2016年11月12日
日刊ゲンダイより。
【転載開始】
■トランプ勝利翌日の衆院“強行”通過は安倍首相の懇願メッセージ
トランプ大統領が決まった翌10日に、世界の笑いものになりながらも、
TPPが衆議院本会議で「強行採決」された。
どうしてそこまでしたのか。
「2020東京五輪まで続けたい」(さらには無期限に?)という意向に象徴されるように、
「米国に追従することで自らの地位を守る」ことを至上命題としてきたのが安倍首相である。
強行採決の裏には、トランプ大統領に向けた次のようなメッセージが込められている。
「まず、TPPレベルの日本の国益差し出しは決めました。次は、トランプ大統領の要請に
応じて、もっと日本の国益を差し出しますから、見捨てないで下さい」
日本政府はすでに米国の批准を後押しするために、
水面下で国益を差し出し続けてきている。
それを加速させて、トランプ大統領のご機嫌取りに奔走するつもりだろう。
トランプ大統領の誕生で、オバマ政権のレームダック(死に体)期間に米国が
TPPの批准を模索する動きは困難になったと思われる。
だが、トランプ新大統領は、「TPPには署名しない。
2国間FTA(自由貿易協定)でよい」「日本の負担が足りない」と主張しているので、
TPP以上に日本がより一層譲歩させられた「日米FTA」が成立しかねない。
この流れに自ら喜んで応じる“決意表明”が、今回の強行採決とみていいだろう。
今後、さらに「売国行為」が進む危険性を認識しなくてはならない。
そもそも、農産物関税のみならず、政権公約や国会決議で、
TPP交渉において守るべき国益とされた食の安全、医療、自動車などの
非関税措置については全て譲り終えている。
これらはTPPが発効しなくても、日本が“自主的に”行った措置として、
実質的にはすでに発効しているのである。
つまり、2国間の力関係の結果、日本はズルズル押し込まれている。
今後はさらにこの流れが強まる。
「日本の負担が足りない」と言うトランプ氏に渡す“譲歩リスト”を
政府はもう作成しているだろう。
農産物の関税についてはFTAなどが発効しないと効力が生じないから、
米国が2国間FTAなどに切り替えようとする動きは当然予想される。
米国の要求に応え続ける姿勢から脱却し、真に国民の将来を見据えない限り、
問題は永続することを忘れてはならない。
鈴木宣弘東京大学教授
1958年、三重県生まれ。82年東大農学部卒。
農水省、九州大学教授を経て、06年から東大教授。
専門は農業経済学。
「食の戦争」(文芸春秋)、「悪夢の食卓」(角川書店)など著書多数。
【転載終了】
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日本がトランプ政権に献上する額は48兆円とも言われていますね。
今、トランプリスク(日本にとって)によって、
消費増税18%の現実味が増してきたと懸念されています。
Posted at 2016/11/12 19:24:27 | |
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ニュース | 日記
2016年11月12日
スポニチより。
【転載開始】
■安倍首相「話が違う」トランプ氏勝利にいら立ちも…17日会談決定
米大統領選で共和党の実業家ドナルド・トランプ氏(70)が勝利した大番狂わせに、
民主党のヒラリー・クリントン上院議員(69)の勝利を見込んでいた安倍晋三首相が、
外務省に「話が違う」といら立ちをぶつけていたことが10日、分かった。
次期米政権とのパイプを持たない日本側が浮足立つ一方で、
トランプ氏は安倍首相と今月17日に会談することを即断即決した。
「話が違うじゃないか!」。
世界中が固唾(かたず)をのんで見守った大統領選の開票終盤、
安倍首相のいら立ちが頂点に達した。
脳裏に浮かんだのは、今年9月の訪米でのクリントン氏との会談。
クリントン氏側の要請があったためだが、
外務省はクリントン氏とだけ会談をセッティングし、トランプ氏を無視。
次期大統領との顔合わせのつもりだったが、終わってみれば、全くの見当違い。
安倍首相も、外務省に当たらずにはいられなかった。
今となっては「トランプ氏軽視」と取られかねない。
政治経験のない異例の“素人大統領”に、
これまで築いてきた日米間のパイプが通用するのか?
そもそもパイプがほとんどないことに焦った政府筋は動いた。
10日朝、電話会談を申し入れた。
“暴言王”トランプ氏は、意外にも態度は柔軟。
うまく会話をリードし、早くも「直接会談」を取り付けることに成功した。
19日からペルーで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に
出席する安倍首相が「ニューヨークを(政府専用機の)給油地にできる」
と直接対話を求めると、トランプ氏は
「17日にニューヨークにいるようにする。食事でもしようか」と応じ、
とんとん拍子に日程調整が進んだ。
選挙戦中の過激な発言がウソのように、日米関係強化への意欲を何度も表明。
アベノミクスを高く評価し「いろいろなアドバイスをしてほしい」と
謙虚な一面を見せる一幕もあった。
政府筋は「さすがビジネスマン」とうなった。
日本の首相が就任前の次期大統領に会うのは異例。
電話会談はスムーズに進んだが、トランプ氏は環太平洋連携協定(TPP)や
医療保険制度改革(オバマケア)など、オバマ民主党政権の看板政策を
真っ向から否定する構えを見せており、出方が分からない。
米軍撤退も口にしているだけに、日本が最も重視する日米同盟の先行きも不透明。
政府高官は「トランプ氏がどんなことを言い出すのか分からない。会談は未知との遭遇になる」
と不安な表情で語っている。
【転載終了】
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ジャパンハンドラーの情報だけに頼っているからこのようなことになるのでしょうし、
外務省も多角的な情報収集を怠るから無能さを晒すことになるのでしょう。
ましてや、安倍首相も万一のためにもトランプ当選の可能性を考えていないと・・・
そこにいくと、ドゥテルテ大統領はそつが無い強かな外交をしますね。
トランプは、現在の米傀儡政権は残すでしょう。
Posted at 2016/11/12 09:35:01 | |
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ニュース | 日記
2016年11月12日
昨日、私たち夫婦はもとより、
息子たちの結婚式にもお世話になった妻の従姉妹が急逝したため、
東京での告別式に出席してきました。
東京に向かってる途中、
碓井峠付近のトンネルで、起こった直後であろう事故の場面に遭遇しました。
状況は、トンネル出口付近で必死に服を振る男性が居り、
一瞬「なに」と思いましたが、
トンネルを出た直後に追い越し車線に飛散する部品を目にしました。
二人の男性が救助作業をしているいましたので、
横転した車の中に何人か怪我人がいたのでしょう。
トンネルから出口は左カーブのため、
走行車線はブラインドになっていましたので横転している車が見えませんでした。
人間って違和感のある状況では反射的にブレーキを踏むんですね、
それと、80km程度のスピードでしたのでなんとか回避できました。
100km以上のスピードを出していたら突っ込んでいたかも・・・(怖
横転した車のすぐ先にトラックが停車していたので、
救助作業していた方たちはトラックの方たちと思われます。
先にも書きましたが、
トンネル出口はブラインドで見えないので先行車のトラックに追突したと思われます?
トラックの左後部がつぶれていましたので。
また、運の悪いことに鶴ケ崎JC付近で2件の事故があったようで、
全面通行止めになっており、大渋滞でした。
3回のルート変更をしてなんとか10分遅れで斎場到着。
結局、東京まで5時間を要してしまいました。
皆さん、スピードは控えめに!
Posted at 2016/11/12 08:19:44 | |
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