
と言われますが、アメリカも同じなのでしょう
かね?
ブログ一覧 |
ニュース | 日記
Posted at
2025/02/18 07:17:39