マル汁かわえぇぇ!@ひでエリです。
ダン飯のマルシルですけど、フィギュアが素晴らしいですね〜。
フリーレンと現代二大ポンコツエルフの双璧をなすマルシルですが、完成度の高いフィギュアを
友人から教えてもらいました。
かわいいよ、かわいいよ、丸汁ハァハァ。
コレに異世界おじさんのエルフ(スイ)と無職転生のシルフィを加えると現代エルフ四天王になります。無論、異論は認めます。
四天王最弱は誰でしょうね。
さて私の生活は二次元に彩られていますが、リアルも充実しているのです。
そう、最近ひでエリパーティーに加わった本田ブイくんの車検整備です。
来月車検なのですが、フロントフォークからオイルが漏れていて、ブレーキに掛かっておりブレーキがあまり効かないです。
危険な状態ですね。
もちろんOHです。
ここだけやって車検通ればそのまま乗っておけばいいやと思ったんですが…私のイジりたい魂はそんなものでは収まりませんでした…。
以下、オド64,305km時点での作業になります。
1.フロントフォークOH
既に5本目なのでベテランです。
更に正立ですのでボトムエンドのダンパーボルトさえ無事に緩められれば、あとは問題ありません。
前オーナーから関連パーツも頂いておりありがたい限りです。でもシールだけだったよな、とスライドメタルやパッキンなどを注文したら後期型のナンバーで発注してしまい、更によく見たら前オーナーから譲り受けたパーツは全て揃っていたという間抜けな話でした。
使えもしない死蔵パーツがまた増えた…。
ともかく無事に交換は終わりました。
2.フロントブレーキOH
フォークを分解するということはキャリパーを外すということ。特に気にせずボルトを外そうとしたら何と左キャリパーのボルトが破断…。
しかしラスペネ塗って一晩したら、ペンチで掴んで抜くことが出来ました。
オープン環境で良かったです。
ドリルとタップを覚悟してたので嬉しかったです。4/8のピストンが固着気味で動きが悪かったです。ブリーダープラグやパッドピンも替えておきました。
マスターの方はパッキンが劣化して漏れ始めていたのか、マスターカバーのゴムが既に劣化で破けていたからかのいずれかでサークリップがぼろぼろでした。
これもOHしました。
経年劣化で残量が分からない27年もののカップも交換しました。
いつも見える場所のパーツが新品になるとアガりますね!
3.クラッチエア抜き
初めて油圧クラッチのバイクに乗ったのですが、重い重いといわれるVTR1000Fなのに、拍子抜けで軽かったので良かった〜と思っていたらエアを噛みまくっていました。
どうりで軽いわけです。
半クラでクラッチ板が減ってないか?と思いましたが、交差点でのN入れに困ることはないので、まだ大丈夫そうです。
劣化しまくってフルード残量が分からない27年もののカップは純正交換しました。カップのOリングも交換です。
本体側のクラッチピストンOHはやってません。
4.リアブレーキOH
こちらはシングル片押しなのでOHは簡単です。キャリパーはリアホイールそのままでキャリパーだけ外せます。
少し音が出ていたので心配でしたが、やはりピストンは固着気味でした。
こちらもブリーダープラグ、パッドピンも交換しておきました。
が、何故か肝心のピストンシールだけ注文し忘れで作業が一日滞りました。
マスターの方は特に問題なく入れ替え。エア抜きもあんだ〜野良整備王の知恵でブリーダープラグの根本に硬めのグリスを盛っておくという技により倍速で進み簡単に負圧+ワンマンブリーダーで終了しました。
負圧でフルードが出始めたら一度ブリーダープラグを締め込んでワンマンブリーダーに変更。ブレーキをガシガシ押して内圧を高めて置いて、ブリーダープラグをジワっと緩める、を繰り返すと早いです。
ヤマハのブレーキフルードの封切り在庫を持っていて真っ黄色で劣化していると思って捨ててしまいましたが、実はヤマハのDOT4フルードは最初から黄色なので捨てなきゃ良かった…。フルードテスターでも問題無かったのに…。
5.オイル・オイルフィルター交換
純正は10W-40で、ホンダ純正だとS9になるのですが、1670円/Lとそこそこのお値段なので悩んでいたら、ヤマルーブのプレミアム4Lが6000円弱のお値段で出ていてリッターあたりだと少し安かったのでこっちにしました。
フィルターは純正にしました。
全量交換は3.7Lということでしたが、4L全部入って、更に少し足すという状態でした。
6.ステムレース・ベアリング交換
今回の山場。
フロント整備スタンドはステムの穴に刺すので使えず、なんと
エンジンクレーンを勢いで購入して整備。
プレス機が無いため、レースの取り外しや打ち込みが力技だったので苦労しました。
ステムは締め込みすぎると、レースにベアリングの跡がついてしまってダメなのですが、意地悪なフックナットなので2.2Nというフワッとトルクが計りづらくだいたいでやっつけたらガタ。再度開けてやり直し。
7.その他整備
ヘッドライトはLEDに交換。
ポジションランプもLEDに交換。
ポジションランプ裏のコネクタハーネスが破断したので
オスコネクタと端子をデイトナで見つけて交換。コツは全部押し込まないこと。
ECUのゴムバンドが外れていたので再取り付け。
タンデムベルトがないと車検に通らないので取り付け。
ポジションコネクタ破断の際にショートさせてしまったので、シート下のヒューズボックスの
10Aミニ平ヒューズを交換。
キルスイッチをマシな中古に交換。
チェーンに注油。
8.残整備
・リアディスクがMin4mmで既に4mmなので交換予定。純正14kは高いのでArashiとかいうゲームセンターで暴れそうなメーカーのを発注済み。
・ホイールハブがスプロケを持って縦方向に動かすとガタガタなので、既にダンパーが終わっているため純正発注済み。
・プラグも劣化していると思いましたが、純正工具がなく、ホンダの常でヘッドが深くてまともなプラグレンチは届かないため、純正プラグレンチ到着待ち。プラグ自体は
イリジウムの逆車純正番手9を入手しましたが、どうやら8の方が街乗り、峠レベルなら扱いやすく燃費も良いらしいです。
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ということで、フロント周りを中心に盛大にイジり倒してしまいました。
フロントフォークのOHだけにしておこうと思ったのに、前オーナーから譲り受けたパーツ、フォークシールとステムパーツを余す所なく使おうということでこうなってしまいました。
マニュアルは後期の英語版PDFものしか持っていませんでしたが、まあページをめくるのが多少面倒なものの汚れないし、スマホで見れるしこっちの方がいいかなとさえ思いました。
しかしまあ今回も盛大に工数とパーツを投入したなーと思います。
と言っても2週間くらいしか宙にういていませんでしたので、他のトンボくんや山葉ブイくんと比べれば全く大したことはしてません。
バラして外してダメパーツを交換して組んだだけです。塗装もしてないし。
例によってじいちゃんの遺言によりパーツ費用は計算していません。
なお今回のパーツ在庫の確認に使ったサイトは
こちらです。
ウチの子は欧州逆車なのでヨーロッパホンダ連携のサイトを使いました。
表示されているユーロ価格がバカだかなのでヒキますが、鈴鹿から送られてくるパーツ代はだいたい半額から8割くらいの値段に収まります。
国産選んでよかった...。
不動車では無かったので、割と順調に進み2週間くらいでその1は終わりました。
その2はパーツが揃ってから気が向いたら進めます。
まあ気は常に進むのですが、来週友人に貸す用のナナちゃんのドアロックの劣化交換の方が先なのでその2の前にナナちゃんの整備をやります。