✤閲覧上の注意。ダラダラですぜ ^_^;
いつ以来でしょう、筑波山とその周辺を走ったのは。
コロナが流行る前か?
時々、走りに行こうかという思いが頭を過っていたのですが、なかなか行動に繋がらなかったのは、もちろんコロナ自粛もありますが、車への興味が薄れつつあったのかもしれませんねぇ。
行くのを決めたのは、前夜、風呂から上って寝る前の時間。
そこから宿泊先やクルマの手配を始めるという…(笑)。
お陰でベッドに入ったのは午前様。しかも、5時には起きたいのに全く眠れない、と来たもんだ。
ま、そんなことはどうでもいいか。
今回のお伴はGRヤリスRZ(HP)
1.6Lエンジンを加給して272ps(6500rpm)のパワーと37.7kgm(3,000〜4,600rpm)のトルクを絞り出します。
写真で見ると、アニメキャラクターの悪ガキみたいですが、実物はなかなかイケてます。パールホワイトのボディがキラキラで、意外にお上品(笑)
チョイ乗り試乗した時は、脚が固くてガタガタ走る印象しか無かったので、ちょっと辛いかな~、と借りるのを多少躊躇したんですが。
走り出すと、良い感じなんです。
アクセル踏むと、とにかく気持ち良い。
トルクの出し方がちょうど良いのね。
もう何度踏んでも気持ち良い(笑)。
全く飽きません。
持参したUSBをセットして、JBLスピーカーで音楽を流しながら高速入口を目指します。
最近のトヨタ車は、ディスプレイオーディオとやらがデフォルトで、音楽もナビもスマホを繋がなきゃ使えないんだとばかり思ってましたが、この車には昔ながらのナビが付いてました。どうやら純正オプションの様です。
このナビ、良いんです。
何が良いって、文字がデカい(笑)
当然、ボタン類もデカくて操作し易いの♪
高齢化社会様々です。
JBLスピーカーは、純正opとしては音もなかなかでした。曲によっては、音場が広がらず、アレ?みたいな事もありましたが、そこは純正ですからね(笑)(もしかして、元々音場が狭いスピーカーかも?)。
でGRヤリス、あんまり気持ち良いので、何でこんなに気持ち良いのか走りながら考えてみました。
つらつら考えて分かった事。
出来が良いんです。車が全体的に。
直接的にはやはりトルクの出し方です。
そして隠し味が音(隠してないか(笑))。
3,000回転から最大トルクが発生するんですが、そこに合わせてV8エンジンみたいなサウンドが車内に響き渡るんです。
この音がまた絶妙なの。
回転上昇と伴に盛り上がっていって、ドライバーと一緒に昇天しそう。(イイんです、作り物の音だって。気持ち良けりゃなんでもアリ)。
そこに、ガシッとした軽いボディとしなやかに良く動く脚、重くないステアリング等々が合わさって、(超絶)気持ち良い世界を構築しているんでありますね。
雑味が無くてスッキリした乗り味になってます。このスッキリが気持ち良いんですよ。
筑波山の朝日峠駐車場に着く頃には、もうこのクルマ買っちゃうか、と思ってましたもん。
澄みわたった空の下、空いている駐車場で恒例のクルマチェック。
タイヤは前後とも、アドバンNEOVAの225/40/18。デフォはミシュランPS4かな。
ラゲッジスペースは広くはないですが、後席を倒すとフラットになります。
前からは無理ですが、リアハッチを開けて乗り込めば、ワタシでも寝られます。横になって丸まって(^^)。
長距離ドライブで疲れた時には、横になれると助かるんですよね。
そんな事を試していたら、駐車場の西端、山の中から3人の高齢の御婦人が現れました。
皆さん両手で杖を突いてます。
もしかして、この山の主とか神様とかですか?
(杖突く婆さん→突く婆さん=筑波山(笑))
神様の御利益を授かりたいと、ちょっとお話しさせて頂きました。
「どちらから来られたんですか」
『下の駐車場から登って来ました。』
「え?空から舞い降りて来られたんじゃないんですか? あ、いえ。この駐車場、標高240mですよ。」
『下の駐車場からなら2キロくらいですよ。』
「あ、そうなんですか。凄いですね。皆さんお元気ですね〜。」
『80歳になったらガックリ来ましたよ。もう、それまでと全然違うの。』
「いえいえ。80歳でこんなとこ迄登って来るなんて凄いですよ。僕なんかクルマでしか来たこと無いですもん。それに既にガックリ来ちゃってるし。(やっば神様は違うなぁ。)」
『ここから向こうの山へも行くんですよ。以前からよく登ってるんです。』
と、さらに高い山頂を指した。
「マジですか?気を付けて行って下さいね。(さすがにあそこへは飛んで行くんですよね〜)」
お婆さん達が去った後は、筑波パープルラインで山を降り、フルーツラインとビーフライン経由で山桜物産センターへと向かいます。
天気が良くて暖かいとは言え、駐車場がほぼ満車なのは驚きました。
ここでけんちん汁を食べるのがルーチンだったのですが、長いこと来てないと嗜好が変わるのか、今日は食指が動きません。
快走路を求めてリスタートしましょう。
ここから先には刺激的なルートがてんこ盛り…
のはずなんですが、どこをどう走ったのか、これまでのドライブで見つけたお宝ルートが見つかりません。
いや、イイんですよ、別に。
これまで同様、幹線を逸れて脇道に入りさえすれば、ほとんど間違いなく素敵な山道が迎えてくれるのであります。ここはそういうエリアなのです。
いつもの様にテキト〜に走っていると、大子美和線という標識が現れ、凍結してそうな匂いがぷんぷんする山道を超えて道の駅美和へ到着しました。
この方向からココへ来たのは初めてです。はあ、道理で今までに見つけた快走路が見つからない訳だわ。
道の駅美和でストレッチして身体を解し、序に懐かしいラムレーズンコッペパンや固いキューブチーズが入ったパンでお腹を満たして帰路に就きます。
帰路では筑波山には上らず、トンネルでスルー。筑波山の道はキャッツアイが有るので気を遣うんですよね。
土浦北ICから常磐道に乗り、GRヤリスのADASを試しました。優秀です、トヨタのADAS。
3車線の真ん中を走行中、自車の前を第1レーンから第3レーンへ横切っていく車がいました。
これまで乗った車だと、大抵レーダーが感知して多少なりとも減速制御が入るシチュエーションです。
がGRヤリスは、何事も無かったかの様に同じスピードで走り続けました。
人がドライブするのと同じフィーリングです。
また、前走車追従中も極めて安定しています。
もう少しで完全に運転を任せられるという感触を得られました。レベル5はもう直ぐそこまで来ていますね。
書き忘れましたが、GRヤリスはシートも凄く良いです。休憩を数回挟んだとは言え、8時間ドライブし続けても、どこにも痛みや疲れが出ません。
TypeRのシートもそうですが、出来の良いスポーツ系のシートは体圧分散が良く考えられていて、どこか一箇所に負担が掛かったりしないのでしょうね。
久しぶりに筑波山周辺を8時間、310km余り走りました。余は満足じゃ〜(笑)。
この夜は、ホテルのベッドで9時間も熟睡しちゃいました(^^)
✤GRヤリスの脚について、念の為。
ある程度スピードが乗っていれば脚はしなやかでスムーズに動きますが、低速域では脚は硬めで、ちょっとした段差、舗装の継ぎ目でも、ドスッという衝撃を伝えてきます。別に不快ではありませんけどね。
✤この日の最後の方で、何故かスイスポが頭に浮かびました。
たぶん、走りの印象が似ているんじゃないかと思います。普通に乗るなら、GRヤリスと同じ様な走りをスイスポで味わえるんじゃないかな?
✤もう一つ。
シビックTypeRの様なヒリヒリした感じが無かったのは何故でしょう?
270ps台のピークパワーが足りないのか?ターボの躾け方の違いなのか?それともヘタレになってしまいアクセルを踏み切れなかったからか?