
昼神温泉の朝は6時のチャイムから始まる。
朝市開始のお知らせだ。
せっかく熟睡していたので、そのまま寝ちゃおうかとも思ったが、ウォーキング代わりに行くことにした。空気はさすがにヒンヤリしているが、幸い風が無いので寒さは感じない。
旅館から3分ほど歩くと朝市広場に出る。
まずは、小さな紙コップで供される味噌汁を頂く。
旨いッ! 身体の芯から温まる。
あとは、地元のおっちゃん、おばちゃん、おばあちゃん達が並べる、リンゴ、トマト、ヤーコンといった農作物や素朴な工芸品の類を冷かして回る。
朝日が周囲の山を照らし始めると紅葉が輝きだす。
旅館を出ると、下道を北へ向かう。
つもりだったが、R256は北西へと向かっている。
雲一つない快晴の朝。
周囲の山々 全てが紅葉していて、気分爽快。
前後を走る車は少なく、たっぷりと距離をとってまったりと走る。
とても気持ちが良い。
燃費がどんどん伸びていく。
途中、妻籠宿があったので、細い道をクルマでぐるっと回ったが大したものはない。
そのまま素通りして、北上することにした。
後でパンフレットを見ると、足をとめても良かったかもしれないと、少しだけ思った(^^;
R256はやがてR19と合流し、ワタシ達もR19に乗って中山道を走る。
野尻湖とか阿寺渓谷といった案内板が並んでいる。
あぁ、この辺りだったのか、と親近感を覚える。
次のシーズンには行ってみるかという意欲が湧いた。
南木曽では大河と思われた木曽川が、いつの間にか小河川へと変貌している。
道の駅大桑で休憩し、木曽福島へ到着。
ここでの目的は、和菓子の「田ぐち」でモンブランと栗子餅を食す事だった。
が、澄んだ空気に映える紅葉を、電線に邪魔されないよう小高い丘から眺めようと坂道を少し登ると、中山道のシックな街並みを見付けてしまい、暫しの散策となった。
日曜の昼だというのに観光客はほとんどいない。
木曽福島駅から少し離れているからだと思われるが、ぜひ入ってみたい雰囲気の良いレストランやビストロも幾つかあるので、足を延ばさないのは勿体ない。
お店で味わってしまおうと考えていたモンブランやアップルパイを箱に納めて貰い、帰途に就く。
権兵衛トンネルを抜けると、R361はまっすぐ伊那の街へと下って行く。
景色の大半は青く澄み渡った空になる。
こういう景色は何度でも見たくなる。
東名富士川SAから富士の街へと下って行く景色や、東北道で仙台市へ降りていく夜景などと同様、強く印象に残る景色なのだ。
中央道に乗ると、ドライブは完全に終盤にさしかかる。
まだまだ、ここから3時間以上はかかるのだが、愛でる景色は高速沿い、立ち寄り先は道の駅くらいとなる。
帰ったら…、
モンブラン(笑
Posted at 2017/11/13 08:08:06 | |
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