◆次期主力戦闘機は何になりそうなの?
◇「第5世代」F35が最有力 3陣営、受注にしのぎ削る
なるほドリ 日本が新しい戦闘機を買うそうだね。
記者 政府が年末に決める航空自衛隊の新主力戦闘機(FX)です。米英など9カ国が共同開発中のF35と、米国製FA18、英独など欧州4カ国が共同開発したユーロファイターの3陣営が防衛省に提案書を出しました。戦闘機は1機100億円を超えるのも珍しくない高い買い物。各陣営は説明会を相次いで開き、受注にしのぎを削っています。
Q なぜ新しくするの?
A 空自が保有しているF4、F15、F2の3種類の戦闘機のうち73年に配備を始めたF4の老朽化が進んでいるためです。周辺諸国の航空戦力強化に対応する意味もあります。敵のレーダーに探知されにくいステルス性能を備えた最新鋭の第5世代戦闘機を中国は今年1月、ロシアも昨年1月にテスト飛行させました。防衛省は、来年度予算の概算要求で4機分として551億円を計上し、最終的に約40機の購入を目指しています。
Q どう選ぶの。
A 防衛省は、メーカー側が出した提案書を、機体の性能▽維持管理を含む経費▽国内企業の製造への参加▽納入後の支援態勢--の4分野で審査します。各分野を点数にして、合計の最も高い機種を選びます。
Q 下馬評は?
A 唯一の第5世代機のF35が最有力。しかし、開発が遅れ気味で、防衛省が求める16年度の納入に間に合わない可能性があります。残る2陣営は少し古いのですが、実戦配備の実績やF35より安いのが売り物です。また、F35の場合、米国側が軍事機密を守るためライセンス生産をさせない可能性があります。一方、2陣営は日本での生産を認めるとしており、国内産業にもメリットがあります。ただし、FA18は機体の古さが、ユーロファイターは「米軍との連携がとりにくいのでは」との懸念が、ネックになっています。
Q 日本メーカーは開発していないの?
A 高性能化が進む戦闘機は、開発費負担を分散させるため、国際共同開発・生産が主流で、日本単独ではコスト、技術両面で太刀打ちできません。また、日本は武器輸出三原則で、日本で作った部品を外国に運ぶ必要のある共同開発には参加できません。政府は、三原則の見直し論議を進めていますが、「平和国家の理念に反する」との反対論も根強くあります。
100%ライセンス国産是か非か、今回はこれで決めればいい。F-35は、次のF-XXでも候補に挙がるだろう。その時に採用しても遅くはない。取り敢えずは戦闘機生産技術の継承を考えるべきだろう。長い目で見れば日本の防空にとって戦闘機の生産技術を確保することが大きな力になるだろう。ステルス第5世代機が欲しければ次のF-Xでも遅くはない。中国のJ20が戦力化されるのはまだ相当に先の話だろう。しかも小型高出力のエンジンが出来ないのだろう、あのバカデカい機体がそう高性能・高機動とも思えない。
レーダーに映らないと言っても全く見えないわけでもないのだからそれなりの方法を開発すればいいだろう。日本にもATD-Xがあるのだからそれを使って研究することが出来るだろう。F35、確かに先進の戦闘機だが、果たして日本の防空に適合性があるのか、やや疑問に思える。タイフーンを採用してさらに改良型を共同開発するというのも一つの手ではないだろうか。
Posted at 2011/10/10 22:42:52 | |
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