2017年03月26日
日刊ゲンダイより。
【転載開始】
■証拠FAXに官邸激怒 元夫人付の谷査恵子氏“国外追放”情報<2017年3月26日>
森友学園に問題のファクスを送付した女性官僚・谷査恵子氏の身辺が
にわかに騒がしくなっている。
谷氏は1998年に経産省入省。
13年から15年末までの3年間、「内閣総理大臣夫人付」として
昭恵夫人を支えた。
16年からは中小企業庁の経営支援部で連携推進専門官に就いていた。
ファクスの存在について、24日の集中審議で質問された菅官房長官は
「1週間ほど前に全体の話を聞いて、その後すぐ籠池理事長に送った
ファクスを谷氏から入手した」と説明したが、内情は違うようだ。
「証人喚問での籠池理事長の発言で、問題のファクス文書が保存されている
ことが分かり、対応に追われた。官邸もまったく把握していなかったのです」
(官邸担当記者)
先に公開してしまった方がダメージが小さいと考えたのか、菅は23日の
定例会見で記者にくだんのファクスを配布。
よほど慌てていたとみえて谷氏のメールアドレスや携帯番号などの
個人情報が示されたままだった。
後で黒塗り版を配布し直すという失態について、菅は「不注意だった」と
答弁したが、本当に文書を1週間前に入手していたなら、個人情報の
扱いに配慮する時間は十分あったはずだ。
「もちろん総理もファクスの存在を知らなかった。激怒して、谷さんを呼び出し、
怒鳴りつけたと聞きます。しかし、彼女の一存で勝手にやった話ではない
ことくらい政界関係者なら誰でも分かる。昭恵夫人に怒鳴るならともかく、
ノンキャリの彼女にすべてを負わせるのはあまりに酷です」(自民党関係者)
■まるで霞が関版「沈まぬ太陽」
安倍首相の怒りはすさまじかったそうで、「逆鱗に触れた谷氏の左遷情報が
すぐさま霞が関を駆け巡った」(総務省キャリア)という。「4月1日付でアフリカの
大使館付の駐在員に飛ばされる」「いや、南米らしい」などと臆測情報が飛び
交っている。
元外交官の天木直人氏が言う。
「官僚の“口封じ”に外務省を使うのは、確かに都合がいい。実際、経産省から
大使館への出向はないことはありません。しかし、ことがノンキャリ女性となると
異例中の異例。本当にそんな人事をすれば、官邸自ら情報隠蔽を認めたも同然で、
それこそ大スキャンダルです」
事実関係について経産省に問い合わせたところ、「現段階では、そういう情報は
ございません」(官房広報室)とのことだった。
主人公がアフリカに飛ばされる山崎豊子の小説「沈まぬ太陽」が思い出される。
昭恵夫人に尽くした谷氏も、安倍官邸にとってはしょせん“トカゲの尻尾”なのか。
【転載終了】
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すでに赴任しているとの情報もありましたが、
今のところ所在は不明なのでしょうかね?
事がここまで大きくなってしまったのはまさにトカゲの尻尾切りでしたね。
籠池氏を切ろうとしたら、噛みつかれてしまったのでしょう。
「窮鼠猫を噛む」でしょうか。
女性官僚に対しての対応でもわかるように、かなり動揺しているのでしょうね。
それは、菅官房長官の失態でもわかります。
官邸の対応が悪すぎて延焼してしまったという感じです。
自民党側の証人喚問での質問で、さらに火力が増してしまった感がします。
鎮火しそうもないので、しばらくはこの記事も続くと思います。
Posted at 2017/03/26 07:18:07 | |
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