船便

待つこと４ヶ月、ついに船便が到着しました。


メーカーに製造をお願いして、約１ヵ月でラインオフ、メーカー船便のコンテナを待ってほぼ予定通りに手元に届きました。




そこまでして船便にこだわったパーツはこれ。





察しの良い方は、輸送方法と箱のプロポーションでわかっちゃったと思いますが、セニックRX4のショックアブソーバー一式です。


あっ、箱に絵が描いてありましたね。(^Д^)





RX4のショックアブソーバーは、アフターマーケットの製品が少なく、選択肢に限りがあります。
一号機で、ビルシュタインの製品を代理店より取り寄せたことがありますが、これがまた全然サイズの違った物。
性能には定評がありますが、サイズが合わなくてはどうしようもありませんね。






調べて行くうちに、スペインカヤバ製に適合品がある事がわかりましたが、棲み分けが明確なため日本のカヤバ経由では取り寄せ不可。
船便指定でのルートも見付からず、残念ながら断念。



国内では、純正しか手に入らない感じです。



一号機の時、フランスからショックアブソーバーを二度取り寄せたことがあります。
一度目は、純正のリヤショックのみ。
二度目は、TRW製のアフターマーケット用を前後ともフランスから。

これ、私の勉強不足から、フランスの知人に購入してもらってエアで取り寄せをしてしまいました。
ありがたいことに通関のチェックで見付かりませんでしたが、ショックアブソーバーは高圧ガス封入製品のため、航空貨物では運ぶことができず、もし見付かっちゃったら没収になっちゃうことが後からわかりました。

それ以上に問題なのは、上空の気圧変化でガスが漏れ出してしまう心配があります。
この点も、失念した状態でオーダーしてしまったので、一度目の純正ショックは、片側のガスが漏れ出しており、作動の状況が思わしくありませんでした。

二度目にオーダーしたTRW製のものは、４本で純正のリヤ２本分よりも安く、製品に対して不安もありましたが、空輸時の気圧変化でガスが失われることも無く、実際に一号機に装着して見たところ、性能的にも満足が行くものでした。





我が二号機は、走行距離こそ少なかったものの、経年劣化でブッシュ類はつぶれ、またガスも減っているような乗り心地でしたので、実績のあるTRW製を、パーツ輸入をしている商社経由でオーダー、取り寄せをしてもらいました。
TRW製、ビックリするほど安いけれど、純正品よりも遙かにコストがかかっていると思います。
純正品の納入価格を聞いたら、言葉を失う人も沢山いるんじゃ無いでしょうかね。(^Д^)

さすがに自動車パーツ取扱業者だけのことは有り、「ショックアブソーバーは、船便でしか運べませんから、コンテナの都合で時間がかかりますよ」と、即答で説明を頂きました。




さて、これで二号機の足回り整備に取りかかれるわけですが、単にショックアブソーバーを取りつければOKと言う訳には行きません。
ショックアブソーバーの、エア抜きとも言える作業をしなくてはならないのですが、「正立でフルストロークさせて、倒立で開放」だったか、「倒立でフルストロークさせて、正立で開放」だったか失念してしまいました。

これを確かめないうちは、結束バンドをうっかり外すことが無いようにしましょう。(^Д^)



足回りのリフレッシュ後が楽しみです。