2012年01月21日
(引用開始)
■ これから始まる国家破綻レースの一番手は日本
なぜ日本なのか? 仮にイスラエルがイランを攻撃、
ないしはこのまま欧米とイランの関係が抜き差しならないところに来て、
軍事行動を含む対立に発展すればどうなるでしょうか。
まず誰でもわかることは、原油の大暴騰です。
現在1バーレル100ドル近辺の値段は
一気に200ドル以上に暴騰するでしょう。
その後、何が起こるのか? 不況下の大インフレです。
特に中東の石油に依存している日本にとっては石油価格の暴騰、
並びに供給不足は大打撃になるに違いありません。
そして世界にも万遍なくインフレの波が襲ってくるのです。
インフレとなれば、金利は上がらざるを得なくなります。
現在、景気後退懸念で政策的に低下させている金利ですが、
このような低金利が続けられると思いますか?
1973年の石油ショックで、石油価格が一気に4倍になり、
日本全体は大混乱に陥りました。
その時は狂乱物価となって日本中がパニックに襲われたのです。
仮にイランで火がついて原油が2倍以上の価格となったら、
どのような状態になるか? 物の値段はどうなるのでしょうか?
(中略)
日本は石油輸入の10%をイランに頼ってきました。
しかし日本政府は、今回の米国の要求を断るわけにはいかないでしょう。
東日本大震災の後、日本では原子力発電所が次々とストップ、
原発の再稼働ができない状態です。
当然電力の供給は火力に頼っていくわけです。
日本エネルギー研究所によれば、このまま原発の再稼働がなければ、
必要となる原油量は2012年に4096万バーレルになると言われています。
これは2009年度に比べて3倍の量です。
ただでさえ、これほど石油不足となっているのに
イランの原油が止められようとしているのです。
そして現在、世界中で怒濤のようにマネーが印刷され続けています。
欧州を発火点として国債の危機、ソブリン危機が叫ばれています。
このような袋小路に陥った世界に、
一方で世界最大の火薬庫と言われる中東に火が付いたら……。
そうなったら世界各国の金利はどうなりますか?
疑問の余地はないでしょう。全世界で万遍なく金利が急騰します。
例外はありません!
いま問題になっているイタリア国債10年物などは、
現状でも危険水域の7%を超えてきていますが、
それどころか10%を超える金利となっていくでしょう。
フランスやドイツの国債もその動きに追随していくことでしょう。
もちろん米国債も現在のような2%というわけにはいきません。
4%、5%、場合によっては10%と金利が駆け上がっていくことでしょう。
日本はどうなるのでしょうか?
いま1%近辺の10年物国債の金利は3%に上昇ですか?
5%までいきますか?
そのように世界中に金利高が波及した時、
世界中で一番苦しい国はどこでしょうか?
世界中で一番金融が危なくなる国はどこですか?
日本に決まっています! 世界の流れに乗って、
石油価格暴騰の波を受け、金利が5%に上昇する。
その世界はどういう世界ですか?
日本国は1,000兆円も借金があって、税収は38兆円です。
金利が5%になれば、金利支払いだけで50兆円。
まさに日本の国家財政は間違いなく、
算数ができる小学生から大人まで誰が見ても日本は国家破綻です!
(引用終了)
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今の日本の借金が問題にならないのは、
長期にわたってのゼロ金利だからです。
今のデフレ状態で、いきなりインフレに振れたら、
ほとんどの国民は生活できません?
この円高は、オバマ大統領が掲げた『5年以内の輸出倍増計画』のためです。
現状では、少なくとも1ドル=70円のレートが必要だそうであり、
TPPもその政策実現の戦略です。
政府もマスコミも国民には一切知らせようとせず、
逆に協力しようとしている売国的な人たちです。
そのため小沢氏が日米が対等なパートナーシップで向かい合い、
日本を守ろうとしましたが、これらの隷米勢力によって、
政治家としての活動を停止させられてしまいました。
そのことを知る、著名なブロガーなどがネットを通じて情報を拡散しています。
国民は、いま日本になにが起ころうとしているか知るべきではないでしょうか!
企業が日本から脱出しているのは、このまま円高が続き、
原油の供給が断たれ、電気料金の暴騰となれば、
企業は生き残れません。
万が一、非対称戦争になれば長期にわたる戦争となり、
米国はますます軍事費が膨張しますので、
あからさまな対日収奪に走るのではないでしょうか?
Posted at 2012/01/21 17:13:58 | |
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