2012年04月20日
「日本のGDPは最悪の場合、世界9位に転落する」――。
経団連の研究機関「21世紀政策研究所」がきのう(16日)、
こんなリポートを発表した。
2050年までの日本と世界の50カ国・地域の経済を予測した結果、
少子高齢化が進む日本は、どうあがいてもマイナス成長に転じ、
先進国から脱落しかねないという。
このリポートによれば、2050年には総人口が9707万6000人となり、
1億人を割る。
少子高齢化が世界最速で進み、65歳以上が全体の38・8%に増加。
高齢化につれ、貯蓄も減っていくとしている。
“最悪のシナリオ”の場合、2050年のGDPはマイナス1・32%、GDPは世界第9位、
1人当たりGDPは世界第28位になるという。
世界のトップグループからは完全に転落だが、この程度で済めばマシじゃないか。
日本はすでに1人当たりGDP16位(10年)だし、デフレ不況に加えて、
原発事故の収束も見えてこない。
2050年どころか、10年後だって、どうなるかわかったもんじゃないのである。
ある経産官僚はこう言っていた。
「本当に厳しいのは日本のモノ作りに需要がないことなんです。
これまでは車のボディーひとつとっても日本の技術は優れていた。
しかし、今や、世界はそうした質よりも安さを求めている。
手間ヒマかかり、コストも高い日本製は見向きもされなくなっているのです」
◆経団連リポートではまだ甘い
経済アナリストの菊池英博氏もこう指摘する。
「そこへもってきて大増税です。
デフレのときに増税すれば大恐慌になり日本はダメになる。
国民を殺すためにやっているとしか思えない。
このまま増税を繰り返せば、今現在、470兆円の名目GDPは、
5年先には420兆円になり、すぐに400兆円を割り込んでしまいます」
豊かさをどこに求めればいいのか。
2012/4/17 日刊ゲンダイ より。
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しかし、このレポートはどうだろうか・・・
現在、中国の人件コストが高騰しており、
米国大手企業の48%は「メイドインUSA」に回帰又は、検討しているという・・・
となると、日本も国内回帰か?
日本はいかにしてコストカットをするか。。。人員削減なしで!
Posted at 2012/04/20 23:49:11 | |
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経済 | 日記