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2017年06月02日 イイね!

あり得ないことが、(141)




洗い終わってシャワーで泡を流してやると今度は「私が洗ってあげる」と言って中腰の僕の前に立った。


「背中だけね」

 
僕はそう言うとクレヨンに背中を向けた。クレヨンは黙って洗い始めたが、背中を洗い終わると「こっちを向いて」と僕を促した。


「もう十分よ、ありがとう。」

 
僕はクレヨンからスポンジを受け取って自分の体を洗い始めた。クレヨンはちょっと不満そうな表情を浮かべたが特に抗弁をするわけでもなく僕から離れると湯船に長く体を横たえた。僕は体についた泡をシャワーで洗い流すと今後は髪を洗った。そして髪を洗い終わるともう一度全身をシャワーで流して「出るわよ。」とクレヨンに言ってそのまま風呂を出た。

 
この家の脱衣場には大きなタオルがたくさん置いてあり何枚でも自由に使えるのがありがたかった。僕は髪と体を拭いて着る物を着てからもう一度新しいタオルで髪を拭いた。そしてそのままタオルを首にかけて部屋に戻った。

 
暫らくして僕がすっかり髪を乾かし終わった頃にクレヨンが戻って来た。そして寛いでいる僕にタオルを投げつけた。


「もう自分だけさっさと出ちゃって。勝手なんだから。」

 
クレヨンは口を尖らせて文句を言ったが、一緒風呂にに残っていたらどうだと言うんだ。いくら広いといってもお手伝いもいるこの家の風呂で女が二人して風呂場で「あーあーうーうー」なんて騒いでいたらこれもかなりの問題だろう。

 
ところでクレヨンは結構積極的に僕に絡んでくるが、実際に同性とある程度以上の性的交渉を持つということはやはり抵抗があるんじゃないだろうか。実はもうずい分昔の話になるが、僕はある外国人のゲイの男性と知り合ったことがある。

 
勿論その時僕は正真正銘の男性で相手も体に全く人工的に手を加えていないこれも正真正銘の男性だったが、見た感じも話をしてみても男と言う印象はほとんどなくてむしろ女性と言う方がなじみ易いという印象だった。

 
僕が優しくしてやったせいかどうかは知らないが、このゲイさんはどうも僕に興味を持ったようでいろいろ手を尽くして接近して来た。それにしても、いくら印象が女っぽくても実際は男なのだから僕の方は一定の距離を取って接していた。

 
まあ僕自身には全く責任がないと思うのだが、考えてみると男の頃も女になってもどうも僕の周辺には変なのばかりが寄って来るようだ。

 
それでこのゲイさんはけっこうあからさまに「抱いて」という風情でせがんで来た。ゲイさんは見た目も女のようで、しかもそのままでもけっこう美人の部類に入る顔立ちだったので好奇心の強さも手伝ってかなり気持ちが動いたのだが、やはりその先一歩が踏み出せなかった。そんな僕の心の動きはゲイさんにも勿論伝わったようで向こうもそれ以上は迫っては来なかった。

 
ある日、何時ものじゃれ合いから僕は好奇心に駆られてそのゲイさんに「男同士はどういうふうにするんだ」と聞いてみた。するとそのゲイさんに「みんな同じことを同じことを聞くのね、じゃあ男と女はどうするの」と逆に聞かれてしまったにはちょっと困ってしまった。

 
するとそのゲイさんは「男と女も男同士も女同士もみんな一緒よ、何も特別なことはないわ。何か特別なことをするのかと思うから腰が引けるんでしょう。でも何も変わらないわ。みんな同じよ。」と淡々と言ってのけた。

 
そう言われてしまうと何だか納得してしまって引け気味のところに「そんなことを聞くのなら実際にやってみれば良いじゃない」と言われ、その言葉に何となく抗いがたくて「では次にお願いします」という約束をしたのだが、そのゲイさんは突然姿を消してしまった。

 
その後、それとなくゲイさんの消息を尋ねたところ不法滞在で警察に捕まって強制送還されたと聞いた。僕は未だにもしもゲイさんが警察に捕まらなかったらどうしていただろうと考えることがある。でももしも彼がそのまま日本にいたら僕は敢えてゲイさんと寝ていたかも知れない。僕は多分そういうことも含めて興味の向くことにはかなり好奇心が強いのだと自分でもそう思う。

 
ゲイさんが今何をしているのか分からない。多分もう日本に来ることもないだろうし、僕が彼の国に行くこともないだろう。今会いに行ったとしてもゲイさんは女になった僕などには振り向いてもくれないだろうが、彼は多分女として生まれるべき人間だったのだろう。

 
ゲイさんは今で言う性同一性不全という病気だった。どう考えてもゲイさんは体も心もその八割以上が女だったとしか言いようがない。ただ偶然のいたずらで男として生まれてしまっただけなんだろう。それでも僕も結構好奇心を越えたものを持っているのかも知れない。

 
それでも女の体になった今でも男に抱かれたいと言う気にはなったことは一度たりとない。ゲイさんに興味を持ったのも女を感じさせるからだったのだろうし今も女にしか興味が湧かないのは僕が正真正銘のヘテロの男という証明なのだろう。そして女好きかもしれない。でも女が好きじゃない男なんているんだろうか。


Posted at 2017/06/02 17:45:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小説 | 日記
2017年06月02日 イイね!

帝国海軍の隠れたヒーローたち、・・(^_-)-☆。




今日本屋をのぞいたら「戦艦大和建造」とか言う文庫本が出ていた。前間さんとか言う人の本で改定かと思ったら新刊だった。大和の本もいろいろ読んだので買わなかったが、帝国海軍と言うと大和などの戦艦、瑞鶴・翔鶴などの空母、利根、鈴屋などの重巡、陽炎型、夕雲型などの駆逐艦、伊号潜水艦などに注目が行ってしまいがちだが、隠れたヒーローがいる。



それは松型駆逐艦と丙・丁型海防艦、さらには一等・二等輸送艦、そして大発だと言う。松型駆逐艦はソロモン方面などで駆逐艦の大量喪失に苦しんだ海軍が計画した小型で量産が容易な駆逐艦だったが、対潜・対空・電波兵器に重点を置いて機関配置も工夫するなど速度が若干不足している程度で使い易い駆逐艦で何よりも戦争後半から末期にかけて32隻と言う大量建造が出来た点が大きい。



丙・丁型海防艦は米潜水艦の攻撃による商船の大量喪失と護衛艦不足に苦しんだ海軍が建造した小型の商船護衛艦艇で戦争後半期から終戦までに120隻以上が完成した。最短で74日で完成した艦もあると言うことで量産性の確保には成功しているが、戦争末期によくもこれだけの船を作ったものだと感心する。もっと早くにこれらの護衛艦艇を作って活用していたらもう少し物資の輸送に貢献できたかもしれない。戦後何隻かが海保などで巡視船として使用されている。



第一号輸送艦(一等輸送艦)は敵の制空権下を高速で強行突破するために建造された輸送艦で終戦までに21隻が建造された。戦後、肉不足に苦しんだ日本では本級の一部は捕鯨母船としても使用されている。第百一号輸送艦(二等輸送艦)は戦車などの重装備を直接海岸に揚陸させるための輸送艦で69隻が完成し、陸軍でも22隻が使用されたという。



戦争後期から末期にかけて建造されたこれらの駆逐艦、海防艦、輸送艦は決して粗製乱造ではなく相応の戦闘力、輸送力を有していたことはすべてが粗製乱造に陥っていた当時において特筆に値する。



そして最後は零戦にも匹敵すると言う大発明の大発動艇だろう。これは大規模上陸の際に使用する上陸用舟艇だが、日本の場合はソロモン方面などで敵の制空権下で拠点から末端までの輸送など決して目立たないが、第一線を支えて八面六臂の大活躍をしたと言う。



また、米軍の魚雷艇のような高速艇を持たなかった日本軍はこの大発に戦車砲や機銃を装備して武装大発として敵の魚雷艇や駆逐艦などとも戦闘を行ったという。大発は全長15m、幅3.3m、武装兵70名または貨物11トンを積んで8ノットで航行できたというが、魚雷艇などと戦闘を行う場合は低速、低機動で不利だったそうだが、戦闘を目的とした舟艇ではないのでやむを得ないだろう。それでもこれらの大発を鹵獲した米豪軍は非常に重宝して活用したと言う。



こうした戦争中に大量建造された艦船は地味で決して目立たないが、第一線の全域で戦線を支えて死闘を繰り広げた隠れたヒーローであり、また、物資もなく空襲で施設が破壊される中でこれだけの量産を行うことができたのは日本の造船能力の高さゆえだろう。どうしても派手な大型の戦闘艦艇に目が行きがちだが、こうした隠れた存在にもぜひ光を当ててやるべきだろう。



※ 大発動艇を開発したのは陸軍で船舶工兵などが運用するほか、海軍にも相当数がリリースされて運用されたそうです。陸軍は上陸作戦に関してはかなり積極的に研究開発をしていたということです。
Posted at 2017/06/02 16:00:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 軍事 | 日記
2017年06月02日 イイね!

海軍は世界の海軍、頑張れ、海上自衛隊、・・(^_-)-☆。




今月初旬、海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」が、安全保障関連法に基づく「米艦防護」を米海軍補給艦に対して実施したことが大きなニュースになった。海自護衛艦が平時から米艦を守り、攻撃を受けた際には武器使用の制限付きながら反撃できる“平時の集団的自衛権”の初適用は、日米同盟が新たな段階に至ったことを象徴する出来事だった。政府は公式に事実関係を発表していないが、栄えある任務のトップバッターに海自最大の新鋭艦であるいずもが選ばれたことは偶然ではないだろう。

 
実はその後、いずもと合流する形で、もう1隻の護衛艦が米補給艦の防護に加わっている。今回、主役として取り上げる護衛艦「さざなみ」だ。米艦防護の実施順では2番目になったが、「戦後初」の任務を少なくとも2回成し遂げ、その名を海上自衛隊の歴史に刻んでいる。

 
「たかなみ」型の4番艦として平成17年2月に就役。全長151メートル、幅17・4メートルで約170人が乗り組む。主砲の127ミリ速射砲や対空・対潜ミサイルを備えるほか、哨戒ヘリコプター1機も運用可能で、対空・対潜などオールマイティーに力を発揮する。同型艦4隻とともに海自の中核を担う働き盛りだ。 さざなみの「戦後初」のその1は、平成20年6月にさかのぼる。海自の護衛艦として、初めて中国を親善訪問したのだ。

 
中国海軍の南海艦隊が司令部を置く広東省・湛江(たんこう)港に入港したさざなみは、同年5月の四川大地震への見舞品として毛布や非常食を贈呈。中国側の約400人の兵士に出迎えられ、司令官からは「さざなみは平和の使者、友好の使者だ」と歓迎のあいさつを受けた。

 
軍隊の役割は外敵と戦うことだが、平時では「外交」も重要な仕事となる。緊張関係にある他国の軍とも一定の信頼関係を築いておくことは、偶発的な紛争を防ぐためにとても重要なことだ。ちなみに中国への親善訪問はさざなみ以降、23年12月に護衛艦「きりさめ」が青島港を訪れただけで、今だにレアケースだ。

 
もう1つ、さざなみの誇る「第1号」はアフリカのソマリア沖海賊対策だ。護衛艦「さみだれ」とともに第1次隊に選ばれ、平成21年3月から7月までの間、ソマリア沖で警護活動に従事した。

 
任務開始から間もない同年4月3日には、シンガポール船籍のタンカーから「海賊らしい小型船に追われている」と救援を求められ、現場に急行。「こちらは海上自衛隊だ」と不審船に呼びかけ、サーチライトを照射するなどして追い払った。邦人の保護ですら外国に頼ってきた日本が、「人類共通の敵」といわれる海賊への対処作戦に参加し、航行の安全確保に確かな実績を挙げたのはエポックメーキングな出来事だった。

 
「ソマリア沖への自衛隊派遣は海賊対策を口実にした海外派兵であり、憲法違反だ」。当時も今も、そんな批判をする人たちがいるが、さざなみとさみだれが、派遣に反対していた民間国際交流団体「ピースボート」の船舶すら護衛したことは特記すべき事実といえるだろう。2隻は日本関係船舶を41回、外国船舶を6回警護して任務を終え、国際的に高く評価されるソマリア派遣の歴史を切り開いた。その後もさざなみは2度にわたりソマリアへ派遣され、貢献を重ねている。

 
さて、話を平成29年現在に戻す。さざなみといずもは米艦防護を終えた後、南シナ海を南下し、15日にシンガポールで開かれた同国海軍創設50周年を記念する国際観艦式に参加した。いずもにとっては海外でのお披露目となる晴れ舞台。この観艦式に参加した艦艇の中では最大とあって、大いに注目を集めたことだろう。しかし、さざなみも決して脇役ではないことは、これまでの実績が証明している。(政治部 千葉倫之)




紛争地域の邦人救出に「民間航空会社に救出に行ってくれ」と言う平和国家と称する日本だが、自衛隊も誰であろうと分け隔てなくしっかりと守ってやるのだから立派なものだと思う。法的な制約から普通の国の軍隊とは違っていろいろと不自由な点もあるだろうけどこれからも天下国家と国民のために頑張ってほしい。日本もまだまだ大丈夫、捨てたものじゃない。

Posted at 2017/06/02 15:58:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 軍事 | 日記

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ntkd29です。CB1300スーパーボルドールに乗って11年、スーパーボルドールも2代目になりました。CB1300スーパーボルドール、切っても切れない相棒にな...
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