7月初旬に敢行した北東北ドライブ
引っ張って、引っ張って そろそろ冬の足音が聞こえてきそうな(←まだ早いか (^^; )
今日、ようやく完結編を迎える運びとなりました。(笑)
僅か一泊二日のドライブ記に4ヶ月を費やしましたが、
気長にお付き合いいただいた皆様、
ありがとうございました
& お疲れ様でした。
前回は、大規模林道を下る途中で出会った、蕗取りのおばちゃんとの熊が出るぞぉ~
なやり取りまででしたね。
それでは、
続きをドウゾッ!
大規模林道の記念碑があった頂あたりから約15分、
蕗採りのおばちゃんと別れてからは数分で林道はR106へと合流した。
やはり、この区間は思ったよりも短い。
R106へ至る直前に三叉路があり、どちらだろうと一瞬考えた時に、
自転車でふらふらと動くおっちゃんが現れたので、
「道の駅やまびこ館」はどちらへ行けばいいのか聞いてみた。
受け答えも自転車での動きもふらふらなおっちゃんが、
「お、遠くからきたねぇ」 と反応した。
ロドスタのナンバー地名は県庁所在地ではない。
ムムムッ! ただ者ぢゃないな!?(笑)
おっちゃんのおかげで三叉路を無事通過し、R106を右折する。
目指す次の林道とは逆方向だが、こちらには本日のお楽しみのひとつが待っている。
11時30分、直ぐに「道の駅 やまびこ館」に着いた。
今日は、朝が早かったので、昼飯にちょうどいい時間だ。
広く拓けた敷地に駐車スペースと幾つかの建物、
それにサッカーグラウンドにできそうな綺麗な芝の庭。
ここまで、片側は崖 反対側は川といったシチュエーションを走ることが多かったので、
遠くまで視界が効く場所に出ると、気分が変わる。
建物の中に入り、土産物売り場の奥へ進むと、レストランがある。
ゆったりとしたスペースがとってあり、寛げそうだ。
早速、お目当てのモノをオーダーし、
待ち時間に、周囲の目を集めつつ(笑)、
テーブルにつかまって体を伸ばす。
できるだけ疲れを溜めないようにしないと。
暫くして出てきたお目当てのソレは、

たっぷりの牛肉片が乗ったステーキ丼セット@1480円也。
早速肉片をひとつ口へ放り込むと、これがなんともやわらかくて旨い!
ほんのり甘い味付けもなかなかで、箸がどんどん進むが、肉はなかなか減らない。
食べ終わると、腹が膨れて眠くなりそうだ。
次に相方と来たときには、2人に1セットで十分だろう。
あとは何かサイドメニューでも頼めばいい。
腹ごなしに、みやげ物売り場をうろうろしていると、
お酒のコーナーに 「あさ開」 という日本酒が置いてあった。
名前に惹かれて(笑)、お土産用に購入しようかと思ったが、
ドライブ中に揺れて味が変わってもアレなので、写真で済ませることにした。
1時間ほど休憩をとった「やまびこ館」を後にしてR106を戻り、
10分余りでR340へ入る。
川沿いを走るR340 時折長閑で美しい景色を見せてくれる。
R340 から分岐するK25、でだしはなかなかの快走路だ。
薬師川沿いに緩い上り勾配を上っていくK25からは、
曲がりくねった渓流が 時折見事な景色を提供してくれる。

しかし、この道は進むにつれて細くなり、両側から伸びる木の枝や雑草で、
ついにはリアル1車線のようになる。
あまりの心細さに、ホントにこの道は遠野方面へと繋がっているのか、
行き止まりではないのか?
疑心暗鬼に陥りそうになる。
進行方向からオフロード車がやってくるのが見えたときは、内心かなり安堵した。
道幅が狭く、ほとんど停止するようにしてすれ違うのを利用して、
ドライバーに尋ねると、
「この道は牧場まで続いているようですよ」 と応えてくれた。
え? 「よ う で す」?
ってことは実際に行った訳ではないってことか?
どうやら途中で引き返してきたらしい。
当てにならんなぁ。
それでも、気を取り直して暫く川沿いの細い道をそろそろと進んでいくと、
今度は、ピカピカのAUDI A5?がやってきた。
こちらは夫婦と思しき二人連れだ。
「大丈夫です。この道で遠野の方まで行けますよ。
もう暫く行くと、道幅も広くなります。」
との情報を得て、ようやく清々走ることができる。
言葉どおり、暫く進むと小さな青看板が出ていた。
K25を離れると、道幅も広くなり、素直な走りやすい道路が真っ直ぐ丘を登っている。
小雨が落ちてきたが、折角なのでオープンのまま高原ドライブを楽しむことにした。
その先では急に視界が開け、牧草地帯になった。
晴れていれば、かなり良い眺めなのだろう。
頂上と思われるところに看板があるのを確認し、そのままオープン走行を続けた。
荒川高原
この頂上辺りからのダウンヒルは最高に気持ちイイ♪
クルマが1台もいないことも幸いだが、とにかく気持ちイイのだ。
晴れた日にもう一度走り抜けたい。
ここを走るためだけに もう一度来てもいいのではないかと思える。
ただし、一度は下見走行をして、路面の舗装状態を確認してから
アクセルを踏むのが無難だろう。
長い坂を下りきると、人家がチラホラ見えてきた。
数匹の馬が飼われている。
「附馬牛町」
い か に も! な地名がついている。
小雨が続いているので、幌を閉めることにした。
ポツリ、ポツリと降る小雨の中を、K160からR340へと繋ぐ。
クルマの数も増えて来る。
14時30分を少し回った頃 「道の駅 遠野風の丘」に着いた。
ここは昨年も訪れている。

相変わらず賑やかな道の駅だ。今日も大勢の人が集っていた。
体をほぐしがてら、みやげ物を物色。
明日、天気がよければもう1泊して、残りの大規模林道を南下することも選択肢にあったが、
予報ではあまり芳しい天気ではないようだ。
このまま帰るのであれば、ここから先が長いので、

どこかで風呂に浸ってサッパリしてから高速に乗りたいところだ。
マップルをみると、うまい具合に東和ICに隣接して温泉施設がある。
ここへ寄っていくことにする。
小雨の中、メガネ橋を眺めながら西へ走る。
東和ICの直ぐ傍にガソリンスタンドがあったので、高速に乗る前に給油をしておく。
走行距離 357.6km で 27.26L 13.11km/L (@177/L)
ここまでのルートの1/3以上が山坂道だとすれば まあまあの燃費だろう。
16時過ぎに「道の駅東和」に到着し、隣接する「日高見の霊場東和温泉」という
オドロオドロシイ名のついた日帰り温泉に浸かる。
この施設には、常に泡が出ている炭酸泉の風呂があり、効能豊かという話を小耳に挟んだので、
スペースが空くのを待っていたのだが、一度浴槽に浸かった人はなかなか出ないようで、
まったく空く気配がない
危うくのぼせてしまいそうになり、泣く泣く諦めた。
この施設に露天風呂があれば文句なしだったのだが…
ここに1時間ほど滞在して外へ出ると、雨足が強くなっていた。
東和ICから釜石道にのり、花巻空港への案内看板を横目に暫く走ると東北道へのJCTだ。
ここから先は高速道路をひたすら南下することになる。
しばらく走ると、幸い雨は止んでくれた。
東和ICから1時間ほど走った頃 眠気を覚えたので金成PAで休憩を取るが、眠れない。
大規模林道の入り口に「金成清水」の看板があったことを思い出した。
ここからは、かなり離れているはずだが、何か関係があるのだろうか?
次は、120kmほど走った国見SAへ寄る。

東北ドライブの帰りには、ここで果物などを購入することが多い。
夜、電球に照らされた屋台露店の商品に惹かれて、ついつい手を出してしまうのだろう。
22時過ぎにまた眠気を覚え、200kmほど離れた都賀西方PA、
さらに羽生で それぞれ20分ほど休憩をとるが、やはり眠れない。
午前0時半には、環八のGSでこのドライブ最後の給油。
520kmを走って、36.27L 14.23km/Lの燃費は まあまあと言うべきか。
(東和177円/L、環八170円/L)
東北ドライブの帰りの場合、ここまで来ると、ほとんど家に着いたような安心感が湧くのだが、
まだ、200km近くの距離を残している。
東名高速へ入ってやっと気が緩んだのか、強い眠気に襲われ
何箇所かのSAPAで仮眠を取りつつ、午前5時前に帰宅した。
空はもう明るくなっている。
金曜日の23時半から月曜日の午前5時前までの、
53時間、2,045kmのドライブが終わった。