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2024年06月01日 イイね!

スカベンジリターンチューブ

スカベンジリターンチューブドライサンプ用のオイルタンク、スカベンジポンプがクランクケース内の気体もまとめて吸い出したオイルがリターンされてくる。

つまり、基本的に気泡まみれ。

なので脱気、脱泡が必要。


スカベンジリターンのフィッティングからチューブがタンク内壁に沿って伸びてて、丸いタンク内側で渦を巻かせて気液分離しやすい仕組みになってる。


これは外見はボットン式リターンに見せかけて、内側にはちゃんとチューブ付いてるタンク。
良いですね。


これはAREのスピントリック。
スカベンジリターンラインの途中にカマせて強制的にエア分離させる専用の装置。
ナスカーにも使われてるらしい。


これくらいスカベンジリターンのエア分離には気を使われてるのが普通なんだが…



俺が買ったオールスターパフォーマンスの激安タンクはぼっとん式リターンです、、、
見た目に騙されたパティーンorz
壁面までチューブ延びてると思うじゃん普通…。


なんでこんな構造になってるかって言うと、トップカバーにバッフル構造が吊るされてる関係で、タンク側にチューブがあると邪魔になって上からバッフルが入らないから。
分解式タンクになってるのは良いがなぁ…。


数年前に買って分解してみて絶望したが、トップカバー式でもチューブが付けられるように無い頭をひねってみた。
やりようはある。


という事で、






光陽のホルモン定食おごりで、またF氏に金属加工を依頼。
業者に出すの考えたら安いもんよw!





ウホッww
笑えるくらい絶妙の挿し込み寸法ww
これですよコレ!





発想の転換。

チューブが邪魔でバッフル入らないなら、バッフル入れてからチューブ挿せばいいんじゃね?

これならトップカバー方式でもスカベンジリターンチューブをタンク壁面まで伸ばせる。
別にリターンチューブがタンクと溶接で一体になってる必要無いんだから。



もうちょっとタンク壁面に沿う角度が理想だけど、元々溶接されてるハッタリリターンパイプの位置が悪くて仕方なし。
チューブ先端に角度切りでパイプ繋げれば調整出来ん事も無いが、使ってるアルミパイプがフィッティングに挿し込む寸法と内径の関係で肉薄だから溶接が厳しい。
ロウ付けならイケるかも知れんが。


ピーターソンのタンクのリターンチューブも壁面に対してこれくらい角度付いてるから、まぁイケるでしょ。
ぼっとんよりはよっぽど良い。



組む時はトップカバー先に付けてバッフル入れてから…


リターンフィッティング一体のチューブを挿し込めばOK。


激安オイルタンクとは思えない、フィラーから見える内部構造www





圧入だけでも大丈夫とは思うが、念のためエポキシで接着。
オイルライン周りにエポキシはどうなの?と思われるかもだが、


MOROSOのスクリーンフィッティングもエポキシ接着です。


スクリーンフィッティング自作キットにもエポキシがセットになってたりするし。



せっかくコネたんで、余ったぶんはノーマルオイルポンプ(という名のドライサンプ用ブロックフロントカバー)のメクラしたレベルゲージ穴を裏からも完全に埋めといた。
これでエア絶対吸わんだろう。


という事で、ぼっとん式リターンと今回作ったチューブ式リターンの流れの違いを実験してみた。
水でですけどね。



ぼっとん式





リターンチューブ式。


うーん、水流が弱過ぎてイマイチな実験結果になったが、まぁぼっとんよりは良いだろ。

本当はバッフルで渦巻き出来るのを補助しつつ脱気出来たオイルがタンク下に落ちるように、タンク内壁際まで完全に遮るバッフルが付けば良いんだが、これもトップカバーが内フランジのせいで、フランジ内径より大きいバッフルがタンク内に入らない為出来ない。

こればっかりは物理的に不可能なんよなぁ…。

フランジと同じ幅の板を2分割にしてタンク内に溶接して、上から入るバッフルと高さを合わせるか、重なるように付ければ出来ん事も無いが、そこまでやる必要があるのか?と。
いや、気が変わったらやるかも知れんけど。



まぁひとまず気に入らなかったスカベンジリターンチューブが、まともなオイルタンクとほぼ同じ構造に改造出来て満足。
ぼっとんリターンのタンクだけは絶対に使いたくなかったんでね。

古いタンクや、何も考えて無い自作タンクだと上からジョボジョボ戻してるのもあるし、それでEg壊れるかって言われたら恐らく大丈夫なんだろうけど、やっぱ拘るトコは拘りたい。




F氏にフィッティング削ってもらったついでに、ベントカンのベント用(ややこしいな!)AN8溶接アダプターも既存穴にハマるように修正してもらった。




AN8キャップも来てるんで、後は溶接してもらうだけ。







オイルタンクの方のドレン用のAN12キャップの内側にはネオジウム磁石をエポキシで貼り付けてマグネットドレンキャップ作った。




これでタンク内のミクロン単位の鉄粉も吸着除去してもらいましょう。


ドライサンプ作業、まだまだ続く。
Posted at 2024/06/01 09:32:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライサンプ | クルマ

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「@亡霊師ー この前まで出て来なかったんですけどねぇ…。みんカラ自体がそういう仕様になったのか、俺のPCの問題なのか…?とにかく邪魔で仕方ないです!」
何シテル?   07/20 18:11
左ハンドルのAW乗りです。 本職はバンドマン、ドラマーです。 http://ameblo.jp/jack-roid916/ 終の車スーパーセブンを...
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