仙谷大魔神
関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働への同意要請のため、枝野経済産業相が14日に福井入りしたのにあわせ、民主党の重鎮、仙谷由人政調会長代行も福井市を訪問。同党の地元国会議員、地方議員ら約30人との会合で、大飯原発の再稼働について理解を求めた。
出席者の再稼働への賛否は分かれたが、仙谷氏は「『脱原発依存』と『脱化石燃料』を一緒にやるのは、現実の生産活動の中では、なかなか容易ならざる話だ。再稼働に向けて政治決断せざるを得ない」と訴えた。
枝野、仙谷氏の「同時福井入り」は、枝野氏が主に自治体、仙谷氏が党県連と、政府、党を代表する両氏が役割分担して再稼働の必要性や安全性を説明することで地元の不安や反発を和らげる狙いがあるとみられる。
仙谷氏は党東電・電力改革プロジェクトチーム会長も兼ね、一貫して再稼働に前向きな考えを示してきた。枝野氏や細野原発相ら原発政策にかかわる閣僚はいずれも仙谷氏に近いことから「仙谷氏が再稼働を主導した」(政府関係者)との指摘は少なくない。実際、仙谷氏をリーダー格に、枝野、細野、古川国家戦略相、斎藤勁官房副長官の5氏は国会近くのホテルなどにひそかに集まり、再稼働を政治決断するタイミングや東京電力の経営改革などについて協議を重ねてきた。
前原番長
民主党の前原政調会長は14日、京都府舞鶴市で開かれた同党衆院議員の会合で、関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)について「事故が起きた福島の原子炉と大飯の原子炉は型が違い、新しいものだ。数倍の地震、津波を想定し、徹底的な対策を取った」と述べ、再稼働に理解を求めた。
枝野大仏
枝野幸男経済産業相は15日、徳島市内のホテルで講演し、国内で現在唯一稼働している北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)が5月5日に定期検査入りするため、「(原発の稼働は)5月6日から一瞬ゼロになる」と明言した。経産相が運転中の原発がいったんゼロになるとの見方を示したのは初めて。
枝野経産相は関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について、14日に福井県やおおい町に協力を要請したばかり。地元などの理解を得て再稼働するには相応の時間がかかるため、一時的に原発ゼロとなることを認めた形だ。
その上で経産相は「後戻りせず一直線に原発を減らしていく」と説明。さらに「半年、1年だけ原発がゼロになっても、また原発に依存してしまうのでは仕方がない」とも述べ、原発依存からの脱却を着実に進める考えを強調した。
一方、今夏の需給については「原発がないと相当いろいろなところに無理がくる」と指摘。関電大飯原発3、4号機の再稼働について、いずれ地元住民や国民の理解を得られるとの見方を示した。
現実離れしたきれいごとばかりを唱えてきた民主党の皆様も事ここに至っては現実に目を向けないといけないことが分かってきたようだ。しかし、枝はこの期に及んでも原発を減らしていくとほざいているが、これは一種の人気取りだろう。原発を廃炉にしていくのは良いが、その後をどうするのか、その点だけはしっかりと示して具体的な代替エネルギーへの転換工程表を示してもらわないと困る。その場の感情論での原発廃止に責任ある政府が乗ってしまったらこの国がどうなってしまうのか、その点をしっかりと認識していただきたい。
Posted at 2012/04/15 18:28:11 | |
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