
豊中市の第2回上下水道モニター会議として、柴原浄水場の見学をしてきました。
1回目の会議のブログはこちら
上下水道モニターに選ばれました♪
1. 1回目の会議に比べてシンプルな看板です。
2.机の上にはヘルメットや軍手、あれこれが置かれてました。
ヘルメットのマークは豊中市のマークをアレンジしたものです。
3. 今回は施設見学ということもあって同伴者もいて、人数がさらに多くなっていました。そしてまちの浄水システムについて20分程度説明がありました。
4. この浄水場の、水源から蛇口までの流れです。
特徴としては水源は川の水を直接ではなく、地下の伏流水であるということです。もともとキレイな水なんですね。
ただ我がまちで使われてる水の9割は大阪市から買っているそうで、ここでつくられてる水道水は全体のわずか1割に過ぎないのだそうです。残念ながらうちの家では大阪市から買った水が配水されてました。
5. ここで3つの試験薬が登場します。①は川の汚れ、②はPACという、汚れの凝固剤、青帯はpH試験薬です。
6. この水道水に入れて浄水の実験をします。
7.(左上)①を入れると水が白く濁ります。
(右上)②のPACを入れると汚れが固まって底に沈みます。
(右下)ペットボトルに砂を入れたものにこれを注ぎます。
(左下)固められた白い汚れが砂でろ過されてキレイな水になります。
8. 青帯のpH試験薬を水に入れるとピンク色に反応します。昔浄水器の悪徳販売業者が「無料で水の点検しますよ」と入れてたのがこれです。
9. 浄水には5種類の大きさの石ころや砂が使われています。
10. 大きい石が下、小さな砂が上になってます。
11. 浄水場内の実験施設も見学しました。何がなんだかわかりません。
12. 365日24時間無休の管制室。ここで猪名川の取水地から浄水システムのすべてをモニター監視しています。
13. 浄水場の全景です。昔はタンクに蓋はなかったそうですが、テロやイタズラ対策で密閉されるようになりました。
14. みんカラなので水道局のクルマも撮ってみました♪
15. 「フィッシュモニター」猪名川の原水に金魚を入れておき万一金魚に異常があるとすぐ取水を停止します。取水地近くにも池がありそこにはより敏感な小さな金魚を入れてあります。ここに写っているのは大きくなりすぎた金魚です。余生を過ごしています。
16. 先程の汚れ凝固剤「PAC」のタンクです。使用するのは超微量なので健康には影響はないそうです。
17. このタンク「高速凝集沈殿池」の中でPACで汚れを凝固させ分離させます。
18. 続いてこの「急速ろ過池」で砂でろ過します。
19. 砂が汚れるので定期的に水を抜き、砂に水を掛けて洗います。
20. 砂を洗うと水がめっちゃ濁ります。この濁った水は下水道に流します。
21. 浄水前の原水の濁り(見た目はキレイだけどけっこう汚れてる)と浄水後の濁りの少なさ。ちゃんとセンサーを使用して管理しているんですね。
約2時間半、とても勉強になりました。
質疑応答で質問したのは「①よくかび臭さが発生して活性炭を投入したとか聞くがこの浄水場ではそういうことはしないのですか?」、「②大阪市から買っている水は「おいしい」高度浄化処理がされているというが、そこまではしないのですか?」という2問を問いかけました。
水道局の方の答えは、「①地下のキレイな伏流水を原水にしてるのでかび臭さとかは発生したことがないです」、「②大阪市の原水は京都から流れてくる淀川の上澄みを汲んでいるのですがもともと色がついているほど汚く臭いのです。それを取り除くために高度処理をする必要があるということで特別においしい処理をしているわけではないです」というものでした。
次回は9月ということで、それまでに市の広報誌へのアンケートがあるそうです。
けっこう面白いので参加してよかったと思います。
撮影機材
EOS R6 MarkⅡ
EF16-35mm F4L IS USM
マウントアダプター EF-EOS R
Marumi EXUS PLフイルター
最後までご覧いただき有難うございました!
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上下水道モニター | 日記
Posted at
2024/06/15 16:17:10