冬晴れの気持ちの良いある日の午前中、
『来て頂ければ、直ぐにTypeRに試乗出来ますよ』
と言って呉れたお店に行って来ましたよ。
B3で行って、直接比較しようかとも思いましたが、
昨日は休日で歩いてないし、今日も普通じゃ歩きそうもない。
どうせなら、試乗出来るホンダのお店まで歩いて行きましょう。
ちょうど、スバルさんも直ぐ近くにあるので、問い合わせたところ、WRX.STI.typeSの試乗車が有るそうです。
昨日と違って、今日はいい日だ~(笑
天気は良いけど風はちょっぴり冷たい、そんな日の10時過ぎ、家を出てテクテク歩いていきます。なかなか気持ちが良いものですね、昼前のお散歩。
30分弱歩いて、お目当てのホンダのお店に到着。
お、他のクルマに混じって並んでますよ、シビックTypeR
周りをぐるっと回って眺めます。
え~、第一印象。
素直にカッコイイです。

低くてワイドなプロポーション。
面構えもリアのでっかいウィングも中央3本出しマフラーもカッコイイです。
ガンダムチックな感じもしますが、何故か全てオッケーです。
写真で見てた時は何だかな~、若い人向けかしらん?と思っていましたが、実物は写真より遥かにカッコイイ♪
ワタシが乗っても十分イケますよ。歳とったかな~(笑

タイヤは、コンチのスポコン20インチ。
最近、このタイヤ流行りなのかな?
スイスポも17インチのスポコンでしたね。
さて、お店で、住所、氏名、連絡先等、オキマリの書類を書いて、早速試乗スタート。
運転席に座ります。まず、ドライバーズシートです。
細身のワタシには、サイドサポートがちょっぴり余りますが、フルバケではないのでこのくらいが丁度良いかと。
肩のサポートはありませんが、試乗中には不都合はありませんでした。

シートは一番低い位置にセットされていました。
純正としては十分な低さだと思います。
座って見回すと、フロントウィンドウのデザインとも相まって、非常にロー&ワイドな印象です。前方や斜め前方向がとても見易いですね。
センターコンソールやドア内装など至るところにアルカンターラが貼ってあり、安っぽさとは無縁です。良い感じ~。
後部座席の広さは十分ありますが、前席のヒップポイントを低くセットできる反面、後席に座ってつま先を入れるスペースは上下に狭くなります。後席自体が低く座らせる様になっているので、足が少し厳しいかもです。
では、クラッチを踏んで、スタータースイッチを押してエンジン・オンッ!
シフトを1速に入れます。
ショートシフトと謂うのでしょうね。
コクッ、コクッとシフトが決まり気持ちいいです。
球形のアルミ製シフトノブが手に馴染みます。

アクセルを踏んでソロリと幹線道路へ合流。
あれれ?驚くほど運転し易いなぁ。
この印象は最後まで変わりません。
シビックTypeR、とても運転し易いクルマです。
運転していて楽です、とても楽なんです。
シフトの一、高さが丁度良いし、踏力一定のクラッチも扱い易いですよ。
操作系の全てのパーツが良い位置に配置されてますね。
長時間ドライブしても疲れ難いような気がします。
もう少し空いているかと思っていた幹線道路は、流れてはいますが、踏み込める程ではありません。
セールスさんの替わりに同乗してくれた、役員さん(多分)が、踏めそうなルートを探してくれます。
その間にも、細いコーナーや路面の悪い所を通過するのですが、とにかく運転し易いです。
最大トルクは40.8kgf・m/2500-4500rpm(因みにこの後試乗したWRXは43.0kmf・m/4400rpm)で、ギアチェンジをサボっても、しっかり走ってくれる感じですね。
ターボラグがほとんど感じられないのも好印象です。
街中をゆっくり走っても、思い切りアクセルを踏み込んでも、ターボラグらしきものは感じられません。
街中では、とてもジェントルな印象です。
それに、トレッドが広く取ってあるのでしょう。ドライブしていて安定感が非常に高いです。下りコーナーでは、前輪が車体の前隅でしっかりしなやかに踏ん張っている様な感覚があります。
スラロームなんかやっても、安定しきっているんじゃないでしょうか。
後で確認すると、トレッドは前1600、全高は1435(WRXは1530と1475)でした。
さて、役員さん?が用意してくれた、踏める所へやって来ました。
お誂え向きに信号の一番前で停まってます。
信号が青に変わりました。
役員さん?が、踏んでみてください、とおっしゃるので、お言葉に甘えて(^-^;
踏み込みます。
安定してますね~、TypeR。
デジタルメーターの数字はどんどん上がっていくのですが、クルマはビタッと安定して、矢の様に直進していきます。
急激に加速する時の不安感?不安定感?の様なモノは一切ありません。
ヒップポイントの低さ、クルマの重心の低さ(そう感じられる心理的な部分も含めて)、不要な揺れや振動の類が感じられないことなどが大きいのでしょうね。

余談ですが、やっぱりやっちゃいました、失速(^-^;
1速か2速で踏み込んだら、あっという間にリミッターだったんですね。
回転上昇が速いのか、スムーズに回るからか、その両方なのか、はたまた、ワタシがもっと伸びるもんだと思い込んでるからか…。
同じ場所でB3で踏み込んでみようかな。
試乗の先を続けます。
かなり遠くにいた前走車に見る見る近付いていきますが、怖くはありません。
。ブレーキもしっかり効くのです。
キーキー鳴り響くブレンボ様が付いているのですから(^-^;
(ブレーキ鳴きが室内でも聞こえてくるとは思いませんでしたけどね。)
さて、踏み込み区間が終わったら、乗り心地も確認です。
足回りはスポーツカーのそれです。
よく云われる、振動を一発で収めるという感じなのでドライバーにとっては良い足回りですが、うちの親のような高齢者には厳しい部分もあるかもです。
運転の楽しさと同乗者への優しさは両立が難しいので、割り切りが必要ですね。
それでも、路面の悪い所や急加速時などにもボディの揺れが少ないので、乗り心地は良いと言えるのではないかと、今は思ってます。
因みに、ターボのマニュアル車なのに、アイドリング・ストップするんですよ。
最初は、エンストしたかと思いました。
ドライブモードはコンフォート、スポーツ、+Rとあって、+Rにするとアイドリング・ストップはしないそうです。
ワタシャ、走ってないときは、アイドリング・ストップして静かにしてるのが好きですが、そうじゃない人もいらっしゃるかも。

こんな感じで試乗は終わりです。
試乗車の燃費を見ようと思いましたが、サングラスが邪魔をしてスイッチが分かりませんでした(^-^; (カタログ燃費は12.8km/Lです。)
そのほか、色々な機能が付いているのでしょうが、今回は短い試乗時間内で気付いたことだけ書いておきます。
こんな感じのTypeR、ワングレードの税込み450諭吉。
なお、TypeR、今オーダーしても1年待ちだそうです。
TypeRとベースのハッチバックはイギリス生産になっていて、日本と異なり、売れているから増産体制を組むとかしないそうです。
なので、クーペでも半年待ちとか…。
お考えの方は、お早めに~♪
WRX,STI,typeSの試乗記に続きま~す。
※写真はそのうち追加しますね。