2016年04月29日
日刊ゲンダイより。
【転載開始】
■円高に中国リスク…大企業“下方修正&減益予想”ラッシュ<2016年4月29日>
大手企業の決算発表(2016年3月期)が本格化してきた。
27日は約140社、28日は約300社だ。GW明けも決算発表は続き、
5月13日に約900社とピークを迎える。
「4月に入り、ソニーや東芝など130社を超える企業が下方修正しました。円高に加え、
個人消費の低迷、中国リスクが直撃し、多くの企業は業績を悪化させています」(市場関係者)
三菱重工は5月9日に決算発表の予定だが、今週2度にわたって下方修正した。
まず客船事業関連の損失計上により、
純利益を900億円から660億円(26.7%減)に引き下げ、その2日後に、
燃費不正の三菱自動車の業績悪化を受け、さらに20億円下方修正した。
「市場ムードは悪くなるばかりです。決算発表と同時に出される今期予想(17年3月期)が、
とにかく悪すぎます。減益を見込む企業が多く、このままだとGW明けの株式相場は
大荒れでしょう」(株式評論家の倉多慎之助氏)
決算発表を終えた大手企業の17年3月期予想は、確かに減益ラッシュだ。
営業利益ベースで、川崎重工は前期比27.0%減、ファナックが同45.6%減
、マツダ同25.0%減、コマツ同28.1%減、キッコーマン同3.4%減となっている。
■日経平均は1万3000円まで下落
「GW後も減益予想は続くでしょう。日経平均(225銘柄)の1株利益は前期1160円ですが、
今期は20%減益になるとみています。この数値をベースに、PER(株価収益率)から
計算した日経平均は1万3000円です」(ミョウジョウ・アセット・マネジメントの菊池真代表)
大手企業の想定為替レートは1ドル=110円(川崎重工、マツダ、任天堂など)だ。
この水準より円高が進めば、為替差損が発生し、業績は一段と悪化する。
熊本地震によるサプライチェーン(部品などの供給網)の寸断も製造業を襲った。
GW明けは要警戒だ。
【転載終了】
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伊勢サミットを控え、この状況でも追加緩和ができなかったとみるべきでしょうか?
日銀が追い込まれているとみるべきなのか?
只、安倍政権の危機管理能力が?の今・・・
まあ、サミットの地ならしということなのでしょうけど、
どうなるのだろうかという疑念もあります・・・こんな時に外遊(字の如く遊びに行く)。
日経の報道では、「追加緩和回避は来たる時への隠し弾・・・」と書いていましたが、
政権応援団の日経では眉唾のような気もしますが。
日銀審議委員に黒田派(マイナス金利理解者)を入れ替えた目的は・・・?
5月に大暴落するという2月の予測が当たるのか?
外資が買い越ししていたタイミングなので、
外資は追加緩和を予測していたんでしょうかね?
何れにしろ、浮かれ気分でいられるGWではないような気がします。
Posted at 2016/04/29 08:10:15 | |
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