シリア情勢についての飯山御大の見解!
【転載開始】
シリアのアサド大統領とケリー米国務長官が会食
『シリアを軍事攻撃する参謀本部長であるケリー米国務長官が、
なんとシリアのアサド大統領と親しく会食していた!
これで、ケリー国務長官は窮地に立たされる…』という意見がある。
(会食は2009年2月ダマスカスの・レストランで。)
しかし、「こんなにも深い人脈をケリーは築いていたのか!」という観点で
今後の情勢を占ったほうが、視界は開けてくる…。
さらに、アサド大統領夫妻(妻のアフラス婦人は英国生まれ英国育ちのシリア人)も
英国内に広く深い人脈をもっている。
英国がシリア攻撃を辞退したのは、アサド夫妻の英国内の人脈と、
プーチンの政治工作の結果だろう、と。
鷲は、ヒトが言ったことを真に受けるとケガをするぞ!とクドイほど書いてきた。
とくに、政治や選挙の季節に話される美しい言葉は、
票やカネを騙しとるためだから気をつけろ!と三宅洋平を例にして書いてきた。
「飯山センセの言うとおりでした。あの動画を見ると、
チャランケ(徹底的な話し合い)なんてコトがウソだった!ってことが良~く分かりました…」
という動画は視聴数が、なんと3万を超えた!
さて…、
ケリー国務長官は先月、シリアのアサド大統領のことを、
「アドルフ・ヒトラーとサダム・フセインと同様だ」と非難し、
「シリアでサリンなどの化学兵器が使用された…」などと述べた。
ケリー国務長官の言葉を真に受けて、カリカリいきどおっているシトがいるが、
これは問題外の外(そと)。論外の外(そと)
だいたい、英語や米語がベッラベラのアサド大統領夫妻と親しく会食をするような仲の相手を、
ヒトラーとかフセイン呼ばわりはしない。
「シリアの独裁政治と毒ガスの使用は攻撃されても然るべき!」とかと言えば済むのでR。
「フセインの大量殺戮兵器はなかった!」ってのは世界の常識だし。
「サリン兵器使用の証拠を示せ!」というプーチンや国際世論からの非難に対して、
ケリー氏は何の釈明もしていないんだし…。
それでは、何故にジョン・F・ケリーは、ヒトラー!フセイン!
などとアサド大統領を異常なほど罵倒したのか?
ケリー国務長官の激しい罵倒には、深い深いウラの意味がある。
ひとつは、ケリーは言わされたのでR。
シリア攻撃を言わざるを得なかったのでR。このこと、分かる夜寝!
もうひとつは、アサド大統領はじめ、同志へのメッセージだ。
どーゆーメッセージなのか?
「俺の立場と、胸の内とハラ、…分かるだろ?」ということが一つ。
もうひとつは…、
「攻撃するとしても徹底的に延ばすから、準備するんだぞ!」
というメッセージ。
この“準備”には、イランによるイスラエル攻撃と、サウジ攻撃の準備も含まれる。
プーチンの謀略部隊によるサウジの毒ガス保管庫の破壊準備も…。
この政治的な延期主義が分かるヒトは、国際政治が分かるヒトだ。
分かるっしょ?
【転載終了】
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さて、議会が条件付きで承認したので限定攻撃はあるのでしょう・・・?
攻撃目標は限定、地上軍は派遣しない、期間90日・・・
今の米国の危機的財政状況や軍事費削減の背景を端的に表している決定ですね。
そして、軍事介入は大統領権限で可ですが、オバマは議会を巻き込んだ・・・
問題は、シリアとイランがどうするか・・・イスラエルを攻撃するか?
米艦船が攻撃されることはないような気がします・・・
そして、シリア・イラン・ロシアとの共同軍事演習に艦船を派遣した中国は・・・
多分、静観すると思います。
来週には米国の対応がはっきりするでしょう!
Posted at 2013/09/05 21:48:15 | |
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