どうも(^^)v
今回はカタログのアップになります…
昔は…ってか現役当時ですら見かけると「珍しい!」ってなってたクルマです…
ってコトで…
ユーノスカーゴワゴンです♪
名前だけでピンと来ない人も結構いらっしゃるかと…(苦笑)
その前にですよ…今回何気にカタログ見てて、今更ながら気づいたんですよね。
なんてややこしい名前なんだと(爆)
ユーノスディーラーで販売するワゴン…だけどカーゴだから貨物って意味になるんですよね…名前は。
けどワゴンなんですよね…実にややこしい。
カーゴって「貨物」とか「積荷」とか…で、ワゴン。
一方でユーノスカーゴバンもあるんですよ…貨物でバンでと「荷物を運ぶヤツ」的な感じで二重になってるのは少々ややこしい…(苦笑)
ルノー・サンクファイブ位ややこしい。
さて…そんなユーノスカーゴワゴンは1990年にデビューしています♪
全くの新規車種のように思えますが、実はなんてこたぁない、ボンゴワゴンのユーノスディーラー版。
どうやら、ボンゴとそのフォード版、スペクトロンのマイナーチェンジ時に同時に出してまして、内容的にはスペクトロン寄りだと…増々ややこしい。
だからパッと見でボンゴ…そして近付いてエンブレムを見て、「おぉ!ユーノスカーゴ!なぜボンゴじゃなくてコッチ買った!?」ってなるヤツ…実にややこしい。
個人的には、ユーノスって子供心にチョット日本車離れしたこじゃれた雰囲気がカッコ良かったんですよね(*'▽')
若干プレミアム感と言いますか…そんな感じがしてたので、どっちなら少々時期を遅らせてもユーノスブランドでMPVを売ってた方がもっとソレらしい気がしますけどね…(^-^;
コレ…キャッチコピーなのかなぁ…
私には、大切なものがあります。
…
そうか!がんばれ!!
洗練されたヨーロピアン・スタイルに、乗る人の個性をナチュラルに投影するクオリティ。
そ…そうなのか…そうなの??
今回はデビューして7ヶ月程経過してますね…1990年9月の内容になります。
洗練されたヨーロピアン・スタイル
ゴメン…よく分からん…(苦笑)
敢えてフォローしますと、元々マツダ自体がヨーロピアンな感じのクルマを出しているメーカーではありましたので、華美というより実用的な面とか、ハブボルトとか(爆)
まぁ確かに微力ながらヨーロピアンしてるんでしょう。
けどスペクトロンはアメリカンビッグボックスらしい(爆)
実にややこしい…(汗)。
ってコトでボディカラー同色グリルを採用し、若干印象は変えて来てはいます。
後はボンゴワゴン。
ただ…マツダもそのままボンゴから垂れ流しにした訳でも無くって、ちゃんと専用色でこのブラックのツートンを採用したりしてるんですよ(*'▽')!
テール間のガーニッシュもオレンジと黒のツートンだし!!
やっぱりお手軽な感じがしちゃう訳ですね…(汗)
なんせユーノスで販売してる他の車種と比べて、浮世離れした感や優雅さをコレに感じろと言われてもどうもムリがあるなぁ…。
やっぱりMPVをユーノスで出した方がソレらしかった感。
そして家族のひとときの方が写真がデカイ(爆)
今回のカタログはナゼかそんな感じで、浮世離れしたバブル期ならではっぽいカタログだなぁ…と、しみじみ思う訳です…(苦笑)
だからインパネもまんまボンゴな訳です。
ホーンパッドのエンブレムがユーノスになる位で。
室内は8人乗りで、この通りフルフラット♪
ボンゴの…いや…ユーノスカーゴワゴンの2列目以降のシートはヘッドレストが埋込式になっててスタイリッシュなんですよね(*'▽')
旧ガレージのイスがまさにこの2列目でした(笑)
ってコトで回転対座も出来ますよ…と。
シートはクッション厚め、んでもって表皮はザラッとした触感のヤツでやや硬め。
そんなユーノスカーゴワゴンに搭載されるエンジンは全部で2機種…。
・RF…直列4気筒2000㏄OHCディーゼルターボ、76馬力、17.5kg-m。
・FE…直列4気筒2000㏄OHC、82馬力、15.5kg-m。
車両の特性を考えたらディーゼルでしょう(*'▽')
ただ…経験上どちらも整備性は…イイ記憶は全然なく…(汗)
コレらに組み合わされるミッションは、全車5速マニュアルと4速オートマ。
足回りはフロントがトーションバースプリングのダブルウィッシュボーン。
リアはリーフリジッドでいかにもワンボックスの足回りと言える内容でしょう(*'▽')
とりあえずメカニズムも当然ボンゴのままなので、ハブボルトは左側が逆ネジでナット一体型ハブボルトという、これまたマツダお得意だったメンドクサイヤツ。
で…4駆もありまして、コチラはオートフリーホイールハブとなっております。
さて…装備としては、クールボックスが装備されたマルチボックス♪
いかにもこの時代のRV的要素を取り入れた装備です(^^)v
サンルーフはチョット変わった形状で、鉄板ルーフがスライド…その鉄板ルーフにガラスがビルトインするという方式です。
また、リアウインドウディフレクター、そしてスプリットレールというチョット変則的なルーフレールや、角張ったボディと対照的な丸味を帯びたルーフスポイラーなど、やたらと屋根周りにトピックがあるクルマかと…(笑)
他にはフロントカリフォルニアミラーや、話題にした通り専用装備となる配色のリアガーニッシュが装備されますね(^^)v
グレード展開はこの通り分かりやすく、2駆と4駆。
但し4駆はディーゼルのみとなってますね(^^)v
後は4駆の方がフルカラードバンパー。
ソレに2駆は1列目にセンターアームレストが装備されますが、4駆の方はアームレストが装備されない代わりにアシストバーという、体を支えるバーが助手席横に装備されてる位の違いですね。
う~ん…自分でしたら2駆のディーゼルターボのグレイスフルレッドマイカというヤツを…。
ブリリアントブラックのツートンが専用色になりますが、いざ自分が乗るとしたら黒は洗車が面倒だからなるべく避けたい…(苦笑)
さて、そんなユーノスカーゴワゴンは結構短命でして、僅か3年でフェードアウト。
まぁ…このユーノスというディーラーの存在自体がバブルが生み出し、そしてその崩壊と共に消え去ったような夢物語みたいなトコですからねぇ…致し方ない…(泣)
そして生産終了から約30年…敢えてコレをっていう人もかなり少ないでしょう。
確かに珍しい存在…ではあるんですがね…(^-^;