2022年02月14日
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■厚労省が突如ぶち上げた「代替保育案」
コロナで疲弊する保育士と親から
非難殺到のワケ
公開日:2022/02/13
新型コロナウイルスの影響で、
保育所や認定こども園の休園が急増して
いる。
厚労省によると、3日時点で全面休園
している園は777カ所。
保育園が休園となり、保護者の負担が
増しているが、それは保育園やこども園
の保育士たちも同じ。
現場でコロナ対応にあたっている保育士
に話を聞いた。
「どうにか、休園せずにやっていますが、
正直、保育士たちも疲弊しています。
コロナ感染を防ぐために、その子どもの
家族構成や、どういった場所でどういった
ことをしたのかまでを事細かく記録して
います。陽性者が出たら、接触のあった
子どもとその家族への対応、そして、
それ以外の子ども、家庭への対応と、対応
すべきことが多岐に渡ります。さらに、
コロナが不安な保護者からは毎日のよう
に電話がかかってきますし、それに対し
て丁寧に説明をしなければいけません。
日々の保育以外に対応することが多すぎ
てパンクしています」
子どもが接触の可能性があることがわかり、
登園を控えるように要請された3歳と6歳に
なる子どもを育てる母親のAさん(30代)は
こう語る。
「『お子さんに接触の可能性があるので
明日は休ませてください』と、夜遅くに
連絡があったので、次の日の仕事の調整が
大変でした。営業先との打ち合わせは私で
ないと担当できないので、急遽リモートに
切り替えて対応してもらいましたが、子ど
もが横でわーわー叫ぶので、先方には苦笑
いされるわ、私も集中できないわで、まと
もに仕事なんてできませんでした」
■そもそもこの状況で保育士をどうやって
確保するのか?
疲弊する家庭やパンク寸前の保育園、
こども園が増加する中で、救済案として、
厚労省が突如発表したのが代替保育の促進
だ。
現行では、休園した園の子どもを他の施設
や公民館で預かる場合、補助単価が少なく
なるため、それを補填するのだという。
保護者が働き続きやすい環境を整えるため
に、自治体に財政支援する案が柱だが、
SNS上では次々と非難めいた声が上がって
いる。
〈保育士がただでさえ不足しているのに、
どうやって保育士を確保するのか。そもそ
も根底のところをはき違えている〉
〈国は金を出せばいいと思っているが、
現場の声をまったく聞いていない。保育士
や設備を用意するところが一番、難しい
ところでしょうが〉
〈子どもが新しい場所で生活に慣れるまで
どれぐらいかかるか全くわかってない。子育
てしたことがないからこの発言ができるんで
しょう〉
〈保育士だって、そんなリスクの高い仕事
引き受けるわけがない。保育というものを
何なのか全くわかっていない〉と、保育現場
の声を無視した厚労省の対応にあきれ果てて
いる状態だ。
■厚労省は「財源は用意した」で“やってます感”
をアピール
お金の問題より、先に解決すべきなのは、
肝心な保育施設や保育士の確保だ。
そして、それを運営するのは自治体だ。
一般的に行われる一時保育でさえ、コロナ禍
で休止している自治体が多い中、代替保育に
進んで整備する自治体は、かなり限定的だろう。
声高に「代替保育を推進します!」と叫び、
国民の耳目を集めることで"やってます感"を
アピールをすることが厚労省の狙いかもしれ
ないが、それでは根本解決には至らない。
「国が財源は用意したので、あとは自治体に
お任せします」という姿勢はあまりにも無責任
ではないだろうか。
(ジャーナリスト・中西美穂)
【転載終了】
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厚労省は、地方への圧力ではなく、
地方から情報を吸い上げる努力をし
て欲しいですね。
そうすれば、「日本の平壌大学」
などと、国際社会から揶揄されなく
なるでしょう。
東大は「官僚養成学校」から脱却
すれば揶揄されなくなりますよ。
国際社界は、東大よりもう一つの
Aランクに期待しているんですかね?
Posted at 2022/02/14 09:37:06 | |
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ニュース | 日記
2022年02月14日
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■常軌を逸していた高梨沙羅選手への
メーク批判 セラピスト
「アスリートには欠かせない」と指摘
公開日:2022/02/14
北京五輪のスキージャンプ
女子ノーマルヒル代表・高梨沙羅選手(25)
へのメーク批判は常軌を逸していた。
2012年に高梨選手がワールドカップ(W杯)
に初優勝した15歳当時の印象が強いためか、
これまでにも高梨選手のメークが話題に
上がることがあった。
ただ、今回のように〈チャラチャラするな〉
〈メイクしている暇があれば練習しろ〉など
の厳しい言葉とともにSNSで「メイク批判」
がトレンドワードになることはなかったよう
に思う。
こうした心ない批判に対し、
元レスリング世界女王のダルビッシュ聖子
(41)やX JAPANのYOSHIKIら著名人が
擁護の声を上げた。
学生の時にはメークをすると怒られるが、
社会に出るとメークはマナーになる。
さらには年齢やTPOに応じたメークを求めら
れるようになるなど、女性のメークには
「注文」が多い。
なぜ、今回のような批判が起こったのか?
一般社団法人メイクセラピストジャパン
代表・岩井結美子氏に話を伺った。
■メーク批判をする2つの抑圧パターン
「高梨選手のメークを批判している方々は
大きく分けて2つの特徴があります。一つ目は、
女性性のアピールに対する偏見や思い込みを
持っている方。過去に女性から受けた傷つき
体験が引き金になることがあります。メーク
という行為によって女性性が増すように感じ
られ、ご自身でも気づかないうちに、無意識
にオーバーラップしてしまう。それが思い
込みや偏見となり、メークそのものに対する
嫌悪感に繋がっているパターンです。
二つ目は、過去に親などからメークをする
なと制限されたり、肌質などが原因でメーク
することができなかったりして、キレイに
なることを楽しめなかったコンプレックスが
誘発され、メークそのものをネガティヴな
ものと捉え、嫉妬の感情を生んでいるパター
ンです。」
メークで容姿を華やかにすることが
「はしたない」「ふしだらだ」という
イメージは、令和の時代になっても未だ
根強く存在してしまっているのかもしれない。
岩井氏が続ける。
「脳にとっては変化もストレスなので、
『第一印象の15歳の頃のままの高梨選手で
いて欲しい』という思いと、アスリートは
選ばれし神聖な存在であってほしい、クリ
ーンかつナチュラルであるべきという無意識
の期待が存在していることも原因のひとつ
だと思います。そこにメークによって世俗的
な要素が加わってしまうことで、自分の中の
アスリートに対するピュアなイメージが汚さ
れたと感じてしまうのでしょう」
■アスリートにとってメークはユニフォーム
しかし、アスリートにとってメークの目的
は、容姿をより良く見せることだけではない。
「鏡を通して視覚から自分の顔の印象が
入ってきた時に『今日の私イケてる』と思う
ことで、まず自己肯定感が安定します。する
とおのずとパフォーマンスも安定してきます。
アスリートにとってモチベーションが下がる
不安要素を取り除くことは当たり前のこと。
メークをする暇があるなら練習しろという
批判の声もありましたが、高梨選手は競技に
集中するための手段としてもメークをして
いるのだと思います。アスリートは試合前に
集中するために瞑想をしたり、アロマを焚い
たり、音楽を聞いたりなどのメンタルを整え
ることをしているはず。それらとメークする
ことは同じ位置にあるといえるのではないで
しょうか?」
実際に高梨選手は過去のインタビューで
自身の性格を「もともとネガティブの塊」
分析し、メンタル強化の方法を模索したと
いう。
高梨選手のメークの変遷には、
「研究と分析」の跡が感じられ、きっと
それはアスリートとしても培った視点が
用いられていたのだろう。
メークは戦うための「武器」でもあるし、
アスリートにとっては必要な
「ユニフォーム」といえるのではないだ
ろうか?
(取材・文=SALLiA/ライター)
【転載終了】
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アスリートのメイクは必要だと思い
ます。
非日常と日常の切り替えにはメイク
は有効だと思います。
極度の緊張状態から弛緩させる効果が
あると考えます。
見当違いの批判でしょう。
それに、何故、不可思議な規制違反
で国民に謝らなければならないのか疑問
です。
日の丸を背負っているとか、日の丸
飛行隊とか、選手に重い物を背負わせ
すぎです。
このような面からも、競技以外では
弛緩して気持ちの切り替えが必要なの
では。
特にマスコミのあり方にも問題があ
りますね。
Posted at 2022/02/14 08:56:48 | |
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