2013年11月15日
クレディ・スイスの戦慄リポート。
【転載開始】
13日、マーケットでは関係者が痺(しび)れるようなリポートが出回った。
クレディ・スイスのチーフエコノミスト、白川浩道氏の「日本経済分析」だ。
タイトルは「急激な低下のリスクがある2015年の成長率」。
来年以降、アベノミクスの金融政策も財政政策も完全に行き詰まるという分析だ。
リポートはこう書いている。
〈補正予算の規模縮小、財政政策の緊縮転換を受けて、
実質GDP成長率への寄与度は2013年度の+0.8ポイントから
2014年は+0.5ポイントに鈍化する〉
〈これを異次元金融緩和で相殺できるかどうかだが、
金融政策のGDP成長率に対する寄与度は2013年度の+0.9ポイントが
2014年度は+0.8ポイントにとどまり、
量的緩和で財政緊縮の効果を相殺することはできない〉
〈2015年度のGDP成長率は2014年度対比で1.5ポイント下押しされることになる〉
<これで外国人投資家は逃げ出す>
要するに来年度でアベノミクスのバケの皮が剥がれ、
その先はマイナス成長になりかねないというのである。
このリポートが意味するところは、外国人投資家に対して、
「日本株は来年中に売れ」ということだ。
安倍バブルでも1万4000円程度の株価(日経平均)は、
来年以降、暴落の運命となる。改めて、白川浩道氏に聞いてみた。
「2015年度はゼロ成長になる。
雇用は減少し、賃金は伸び悩み、デフレに逆戻りの懸念がある。
世の中、相当暗くなると思います。
なぜかというと、試算したとおり、アベノミクスの財政、金融政策でこの先
、景気を上向かせるのは無理で、もう打つ手なしだからです。
アベノミクスの当初のシナリオは金融、財政政策で景気を底上げし、
その間に成長戦略で、景気を回復軌道に乗せる戦略だった。
その第3の矢が分からないうえに、来年4月からは消費税が上がる。
瞬間的に消費は落ち込み、しかし、その後、消費は少しずつ戻ってくる。
でも、それは長続きせず、2015年になると、ドーンと落ち込むと思います。
エコノミストとして、長期の金融投資はお勧めできなくなりました」
今年の前半はアベノミクスに浮かれたが、宴は終わった。
庶民は生活防衛を真剣に考えた方がいい。
【転載終了】
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押し並べて、専門家の厳しいみとうしが目立ってきました。
米国では飢餓が広がり、
雇用統計は生活ができないような低賃金でまで雇用し、
雇用数を水増して誤魔化しているようです。
欧州はドイツ一国がGDPを支えているようですし・・・
世界が経済を誤魔化しているような状態です。
Posted at 2013/11/15 21:30:26 | |
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