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ntkd29のブログ一覧

2016年10月31日 イイね!

あり得ないことが、(116)




「私ね、学校を卒業したての頃、職場の上司に『あなたは自分の身は自分で守ろうという意識がとても強い人だ。全身を鎧で被って、その鎧が破られればもっと厚い鎧を着込んで自分を守ろうとする。それは悪いことではないけれどそれでは何時かその鎧の重さに耐えられなくなる時が来るよ』ってね。

 
確かのその人の言うとおり、それからずい分弾が当たったわ。鎧を貫いて傷を負わされたことのずい分あったわ。その度にもっと厚い鎧に取り替えたけど、本当に重さに耐えかねそうだったわ。それである時ね、うまいことを思いついたの。破られて困るところは絶対に破られない厚さの鎧を着けて破られてもいいところは何もしないことにしたわ。だからそういうところに当たった弾はそのまま通り抜けていくから痛くも何ともないわ。その代わり破られたら困るところは絶対に破られないわ。」

 
これは僕が若い頃に言われたことで佐山芳恵のことは知らないが、まさかこんなこと言われたことはないだろう。


「それも面白い考え方だなあ。でもそういうものの考え方って極めて男性的だよね。女性はあまりそういうことは考えないだろう。佐山さんは本当に男っぽいなあ。」


「ええ、そのとおりです。考え方ばかりじゃなくて他のこともいろいろと。この人もしかしたら男かも。」

 
僕はトイレに立つ振りをしてクレヨンの後ろに回りこむと首根っこを掴んで押さえつけてやった。こいつも性懲りもない女だ。だからサルだと言われるんだ。僕はそのままトイレに行って戻ってくると皆がニヤニヤ笑っている。

 
どうも様子がおかしいと思ったらテキストエディターのお姉さんが「佐山主任、澤田さんに裸を見せたことがあるんですか。佐山主任、言うことややることは男以上だけれど、とてもきれいなかわいい体をしているって。ずい分躊躇った挙句に耳まで真っ赤にして見せたって。澤本さんがそう言ってましたよ。」と言い出した。その一言でいきなり逃げ出そうとしたクレヨンの耳を掴んで引き寄せた。


「あんた、そんなことまで話したの。この耳引きちぎるわよ。」


「佐山主任、顔を真っ赤にして表も裏も澤田さんに見せたんだって。何だか可愛いわね、佐山主任て。」

 
言葉屋も黙ってはいたが僕を見てニヤニヤ笑っていた。このサル、余計なことばかり言いやがって。お前だって見せたじゃないか。


「佐山さんってとても頭脳明晰で強い女性のようだけど反面意外にお茶目だったり恥かしがり屋だったりするところがあるんだね。きっと内面は尚更可愛い女なんだろうね。」

 
まあいくらほめてもらっても男になびくことはあり得ないからそれは何と言ってみても無駄なことだ。
こんなことをしながら時間が過ぎてお開きとなった。代金は誘った言葉屋が持つと言って聞かないので一言礼を言って好意に甘えることにした。支払いが済んで店を出るとクレヨンとテキストエディターのお姉さんは数メートル先を二人で歩き、僕は言葉屋とさっき駅まで女土方と歩いた道を並んで歩いた。


「今日はいろいろとありがとうございました。」


特に礼を言う立場でもなかったが、僕は一応言葉屋に感謝の意を表しておいた。


「ああ、いえ、こちらこそ。いろいろと興味深い話を聞いて楽しかった。特に佐山さんのことは。」


「そうですか、別に珍しくもないどこにでもいるような×1の中年女でしょう。」


「いや、なかなか味と深みのある珍しい女性だと思います。とても魅力的な素敵な人です。出来れば今後のお付き合いなどぜひお願いしたいがいかがでしょうか。」


「お付き合いって、私と。」


「そうです。他に誰がいるんですか。」


「私には今は伊藤さんがいます。他のことはちょっと考えられません。ですからせっかくそう言っていただいてもそれにお答えすることが出来ません。」


「いや、そんな愛だの恋だのというお付き合いじゃなくて話し相手でもなんでも良いんです。あなたの考え方には少なからず共鳴する部分がありましてね。いろいろなことをゆっくり話したら面白いんじゃないかと思って。」


「そうですか、そういうことなら別に敢えてお付き合いと言う形を取らなくても出来ますよね。」


「それは確かにそうだ。でもやはり僕にしてみればあなたとその他大勢とは少し違った関係を持ちたいというのが本音かな。まあ急ぐわけでもないし、ちょっと考えてみて欲しい。」

 
僕は何も答えなかった。元々中年独身男英語屋の僕が何で同じ境遇の中年とお付き合いしなくてはいけないんだ。そんなことを考えていたらかかとを歩道の継ぎ目に引っかけてバランスを崩してこけそうになった。あっと思ったその時僕は言葉屋の両腕の中に抱きかかえられていた。


「大丈夫ですか。」


僕の顔のすぐ上に言葉屋の顔があった。僕はすぐに体を起こすと言葉屋の腕から逃れた。


「失礼しました。ごめんなさい。」


「大丈夫ですか。足を捻ったりしていないですか。」


「ええ、大丈夫です。すみません。じゃあ、ここで失礼します。」

 
僕は頭を下げると先を歩いているクレヨンとテキストエディターの方に向かって走り出した。駅はもう目の前だった。走るとひっかけた足がちょっと痛んだが構わずに走り続けてクレヨン達を捕まえると駅でテキストエディターのお姉さんと別れてそのまま家へと急いだ。


Posted at 2016/10/31 20:24:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小説 | 日記
2016年10月31日 イイね!

大型二輪に乗ろう(事故ったバイクに出会ったが、・・。)




今日はコペンで箱根を走りに行った。今週末に今年最後のロングツーリングに行こうかと思っているので今週はせっかく買ったんだからちょっと車に乗ろうかと出かけてみた。


最近は日曜でなくても結構人出がある。箱根も大盛況だった。まあ、そんなことはいいんだけどライダーさんも結構出ていて僕の前を走るのはNC750に乗ったライダーだった。


対向で箱根から降りてくるライダーも多い。中にはCBR900RRなど見たことがあるレーサーレプリカもあればどこのバイクなのか見たこともないようなバイクも走ってくる。今日はライダーさんではないし、まだ、慣らし中の車なのであまり加速などせずに60キロ程度でのんびりと走っていた。


大体、箱根新道は無料になってからは産業道路なのでほとんどの場合トラック渋滞に捕まってしまう。七曲の少し手前の右カーブまで来た時、バイクが1台止まっていた。「おや、どうしたのかな」と思って見ると路面に部品が散乱している。HDか何かのアメリカンに乗った年配のライダーさんだった。


バイクは起きていたし、止まろうかなと思ったが、車を止める場所もなく、特に大きなけがもなさそうだったのでそのまま行き過ぎた。路面にはメッキパーツなどがかなり転がっていた。特に急カーブというわけではなく60キロくらいで余裕でクリアできる場所だったが、状況から見れば速度を出し過ぎて曲がり切れずに側壁に接触したのだろう。


ガードがあるので体のけがもなく転倒もしなかったんだろうけど側壁に接触してパーツが散乱したんだろう。バイクというのはコーナリング性能は四輪とは比較にならないほど低い。しっかり減速しないと危ないだろう。特にアメリカンは車体に傾斜をかけられないからなおさらなんだろう。


駐車帯が見つかったときはもう現場から1キロほども離れていたのでそのまま来てしまった。お困りのところ何もできず申し訳ありませんでした。

Posted at 2016/10/31 20:17:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2016年10月31日 イイね!

コペンで箱根を走ってみた。

コペンで箱根を走ってみた。


今日は風邪をひいて調子が悪かったが、午前中、近所の医者に行って薬をもらってそれからちょいと車のほこりを払って箱根に出かけてみた。体調があまりよろしくないのであまり遠回りをせずに箱根新道を上がって箱根旧街道を降りてきた。


まだまだやっと100キロ程度でどうもあまり特徴がつかめないが、足は非常に硬い。七曲でもほとんどロールしないでくるくる回る。相当に固めてあるようだ。ステアリングの切れもいい。切った分だけすっと頭を振る。山坂道に何の不安もない。


1、2、3速ではそれなりの加速をする。うまく作曲した排気音と相まってなんだかそれなりの車に乗っているように思えてしまう。4、5速では、「あ、やっぱり軽だ」となってしまうが、箱根の山坂道で4、5速は使わずに低いギアで引っ張ればいいと思う。それなら加速は悪くない。視界の狭さは徐々に慣れてきた。


後退は最悪だが、ミラーと目視で安全確認、後はヤマ勘で下がる以外にはない様だ。基本オープンと言うならそれが正解かもしれない。車が小さいので狭い道でのすれ違いも楽勝、クラッチも段々ミートポイントが分かってきた。ちょっと吹かし気味にした方が滑らかに発進できるようだ。トルクの問題だろうか。


まあそれなりに面白そうな車ではある。今日はホンダのS660には出会ったが、コペンには全く出会わなかった。箱根は平日でも人出が多い。
Posted at 2016/10/31 15:19:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車 | 日記
2016年10月31日 イイね!

老いと車の運転はどう対処すればいいのだろうか。




横浜市港南区で軽トラックが集団登校していた児童の列に突っ込み、小学1年の男児が死亡し7人が負傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で逮捕された無職、合田政市容疑者(87)が減速することなく停車中の車に追突し、事故を起こしていたことが、捜査関係者への取材で分かった。防犯カメラの映像などから、時速約40~50キロで走行していた可能性があり、神奈川県警港南署が詳しい状況を調べている。

 
同署は30日、合田容疑者を同容疑で横浜地検に送検し、横浜市磯子区の自宅を家宅捜索した。調べに対し「大変なことをしてしまった」と容疑を認め、「けがをした子供たちに申し訳なく、早く回復してほしい」などと話したという。ただ、事故原因に関する供述は、内容が二転三転しているといい、認知症かどうかも含め、検査して調べる方針。

 
捜査関係者によると、事故の瞬間が撮影された防犯カメラの映像などから、合田容疑者の軽トラックは時速40~50キロで走行、減速することなく蛇行し、事故を起こした可能性がある。ブレーキ痕はなかった。現場は幅約5.2メートルの一方通行の市道で、最高速度は時速60キロだが、両脇に幅1メートル弱の路側帯があり、車道幅は約3.5メートルと狭い。




老いの問題、これは誰もがすべて通らないといけない道だからなあ。車の運転もある一定の年齢になったら2人乗り、時速60キロ程度のミニカー免許に変えるとかそんなのもいいんじゃないか。75から80歳くらいになれば車で遠出することもなくなるだろうし、せいぜい近所のお買い物程度のお出かけだろう。それなら小排気量あるいは電動ミニカーでも十分じゃないだろうか。既得権を取り上げると言うのは難しいと言うけどあまりこんなことが続くようだと考えるべきじゃないか。生きとし生けるものはすべて通る道なんだからなあ。
Posted at 2016/10/31 15:17:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車 | 日記

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ntkd29です。CB1300スーパーボルドールに乗って11年、スーパーボルドールも2代目になりました。CB1300スーパーボルドール、切っても切れない相棒にな...
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