
珍しく早く目覚めて空を見上げると、予想外だけど、期待していた晴天
久しぶりの信州方面日帰りドライブが頭に浮かんだのですが、そちら方面には分厚い雲
そこで、最近ちょっと気になっていた、最後になるかもしれないロータリースポーツ、RX-8 SpiritRの試乗に出かけました。
最初に断っておきますが、私はマツダの回し者ではありませんよ。
(って、断ると余計に怪しいですね (^^ )
先日試乗したCX-5(ディーゼル)のビッグトルクは結構なインパクトがあったので、
正直なところ、トルクが薄いと聞いているRX-8には、あまり期待はしていませんでしたね。
しかーし、
このクルマ、イイんです (← またかよ (^^; )
ドライバーズシートに座ってドアを閉めると、ドスッ となかなか重厚感のある音がします。

シートはレカロのセミバケ。
着座位置は少~し高いですが、ロドスタのフルバケからの乗換えなためか、
座り心地がメチャメチャいいです。
タイトなコクピットもスポーティー、ちょっとした高級感さえ感じます。

後部座席も、一見狭そうですが、収まってしまえば非常に座り心地が良くて、とっても居心地がいい。
ただ、私の身長では、信号待ちの先頭に停まったロドスタから信号を見るように、首を傾げていなくてはなりません。余裕で座れるのは、身長170cm程度までの方でしょうか。
後部座席のもうひとつのよい点は、降りる時の開放感ですね。
観音開きのドアにはセンターピラーが無いので、普通の4doorセダンのように、降りるときにつま先がピラーやドアに当たりません。視界も広い。これ、かなり気持ちいいんですよ。
私、この後部座席気に入りました。
さて、シフトスティックを1速に入れ、アクセルをじわっと踏んでスタートします。
特に気を使わなくても、普通にスタートできます。
2速、3速とシフトアップしながらスピードを上げていきます。
ショートストロークのシフトは操作するたびにコクコクと決まって、とっても気持ちがいいです。
トルクについては、もちろん「強大な」とかの形容詞は付かないんですが、
言われているような、トルクの薄さを感じることも無く、必要十分
6速50km/h程度からでも、アクセルを少し踏んでやるとスムースに加速していきます。
ローギヤードなのかな?
ビルシュタインに19inchのBBS鍛造ホイールという足回りにもかかわらず、少なくとも、ドライバーにとっては好ましい乗り心地。不整路面などでのショックは拾うものの、しっかり角が丸められています。
こちらのD、試乗コースを工夫されていて、全体的に走れるルート設定の中に、比較的ハイスピードなセクション、山道の上りと下り、不整路面などが組み込まれていて、いろんなシチュエーションで
RX-8の性能を垣間見ることができます。
剛性感の高いボディーによく動く締まった足
ジェントルで静かな車内で操作するステアリングとショートシフト
ドライブしていて感じるのは、エンジン搭載位置の低さも貢献しているのか、
このクルマの重心の低さです。
このクルマでなぜか印象に残っているのが、前足なんですね。
試乗を終えてから、じわじわと気になってくる、意識に残っているというんでしょうか。
とても上質なスポーツカーというのがこのクルマに対する私の感想です。
馬力やスピードを求めるというよりも、操作を楽しむクルマ、でしょうか。
ブログを書きながら思っているのは、このクルマで、信州峠の連続するタイトコーナーを、長野県側から山梨県側へ駆け下りてみたい、です。(この峠、山梨県側へ下ればハードなダウンヒル、長野県側へ下ればNice View! ロドスタでここを走るの、好きなんですよ。)
ローカルですみません(^^;
試乗を終えた帰り道、新湘南BPの信号で並んだ黒いRX-8。
つい、ドア越しに ”良いクルマですね” と話しかけると、”ありがとうございます”と気持ちよく応えていただけました。
SpiritRではなく初期型のTypeSだそでうす。
信号が青になると、スルスルと軽やかに走り去っていきました。ゆっくり走ってくれたのかもしれませんが、やはり早いですね。

このクルマの所有を検討する際の唯一のネックと思われるのは、やはり燃費でしょうか。
そこさえクリアできれば、とても魅力的なスポーツカーライフを送れる1台でしょうね。
Posted at 2012/06/18 21:27:13 | |
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