日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■ドジャース大谷「二刀流復活」どころか
「投打共倒れ」の危険・・・
投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏
公開日:2025/06/20
■エンジン全開のダメージ

大谷翔平(C)ロイター/Imagn Images
「休ませる可能性はまったくない。トレーナー
と話をした結果、疲れはあるが、久々の実戦での
興奮やエネルギーでそう感じた程度。休む選択肢
はなかった」
日本時間19日のパドレス戦の試合前、
ドジャースのロバーツ監督はこう言った。
663日ぶりの登板から一夜明けた18日、
4打数無安打4三振に終わった大谷翔平(30)に
関してだ。
1試合4三振は2022年9月7日のタイガース戦
以来。
さすがに疲労困憊、久々に登板したダメージと
いう気もしてくるが、首脳陣はそこまで深刻な
ものとはとらえていない。
しかし、「1番・DH」でフル出場したこの日
(19日)のパドレス戦も前日に続いて4打数
無安打。
中堅に大飛球を2度、放ったものの、スタンド
までは届かなかった。
ロバーツ監督は今年のキャンプ中、投打の二刀流
の復活が見込まれる大谷に休養を与える方針を
明かし、本人もチームの方針に従うと納得済み
だった。
が、1イニングだけのオープナーなら支障はない
という判断なのか、「休ませる選択肢はない」と
いうのだ。
大谷はここまでチーム最多の73試合に出場。
休んだのは父親リストに入った2試合だけだ。
守備に就かないDHだけならともかく、5月から
は投手の調整が本格化。
試合前のブルペン投球や、打者を相手に投げる
ライブBPは、本人いわく
「ダブルヘッダーと同じくらいの負荷」がかか
る。
「DHだけよりブルペンやライブBPが入った方が
負荷は大きくなる。その都度、リカバリーを入れ
なければならない」と話している。
ブルペンやライブBPですら負荷がかかるのだか
ら、1イニングながら実戦で投げた消耗度は
ハンパじゃないはずだ。
投げて打ってのリアル二刀流は、大谷の代名詞
みたいにいわれる。
22年は投手として15勝9敗、防御率2.33、打者と
しては34本塁打。
メジャー史上初めて投打とも規定に到達した。
■「打撃がいい年は、投手としていまひとつ」

大谷翔平(C)共同通信社
双方でトップクラスの数字は残せるものの、
「大谷の二刀流は隔年の傾向がある。投げる方が
いい年は、打撃がいまひとつ。打撃がいい年は、
投手としていまひとつ」とはスポーツライターの
友成那智氏。
つまり投手をすることは打撃に影響する。
投手として復活した分の疲労が、打者としての力
を削ぐことにつながるかもしれないのだ。
投手としても、このままうまくいく保証はどこ
にもない。
久々の登板で、いきなり161キロを投げた反動だ。
全28球中、9球のストレートはすべて158キロ
以上で、そのうち161キロが2球。
ツーシームも159キロをマークしたように、
ほぼフルスロットル。
久々のマウンドで気分が高揚するのは理解できる
としても、“病み上がり”でエンジンを吹かし続け
たのはダメージになりかねない。
次回は中5日で23日のナショナルズ戦に先発
する予定だが、1、2回限定のオープナーだけに
飛ばせるだけ飛ばすのは火を見るより明らか。
短いイニングだけに、なおさらリミッターも外れ
かねない。
「エンジンを全開にするのは、ここぞという
場面に限定すべき。デグロム(37=レンジャー
ズ)のようなメジャーの速球派はみなそうして
いる。でなければ肩肘に負担がかかるからです」
(ア・リーグのスカウト)
大谷自身も、肘に負担がかかるのはスイーパー
などの変化球以上に球速だと考えている。
次に右肘靱帯を損傷したら投手を断念することを
示唆しながら、それでも腕を振り切ってしまうの
は、「アウトを取るという勝負の場面では、持っ
ている力をすべて出すのが彼」(ロバーツ監督)
だからか。
疲労がたまっているにもかかわらず、休もうと
しないのが大谷だ。
そうやって投打にフル回転した結果がエンゼルス
時代の2度の右肘靱帯手術であり、右脇腹痛で
あり、試合中のけいれんなのだ。
メディアは「二刀流復活」と大騒ぎだが、
投手として復活したがゆえに打者としての
パフォーマンスが低下、投手としても飛ばし過ぎ
の反動で満足いく成績が残せない可能性もあるの
だ。
【転載終了】
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今季は31歳という年齢と環境の変化があり、
以前のようなパフォーマンスができるか不安
な面も確かにありますね。
また、打者大谷選手に対しての他チーム
(特に強豪チーム)の配球が徹底しています。
多分、後半は縦の変化と外角のスライダー
を中心に攻められ、ホームランは失投を逃さ
ずに打つしかない様な気がします。
ホームランは40本台にとどまるのでは・・・
今季のホームラン王は微妙かも?
Posted at 2025/06/20 16:02:02 | |
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