• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2022年01月16日

僕が住んでいた街の大学とTown Hall

僕が住んでいた街の大学とTown Hall
 いまから10数年前、以前の会社の時に英国に顧客がありました。

 その顧客も私が獲得した顧客でした。

 現地に競合企業があったのですが、日本からシェアの大半を獲得していました。


alt

 そんな定期的顧客訪問の途中、ロンドンから顧客への中間地点の街に立ち寄ってみました。

 移動日の土曜日、England北部からロンドンに戻る列車を途中下車した街。

 私が30年前に住んでいた街でした。

 15年振りくらいに降り立った駅前に新しくできていたモニュメント?

 シルバーの壁に流れる水。

 この街は産業革命の起源と言われている街。

 製鉄やメタル関係の産業、銀食器やステンレスのナイフやフォークが名産でした。

alt

 駅前のモニュメントと私が昔、通っていた大学の一つ。

alt

 手前の茶色の建物はバスターミナルの横にあった学生会館。

 当時、学生証などを発行してもらいました。

 隣のバスターミナルには、National Express長距離バスの営業所もあり、学割会員証も発行して貰ったことを思い出します。

 当時ロンドンに行くには、この建物の手前にある駅からBritish Railの特急列車(ディーゼル気動車)に乗るか、このバスターミナルからNational Expressの特急バスに乗るかでした。

 当時勤めていた別の都市にある日系の会社にも、この鉄道駅かバスターミナルから、特急列車か特急バスで毎日通勤していました。

alt

 駅から坂道を登り、大学の建物を越えて駅方向を振り返ります。

 当時私が通っていた校舎。この校舎以外に、国立公園のPeak Districtに近い郊外校舎にも毎日通っていました。

 英国に来て最初の1年はフルタイムの聴講生として、2年前からは幸いにも、大学のジョブセンターに登録し、いろんな仕事を経験できました。

 私がメインで仕事をしていたのは、この校舎の大学ではなく、もう少し駅から離れた歴史ある名門大学の方でした。

 そちらの大学の紹介で、現地の日系企業に勤めたり、その後、大学付属のビジネススクールで日本語と日本ビジネスの講師をしたりしていました。

 この駅前に校舎がある方の大学では、主に講義を受けたり、夜学を受けたり、ここの大学の講師の先生の依頼で、少しだけ日本語の仕事の手伝いをしていました。またその先生の依頼で、市内の名門高校で日本語の教師をしていたこともありました。

 そんな4年弱を過ごした懐かしい街。今思えばわずか4年弱で10年くらいに感じられるほどの濃厚な経験をさせて頂きました。

alt

 駅から大学を越えて坂を上ると、市役所があります。

 この歴史ある荘厳な建物は、1890年から1897年にかけて建設されました。

alt

 市役所の建物の比較的新しいこの部分は、1927年に完成したそうです。

alt

 教会や宮殿のように見えるこの建物。今でも現役で使われている市役所です。

alt

 横の通りから見た市役所の建物と時計台。

 この荘厳な建物は、英国でも有数の産業都市だった過去の隆盛を感じさせます。

 この通りは、市内でも最もにぎやかな通りの一つで、自家用車を購入する前、バス利用で生活していた当時は何十回と通った通りでした。

 私がメインで給与を貯金していたBuilding Societyもこの通りにありました。

 Building Societyとは、住宅ローン金融機関で、銀行と同じように預金もでき、個人小切手も発行できるのです。当時は支払いは個人の小切手を書くのが普通で、私も給与は小切手で受け取り、ここに預金し、支払いはここの個人小切手を切っていました。私は普通の銀行(National Westminster Bank)にも口座を持っていましたが、なぜBuilding Societyをメインにしていたか言うと、利率が銀行より良かったからでした。いまから30年ほど前のお話です。

alt

 時計は午後4時過ぎを差していますね。

alt

 公園側から見た市役所の建物の全容。

 この市役所には私の英国で一番長く住んでいた住まいの大家さん、4番目と6番目に住んだ場所の大家さん(同じ人)が勤めていました。

 その人は当時独身で、三階建て+屋根裏のテラスハウスを所有しており、私はそこの屋根裏に間借りをしていたのです。

 その大家さんは、本業は市役所正規職員で公園課配属でしたが、副業で駅前ではない大学の社会人向け夜学で心理学を教えていました。私もその講義には出席させてもらっていました。

 つづく・・

*注) 英国の労働ビザは簡単に取れるものではありません。私の場合は別の職種やその他の事情で例外的に許可された稀有な例だと考えて下さい。学生ビザで渡英した場合、労働は禁止されています。また、海外の日本語学校の講師も簡単になれるものではないということを念のために付け加えておきます。
ブログ一覧 | 旅の徒然 | 日記
Posted at 2022/01/16 00:19:29

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

関連記事

ある日の昼御飯237 オレゴンで食 ...
44loveさん

治安が極悪化していたフランクフルト ...
44loveさん

電車通りと熊本城
44loveさん

スカイライン
ひこビッチさん

英国旅行(その4:エディンバラから ...
TMKさん

次回はCamp Ontakeと言っ ...
聖(きよし)さん

この記事へのコメント

2022年1月16日 6:00
留学されていた都市とは、コチラでしたか😍

最古の工業団地、オアシスなど数々のミュージシャン、二大FCなどを有するアノ都市ですよね。

キチンと観光した事がないので、今度行ってみたいなぁと思っていた処です。

続編も楽しみです😀
コメントへの返答
2022年1月17日 18:26
周囲にあった比較的掘りやすい炭鉱と山の少ないEnglandで少しの丘と小さな川の動力があったせいか、産業革命の起こった都市と言われています。元工業都市で人口が多く、歴史がある都市なので、多くのミュージシャンも輩出したようです。市内には大した名所もありませんが、産業革命博物館程度でしょうか。映画Full Montyをご覧いただければ、元工業都市の衰退と失業問題も理解いただけるかと思います。私が住んでいた1990年代くらいからは大学都市として都市興しをしているようです。
私のブログの続編は写真も少なく、大した内容ではありませんでした(^^;;
2022年1月16日 20:00
いいところにお住まいだったのですね。中世の建物など、街の雰囲気がいいですね。ヨーロッパだなあと感じてしまいます。また行きたいです。
コメントへの返答
2022年1月17日 18:24
英国産業革命の起こった都市と言われています。衰退した鉄鋼業の都市です。30年ほど前からは大学都市と言われています。
自分が住んでいた頃から、もう30年も経ったのが信じられません。

プロフィール

「RS3やAMGに乗り替え、増車するのを止めて、その分まとまった資金を突っ込むことにしました。新車の軽自動車1,2台分くらい(><) マツダみたいに最初からもっと金掛けて作ってくれれば余計な資金と手間暇かからなくていいのに。でも部品が色々揃ってきた楽しみ(^^)」
何シテル?   06/06 23:09
44loveです。よろしくお願いします。 年間の大半を出張している旅商人です。年間数万キロを欧米日でレンタカーで運転しています。自分の車は年間5000km...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

掲示板

<< 2024/6 >>

       1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 131415
16171819202122
23242526272829
30      

リンク・クリップ

片山豊とRay Kroc 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/12/01 18:07:55
南西諸島防衛空港足らず 離着陸不能9割/県が使用認めず 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/12/01 09:01:15
旅のスナップ 南国編4 老人と海 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/12/27 07:57:50

愛車一覧

スバル WRX S4 スバル WRX S4
WRX S4 GT B型→STI Sport G型(最終型)に乗り換えました。300馬力 ...
マツダ デミオ マツダ デミオ
セカンドカーとして、フル記録簿付き、2オーナー、実走行16000㎞車を3年保証付きで購入 ...
スバル WRX S4 スバル WRX S4
事情により2ペダル車になりました(^^) 2L、300馬力、40.8kgmのジェントルモ ...
マツダ アクセラスポーツ(ハッチバック) マツダ アクセラスポーツ(ハッチバック)
MSアクセラの最終製造Lotを購入しました。 2.3Lガソリン直噴ターボの264馬力、3 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation