
「
EJ20 Final Edition」
クルマそのものよりも、ホイール(BBS製?)の方がとても気になります(笑)
18インチ版で出ないかなぁ・・・
今のご時世であのようなハイパワーユニットはたしかに貴重ではありますが、ただEJ20をやたら賛美する風潮には、ちょっと違和感があります。
燃費はもちろん、扱いやすさ(特に低速トルク)や整備性等々はFA/FBの方が勝っていますし、直噴の制御の難しさはあるにせよ、FA/FBはまだまだ伸びしろを感じます。
ただ、EJの方がたしかに拭け上がりは軽快で、水平対向ならではのビート感やサウンドは上、いかにもエンジンを回しているという官能的な部分では勝っているのかなという印象はあります。
あとは、VABに乗ると今まで乗ってきたスバル車を思い出させる”懐かしさ”みたいなものがあって、これはEJ20に因るところが大きいです。
等長等爆になってからずいぶんと良くなりましたが、それでもスカスカな低速トルクはEJ20の伝統かも(笑)
20年前に初めて買ったEJ20(EJ208と呼ばれる2ステージツインターボ)は、低速がスカスカ、そして重たいクラッチと、今思えばなかなか癖のあるものでした。
280馬力、34.5Kg-mとハイスペックでしたが、パワー感は当時同期が乗っていたシングルターボのEJ20(EJ207)の方が上回っていました。
それにしても、ツインターボ(レガシィ系)とシングルターボ(インプレッサWRX系、フォレスター)と作り分けていた当時のスバルは本当凄かった。
(今のFA20とEJ20の関係も同じかも?)
EJ20搭載車は都合3台買いましたが、一番良かったのはGDAのEJ20(EJ205)で、250馬力、34.0Kg-mとスペック的にはちょっと平凡ではありましたが、低速トルク重視で、燃費もそこそこ(街中でもリッター7~8キロは走りました)。
ハイパワー版やNAは等長等爆になり、所謂ボクサーサウンドが聞こえなくなってしまいましたが、EJ205は最後まで不等長エキマニが残りましたので、マフラーを交換して、ドコドコとさせていたのでした。
自己所有はしませんでしたが、EJ20で一番完成度が高かったのは4代目レガシィ(BP/BL)のターボ(EJ20X、EJ20Y)かなぁなんて気がします。
燃費、パワー、トルクのバランスが一番良くて、2003年に初めてBPを試乗した時に、「これって本当にEJ20?」とえらく驚いたのを覚えております。
ハイブリッド全盛のご時世に、こうやってエンジンを語れるというのはさすがスバル。
トヨタの2ZR-FXEって、回すと気持ち良いなんて話など聞いたことないですし、ここ10年ぐらいでエンジンが黒子になってしまったのは守旧派のクルマ好きには本当寂しい限りです。
そういった意味でもマツダからもうじき出るだろうと言われている、新世代のガソリンエンジン(スカイアクティブX)には興味津々であります。
Posted at 2019/09/28 14:09:33 | |
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