2021年06月08日
パソナ1000%の衝撃!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■パソナ1000%の衝撃!
コロナと五輪でボロ儲けのカラクリ
公開日:2021/06/07
コロナ禍に前年比1000%増――。
パソナグループの最終利益が波紋を広げて
いる。
今年5月期の通期連結業績予想を上方修正。
純利益は62億円と、前年の5億9400万円
から実に942.3%アップ、約10倍増となる
見込みだ。
大幅に利益を伸ばした事業は、官公庁や
企業から業務プロセスの全てを請け負う
「BPOサービス」。
この中には政府から巨額で請け負ったコロナ
対策関連事業も含まれるとみられる。
例えば昨年の「持続化給付金」事業だ。
パソナが設立時から電通などと共に関与した
一般社団法人「サービスデザイン推進協議会」
が、まず769億円で受託。
749億円で再委託された電通が子会社5社に
流し、さらにパソナやトランスコスモスなど
に計417億円で外注――と、血税“中抜き”は
猛批判を浴びたが、とりわけパソナの受注費
は約170億円と際立って多かった。
五輪関連事業でも「特権」を与えられて
いる。
大会組織委員会と「オフィシャルサポーター」
契約を締結。
先月26日の衆院文科委員会で
「人材派遣サービスはパソナしか許されていな
い。43(の競技)会場の派遣スタッフを頼む
ときはパソナに(仕事を)出さなくてはいけ
ない契約になっている」
(立憲民主党・斉木武志議員)と、事実上の
独占状態なのだ。
■コロナで中抜き、五輪ではピンハネ?
究極の買い手市場だからか、国会審議では
“ピンハネ”疑惑も浮上。
パソナの五輪有償スタッフの募集要項によると、
時給は1650円(深夜時間帯は125%の割増賃金)、
日給にすれば約1万2000円程度だ。
ところが、組織委と委託先の広告代理店との
契約書や内訳書には人件費の1日単価は35万円、
管理費・経費を含めると日当45万円と出てくる
という。
ピンハネ率は97%。代理店からの独占委託で
利益が転がり込めば、儲かるのも納得だ。
コロナ不況で早期・希望退職を募る企業も増加。
再就職支援事業も「好調」というから、まさに
「人の不幸は蜜の味」だ。
「会長の竹中平蔵氏は菅首相のブレーン。今
も国家戦略特区諮問会議や産業競争力会議の
有識者メンバーです。公的機関の仕事に食い
込めるのは“政権の友”への優遇ではないのか。
違うならハッキリと説明すべきです。政府
分科会の尾身会長の『五輪開催は普通はない』
発言に竹中氏は6日、『越権行為』『ひどい』
と関西ローカル番組でカミついていましたが、
開催中止で利益を失いたくないようにしか聞こ
えません」(経済評論家・斎藤満氏)
日本にも“ぼったくり男爵”は存在する。
【転載終了】
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この人の背後にいる組織が問題ですね。
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Posted at
2021/06/08 09:02:17
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