前回までに船体の工作は概ね終了したので、各部の艤装に入っていきます。
まずは艦首。
左舷側の錨鎖甲板は、キットでは上甲板の傾斜に沿った形状となっていますが、実艦では前方の一部が水平になっているので、プラバンで作り直しました。
その他の装備はプラ板プラ棒などで図面や写真を参考に設置しています。
なお手動巻揚機は149号を始めとした当初建造艦にのみ設置されたもので、その後の建造艦ではこの代わりに25mm単装機銃が設置されています。
艦首の底部には浜辺に乗り上げるための通称「ゲタ」が設置されているので、1mmプラ板で作ってみました。
これに合わせて喫水線下を艦橋のあたりまでプラ棒などで作っています。
艦尾楼甲板上にも各種艤装品を設置しました。
艦尾の底部は逆三角形になっています。キットの艦底板を付けた状態で整形するとちょうどよい形になります。
また8cm高角砲はプラ板プラペーパーなどで自作。射界制限枠とともに、いい感じに仕上がりました。
後部マストは前に1本の直立主柱、後ろに2本の傾斜支柱という形状で作りましたが、どうやら主柱が後ろに傾斜し、支柱が直立しているのが正しいようです。通信用空中線を少しでも長くするためにはそうなるということなのでしょう。
次は艦橋付近です。
こちらも実艦の写真を参考にそれぞれの装備品を設置しました。
なお扉の位置は確認できる写真がないので、図面を参考にしています。
艦首扉はキットのものを利用しつつ、ディテールアップを行っています。
両側に0.1mmプラ板で滑り止めを立て、前端の開閉扉は、揚陸作業時の閉じた状態としました。
ここまでの作業が終わった状態。
うーむ、前マストの3本柱が太すぎる…
少し悩んだ挙げ句、やはり作り直すことにしました。
やはりこの方がスッキリしますね。
そしてぼちぼちジオラマベースの製作に取り掛かります。
いつものようにダイソーコレクションケースの周囲にプラバンで枠を立てて、その内側にスチレンボードを2枚重ね、その上に石粉粘土で海面と陸地を作って、海面部分に爪楊枝で無数の傷を付けました。
爪楊枝の作業だけで約2時間…疲れました…orz
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Posted at
2024/03/11 09:18:12