天気予報は「一日雨」と言う事でしたが、予報が外れて晴れちゃった。(^Д^)
“T氏”に連絡したところ、「今年は剪定作業が順調なので時間はありますっ!」って事で、今回は「カングー4×4」の“試乗会の始まりです。
「カングー4×4」の特性から、変化に富んだコースの方が性格がわかりやすいのではと思ったため、”
「セニックRX4の試乗」と同じコースを北上すべく出発しました。
例によって、最初は“T氏”に助手席に乗ってもらい、大まかな車体の感覚を掴んでもらいます。
カングーは前出の2台と比べ、より簡潔に仕上げてあるためも有り特にリヤ回りからの音の侵入が大きいのですが、「建て付けなど割り切って作ってあるから音は気にしないで」「一時代前の営業のバンの乗用車仕様だと思ってね」と、リヤで音を立てる車載工具と取り外してころがっているスワンネックの音を無視するように伝えて、近所の度重なる埋め戻しで凸凹になった町道をやり過ごしたところで運転交代です。
さすがに運動神経抜群の“T氏”、ムルティプラで左ハンドルに慣れたため、幅の狭いカングーでは余裕の操作です。
「デカングーはもう少し乗用ライクに仕立ててあるのと、これば4×4だから10センチ近く車高が高い事をちょっと頭の隅に入れといてね」と、伝えた後に走り出しましたが、走り出すなり「これもシートの感じが良いですね」「うわーっパワステもすごく自然で違和感が全くありませんね」とか「吸い込まれるようなシフトチェンジの感触はセニックとおんなじですね」などと、矢継ぎ早に感想が帰ってきます。
「シフトレバーの形状もパターンもセニックと同じだし、両方とも今時のワイヤーじゃ無くてリンケージロッドでギヤボックスと繋がっている」「シフトパターンは、左ハンドル用に設計されているから、セニックの右ハンドルの時よりもずっと使いやすいはず」「ムルティプラはワイヤーコントロールなので、リンケージのあそびもイナーシャも無いのでそれぞれに好みが分かれる」というようなことを話ながらワインディングロードに入ります。
「MTってこんなに楽しかったんだ、このエンジンの粘る感じとゲートの途中からスッと自分からギヤが入っていく感じ、国産のMTでは得られない感覚ですね」と、MTに対する評価がひときわ高いようです。
セニック共々ギヤのシンクロの働きが素晴らしく、力でシフトチェンジせずともゲートに正確に導けばスッと自分から入って行く感じ、半ば力ずくでガツンガツンとレバーを操作する、出来の悪いことをスポーティーと錯覚させているような、絶滅危惧種の国産MT車とはまるで違う感触です。
「MT操作に全く力がいらない」という“T氏”の感想はもっともです。
「この車もしっかりと外側の足が縮んで、内側の足が不用意に伸びることがない」「ロールスピードがゆっくりで、一番Gが大きくなったところで一番深くロールする」「クリッピングポイントを過ぎてからも、急にロールが戻るような動きが無くてすごく自然」と、しきりに感動している様子です。
「外見だけ見てなんかかわいい感じの車だと思っていましたが、こんなに自然な挙動をするすごく面白い車ですね」とか、「これ、あがりの車ですよ。○○子(私のかみさんの名前)さんこんな良い車に乗ってるんだ!」
と、感想を伝えてくれるので、「そう、あがりの車なんだよ。だから自分ではあまり乗らないようにしている(^Д^)」などと答えます。
エンジンも、絶対トルクは排気量相応にしか有りませんが、極低速での粘りが素晴らしくまた4×4用に改められたギヤ比のおかげでもう万能な感じです。(^_^)v
「なんかこれで良いって言う感じですが、あえてデカングーの必要って有るのかな?」という質問には、「小カングーもデカングーも、ダブルバックドアと言うことに注目しなければいけないところで、左右にドアが開くことによってフォークリフトでの積み込みが可能になる」「小カングーは旧EU規格のパレットサイズがピッタリで、デカングーは新規格のパレットが入るように作ってある」「もっとも4×4では、スペアタイヤが荷室の右側に立てて収納してあるので、旧パレットの奥行きが短いタイプが、辛うじて縦長方向に入るだけなのでどっちにしてもNG」というようなことを伝えておきました。
実は、デカングーのマニュアル車にも左ハンドルにも乗ったことが無いので、これ以上はなんとも答えようが無かったのも事実です。(そもそも4×4も無いしね)
話は脱線しますが、EUパレットと言えば代車でシトロエンC5(ブレイク)を借りた時のことを思い出します。
“俺に任せてくれ”と言わんばかりの荷室に、EUパレットを積み込もうとした時のことです。
「さすがは欧州車!」と言った感じでリヤハッチの開口部はパレットサイズにピッタリで、そのままパレットを押し込んでいったところ・・・
リヤシートの固定部分の近くだったでしょうか、荷室の内張に消しゴム大の出っ張りが有り、そこでパレットが痞えてしまい、積み込み不可なんて言うたわけた事になってしまいました。
何処で間違っちゃったんでしょうね。(;。;)
一山越えたところでインター二つ分ほど高速に乗り、山奥のおそば屋さんに向かいました。
ところが・・・
冬期休業中の張り紙が・・・(カングーの“試乗会”は2月26日の出来事なのでした)
例年の雪や凍結に合わせて休業にしているのでしょうけれど、この暖冬では見込み違いでしたね。
二の矢も考えていたので、そこで昼食をとることにしましたが、そこで“T氏”はおもむろに何か取り出しました。
なんと、取り出されたものはA4コピー用紙にびっしりと2枚、老眼鏡無くしてはな〜んにも読めないくらい小さな文字で、歴代スバルのインプレッサ、フォレスター、レガシーの諸元が書かれたものでした。
“T氏”曰わく、「セニックの感じがあまりにも良かったものだから、今まで自分が乗った車の中から一番フィーリングが近いと思ったのを思い出し、他のとディメンションがどう違うのかを比べてみた」と、その資料でした。
「セニックRX4」「ムルティプラJTD105」「カングー4×4」と、あまり日を置かずに“試乗会”を行ったわけですが、“T氏”一番のお気に入りは今のところ「セニックRX4」の様です。
「2台続けて買っちゃった理由わかるでしょ?」と言う私の問いかけに、「どの車も個性的でしたが全部に共通して言えることは、車が一切余計なことをしないって言うことと、自分の任意のスピードでストレス無く走れるって言うことですね」「その中でもセニックがシートの良さも含めて一番かな」「どこでもカントクさんの求めているものって、これ以外にこれからも含めて現れないんじゃ無いかと思いますが」と言う答えをもらいました。
「それじゃあ〆は
“隠し球1号”車ね」「今ヘッドボルトの入荷待ちだけど、整備が終わったら“試乗会”だから」と言う事で、一連の“試乗会”は終わったのでしたが・・・
その足でカングーの車検整備に向かったのですが・・・
“試乗中”じゃなくて良かったね。(゜Д゜)
でもでも・・・
自分の車をこんなに的確にほめられるって・・・
とっても嬉しいことですね。(^_^)v
Posted at 2019/03/12 00:15:35 | |
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