2025年10月19日
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■存在感増す中国製ドローンの脅威 大阪万博でも
巨大ミャクミャク演出・・・世界シェアは8割
公開日:2025/10/17

夜空に浮かび上がったミャクミャク
(C)共同通信社
13日に閉幕した大阪・関西万博。
会期中、毎夜開催されてきた ドローンショーは、
最終日限定の演出が話題を呼んだ。
閉幕日当日はショーが終わると、夜空に突然、
万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が。
ドローンによって巨大ミャクミャクがサプライズ
で描き出された。
ミャクミャクは「184日間、本当にありがとう!」
「また、どこかで会えるといいな! それじゃあ
みんな、センキュー!」と来場者に別れを告げる
と夜空に消え、場内には大きな拍手が湧いた。
この様子は各種メディアに取り上げられ、SNS上
でも注目を集めた。
実は、このショーで飛行していたドローンは、
中国メーカーが開発したものだ。
ショーの運営会社「レッドクリフ」(東京都)に
よると、使用されたのは「EMO-JP」という機種
だ。
中国のドローンメーカー、ハイグレート社の製品
を、共同で日本仕様に改修したものだという。
中国はいまや「ドローン大国」と呼ばれている。
400社以上が中国国内でドローンを製造し、
世界シェアは7~8割に達する。
ただ、中国製ドローンをめぐっては、
「飛行データが中国に流出する」といった懸念の
声が少なくない。
日本政府は2021年度から、中国製ドローンの
新規購入を事実上排除している。
国内企業でも、中国製を国産に切り替える動きが
ある。
しかし、そうも言ってられないのが日本の農業
分野だ。
こちらも中国製ドローンが席巻しており、代表的
なのは世界最大手DJI社。
高性能かつ安価なため農家の間でも人気が高く、
同社のドローンを用いた農業従事者向け研修会が
頻繁に開かれているほどだ。
小泉進次郎農相も、14日の会見でドローン活用
について言及した。
自民党の高市総裁就任に関連し、記者から
「コメ増産方針は維持されるのか」と問われると、
こう答えた。
「総裁選では、高市総裁は乾田直播やドローン
活用など新技術を後押ししていくと話していた。
こうした技術を活用し、米の安定供給と安定価格
の両立を図っていくのは揺らがないのではないか」
高市が農業分野での ドローン活用を推奨すると
なると、当然、中国製ドローンに頼らざるを得な
くなるだろう。
「反グローバリズム」を掲げる国政政党も出て
くるなど、中国製品には厳しい目が向けられる。
しかし、存在感を増す中国製ドローンを前に、
完全に排除するというのは現実的ではなさそうだ。
【転載終了】
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私もDJI社製ドローンを2機所有していま
すが、性能はいいですね。
ただ、ドローンを飛ばすにも日本は規制
が厳しすぎるような気がします。
私のように歳を取ってから二等無人航空士
のライセンスを取得しようと思っても、
実技は練習で何とかなったとしても学科が
難関ですかね。
規制を厳しくしすぎるのも日本の欠点の
一つと言えますでしょうかね。
Posted at 2025/10/19 19:12:32 | |
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