どうも(*^^)v
先日は沢山のお祝いコメントを頂きどうも有難うございました<(_ _)>
実はその後に広島へ行ったり指輪を買ったりというネタもあるのですが、ココはしばらくカタログのブログと交互にアップして行きます。
ってコトで今回はカタログのアップ…
クルーサルーン一部改良モデルです♪
型式で言えばK30…実は日産にいても中々馴染みが無いんです…クルーって。
基本的にタクシー需要を主に置くクルマってのと、タクシーなので自社整備工場や提携整備工場を持ってるので、ディーラーで点検やら車検ってのはほぼ無いのです。
ってコトでアレだけ沢山走ってて馴染みが有りそうで無い…ソレがクルー。
ドチラかと言いますと酒飲んだ状態でリアシートに乗る機会の多い1台では無いでしょうか…(^_^.)
そんな飲み会帰りの安楽マシンでありますクルーは1993年に910ブルーバードタクシーとC32ローレルタクシーの後継としてデビューしています♪
当時の印象は未だに覚えてますが、タクシー専用車とだけあってか意外と雑誌等でスクープされる機会が無く、デビュー前月にマガジンXでページの端の方にチョコんと載ってた位で地味なデビューでしたね…(^_^.)
ところが子供心に驚いたのは、ソレまで街中にウヨウヨと走っていた910ブルーバードのタクシーが年々と姿を消していき、気付いた頃にはクルーとコンフォートで溢れかえっていましたね(笑)
そうそう…北九州はカスタムキャブが結構沢山走ってたんですが、ソレも一気に消えました。
まぁ…そんなこんなで当初はタクシー専用車としてデビューしたクルーですが、翌年の1994年に乗用版としてデビューしたのが今回のクルーサルーンです。
ドチラかと言いますと最新装備で華美なモデルでは無く、あくまで実用性重視で保守的なモデルでして、こういうユーザー層を上手いコト導き出した1台だと思います♪
ってか今もこういうのあってもイイと思うのに…やれ老人の暴走だか云々の話題も昨今は多いですが、何気に一番オーソドックスで分かりやすくてシンプルなんがイイと思うんですよね…。
いきなり先進装備ばっかりになるから老人…はおろかメカに苦手な方々が使いこなせないクルマばっかになってるの…大きいと思うんだよなぁ…(汗)
ってコトでそんな保守的なクルーサルーンの中でも一部改良でエアバッグが装備されたりした後の1998年6月のカタログになります。
当時としても比較的カックカクなボディ、そしてタクシー用途として開発されているのでビッグキャビンなコトもあり、まさに正統派なFRセダンと言えるスタイルですね(*^^)v
んでもってメッキのグリルがコレまたイイ感じに分かりやすい高級感を出しています♪
ホイールはC33や180SXとかと共通ですね(*^^)v
リア周りはサルーンというコトもありまして、リアガーニッシュが装着されてより乗用車的な感じを出しています。
ちなみにタクシー用途なのは前述の通りですが、その特徴として左リアドアが右リアドアに比べて50㎜長いのです!!
こういう良心的な設計がイイですね…左右非対称でえぇじゃないか。
サルーンと言えど、個人タクシーユースも考慮しているようでして、インパネのデザインはドコか営業車的な空気を感じます。
もっと乗用的に使うなら、エアコンスイッチにラジオなんていうものはもっと上部に配置するでしょうし、いかにもこのままでは料金メーターを装着してくださいと言ってるようなもんです(笑)
ただ、ハザードスイッチはタクシー仕様と同じくヘッドライトスイッチに装備して欲しかったところ…アレ凄い便利なんですよ…(苦笑)
上級グレードになるとシート生地がそれなりに上等なモケット生地になります♪
さすがに乗用ユースでビニールシートですとツライですもんね…(^_^.)
居住空間はパッケージングがしっかりしてるだけありまして当然ですが広々としております♪
そんなクルーサルーンに搭載されるエンジンは全部で2機種…
RB20E…直列6気筒2000ccシングルカム、130馬力、17.5kg-m。
RBの中でも名機なのは以前から言ってますがワンカムです。
下からそれなりのトルク、シルキーなフィール、そしてそれなりに回ります♪
1気筒辺りの排気量がどうしても小さくなるので、パンチが無いのがツライトコ。
後は燃費がネック。
RD28…直列6気筒OHCディーゼル、94馬力、18.0kg-m。
70km/h位での中速域が気持ち悪い位に静かでヘタなガソリンは負けます。
トルクもモリモリで結構速いですし燃費もイイってんで中々侮れません。
未だにイイです…コレはマジでイイです。
そんな2機の名機に搭載されるミッションは5速マニュアルと4速のオートマ。
キビキビ走るマニュアルも良いけど、ゆったりと乗るオートマも捨てがたい…。
ココはお好みです(*^^)v
そして足回りはフロントがストラットでリアが5リンクコイル。
堅牢且つ実用性に富んだアシとなっています。
さて…装備としては…
何気にトランクの下に収納スペースがあるんです!!
なるほど…チョットした小物や汚れものならこの中に…コレは大きいメリットですね(*^^)v
後はハイマウントストップランプ付きのピュアトロン…
何とメーカーオプションです…(汗)
こういうのって大体ディーラーオプションのイメージだったんですが…(^_^.)
で…グレードは大きく3種類…
下からビニールシートだし、無塗装バンパーだしで、ほぼ営業車と言えるLSサルーンF。
カラードバンパーにファブリックシート…実用装備でまぁ不満の出ないLSサルーン。
そしてモケットシートに各種快適装備をプラスしたLXサルーン。
このLXサルーンのみディーゼルが選択出来ます♪
更にこのLXサルーンに純正アルミやキーレス、各種照明や本革装備をプラスしたLXサルーンGが最上級となります♪
そしてボディカラーは華美な物が全く無く、保守的かつ確実なニーズがあると思われる5色。
自分ならLXサルーンGで敢えてのダークグレーにします♪
後はオプションでフェンダーミラーとエアバッグレスなんていう、素晴らしいオプションが御座います♪
自分ならドチラも選びます。
エアバッグレスは通常使用だとステアリング周りの慣性モーメントが軽くなるので(あんな重いエアバッグモジュールが無くなるんだから当然ですが…)フィールが劇的に向上します♪
まぁ…事故の時はそれなりのリスクはありますが、ココはレス車がイイです(笑)
勿論フェンダーミラーのが似合う気がするのでフェンダーミラーにしたいです(笑)
さて…そんなクルーサルーンですが、サルーンの方は営業車より一足早く2002年に終了。
意外?なトコではドリ車ベースでも人気がありましたね…今や走行会で見ないなぁ…(汗)
さて…前述にも書いた通り、個人的にはこのようにシンプルで使いやすく適度に高級感を持った1台があってイイと思うんです。
一般的には特殊なLPGじゃなくてガソリン車でですね。
ユーザーの平均年齢が高くてイイと思うんです…メーカーはやたら気にしますが、そういうシルバー専用車と言ってもイイ1台があってもいいのではないのか?
なにもかも先進安全装備で固めるんじゃなくて、自然と運転が出来る…キーを捻ってシフトが複雑じゃなくて、サイドブレーキも手で引いちゃうの。
こういうクルマがあってイイと思うんですよね…新車で。
今は豪華でインスタ映えするようなメシがフツーになってきていて、しかもソレが日本人の主食だと言わんばかりにソレしか無いのが今の日本車のように見えます…(^_^.)
ゴハンとみそ汁…いいじゃない。
そういう当たり前な1台が何百車種もある日本車の中に1台だけでもあっていいじゃないかと…。
言い方なんですが、クルマ界のラクラクホン的なのってマジで無いですね…(*_*;