
金曜日、BMWからキャンペーン情報をチェックすると、
320dの10日間モニターのお知らせです。
一応、応募しておきましょう。当選者各1名なので、
当たる訳はないんですけど…
モニターがあるなら 320d の試乗車もあるんじゃないの?
と期待しつつ久しぶりにBMWのHPを覗いてみると、ありましたよ、地元のディーラーにも。
で、早速、西部地域で開催されたオーディオの試聴会にあわせて、試乗してまいりましたッ。
ディーゼル車については、数年前、ALPINA社がD3を輸入して以来、
燃費と強大なトルクによる走りにかなり関心を持っていましたし、
最近のマツダCX-5の試乗により、今後、どんどん良いモノが発売されるんじゃなかろ~か、
と思っておりました。
320d どんな感じなんでしょう?
ディーラーで 320d の試乗希望を伝えると、クルマは他の方の試乗に出ているけど
すぐに戻るということでしたので、待っている間に 320i に乗せてもらうことにしました。
素の320iと比べることで、ディーゼルエンジンの実力を知る良い機会です。
320i 試乗したグレードはスポーツ。
エクステリアについては いろんなご意見があると思いますが、
フロント部分、よりロー&ワイドになって かっこよくなった と思います。
(写真ではイマイチな感じもしますが、実物は結構イケてますよ)。
大昔、街でBMWを見ると、カッコよくて ついつい目で追っていました。
今ではそんなことは全くないのですが、それでも良いな~と思わせるデザインは
流石ですね。(AUDIの方がイイ という話もありますが ^^; )
でも、周囲をグルグルっと回ってみると、それほど低い印象はないんですよね。
※320iの写真は撮らなかったので、一番上のもの以外は、320dの写真を使用しています。
ドラーバーズシートに座ってみると、ダッシュボードが低く長く やはり ロー&ワイドな印象を受けます。
このナビ、横に長くて、結構見やすいんです。

市販のナビをセットするのは難しそうですが、データ更新は毎年行われているようです(もちろん有料でしょう)。
スタートボタンをプッシュして、エンジンをスタートさせます。
室内で聞く限り静かなアイドリングです。後で外で聞いてもやはり静かでしたね。
クルマを動かすには、シフトレバーの横の四角いボタンを握りながらDポジションまで動かします。
逆に停める時にはレバーのてっぺんのボタンを押しながらPまで動かしてから、
スタート&ストップボタンを2回押すんですね。
1回目でエンジンが切れ、2回目でaccが切れるので、仕組みは従来のクルマと同じですね。
ですが、2回目の時、ブレーキを踏んだままだと、エンジンが再始動してしまいます。
普段はマニュアル車なので、最後の最後までブレーキは踏んでいるので、ホントにブレーキ離していいのか、おっかなビックリでした(後で考えると、Pに入れ時点でブレーキを踏んでる必要ないんですね)。
スルスルと走り出して街路へ出てから、信号までの短い区間ですが、
追越車線でアクセルを踏みこんでみると、ほんの一瞬のタメのあとスムーズに加速していきます。
2L+ツインスクロールターボで184psと27.5kgm(1250~4500rpm)、しかも8ATの仕様ですから、
街中で不満があるはずもありません。
ボディーがしっかりしていて、ブレーキにも信頼感があるので、安心して踏んでいけます。
足回りは少し柔らかめですが、しなやかな中にもしっかり感が というヤツで、この感じは好きです。
ドライブしていて 何気に感じるのは
イイモノ感
ついつい、良いクルマだな~ と呟いてしまいます。
そんな感じで 320i の 試乗を終えてディーラーに戻ると、 320d も戻っていました。
試乗車は Mスポーツで、320i に比べて、フロントスポイラーが少しアグレッシブになっています。
乗り込んでみても内装には違いはありません。
というか、その辺には関心は無かったので、注意して見ていなかったのですが、
たぶん大差は無いでしょう ^^;
Mスポーツなので、ステアリングが少し太かったかな … ?
さて、320d こちらも 2L+ツインスクロールターボ&8ATです。
やはり 27.5kgm(320i) と 37.5kgm のトルクの差はしっかり体感できますね。
アクセルを踏んでいった時、320i で感じた僅かなターボラグは 320d ではほとんど感じません。
アクセルの遊び?も少ないというか、同じ踏み込み量でも加速の仕方が詰まっているという感じで、
CX-5で感じた加速感と同質な印象を受けました。
ディーゼル特有の加速感ということでしょうか。
それと、足回りに 320i のような しなやかさが無く がちっとしている 印象ですね。
ディーゼルエンジンが重いので、足回りを固める必要があったのかな?と想像していたのですが、
後でHPのカタログを見ると、車両重量は 320d の方が10kg重いだけなので、
足の固さは きっとMスポーツ仕様 ということなのでしょうね。
320i は、何故か、メーター速度よりも体感速度の方が早かったのですが、
320d の場合は、両者ほぼ一致していました。
カタログ燃費は、16.4km/L と 19.4km/L で 約18%の差、
価格は470諭吉と514諭吉 で 約9%差、
同じスポーツ同士なら、470と490諭吉で 約4%差ですが、この比較に意味はあるのか? ^^;
ただ、320i に感じた イイモノ感 は320dではそれほど感じなかったので、
私の場合、足のしなやかさがポイントのひとつになっているのかもしれません。
足を確認するためにも、Mスポーツ以外のディーゼルに試乗してみたいところですね。
【追記】
今日は、久しぶりに B3 を動かしました。
最新のディーゼルのトルクにはやられるかな? と思っていたのですが、
320d試乗後B3をドライブしても、その部分に不満は感じなかったので、ある意味安心?しました。
と同時に、ALPINAが磨いたBMWの直6をMTでドライブする行為には、やはり、かなりの味、
趣味性があることを再確認できました。ずっとB3にだけ乗っていると麻痺しちゃうんですよね。
【追記2】
音のこと書き忘れてましたね ^^;
320dは、 ディーゼルの宿命? でアイドリングを外で聞くと、結構カラカラいってます。
馴れれば、こんなもんだって感じでょうけど、320iとはかなりの差があります。
ドライブしている間は、エンジン音はあまり気にならないのですが、信号でアイドリングストップした時の静けさが余りに感動的で、走行中の音が結構大きかったのかな?と気付かされました。
自分の中では余り意識していなかったと思うのですが、320dに イイモノ感 を感じなかったのは、
320への馴れのほかに、この音も関係しているのかもしれませんね。